母から分らないことが幾つかあるので週末に来てほしいと言われていた。午前中は庭の木の枝を落とし、伸び放題の雑草を抜いてから中国道を走り西へ向った。昼飯は途中のコンビニで買ったおにぎり。それから、水分不足が怖いのでお茶とスポーツドリンクを合わせて2本。
毎度のことながら、母の家には直接向わない。さて、何処に寄ってから行こうかと考えながら走る。最初は新見辺りの石灰岩スポットを考えていたのだが、時間的に苦しい感じ。それならと、2週間前に探しに行って出会えなかったヨソオイツルタケを探しに行くことにした。高速で30分ほど走り、山の下の駐車場に車を停めた。面倒臭いからサンダルで行こうかとも思ったが、以前、ここで鹿が走りまわっているのを見たことがあった。市中の小山にまさか蛭は居ないだろうと思ったが、登山用のソックスと靴を履いて登ることにした。
最初からヨソオイツルタケの嘗て良く見かけた辺りを目指して登る。乾燥気味できのこの姿は少ない。最初に出会ったのは・・・・
フタイロベニタケ Russula viridirubrolimbata J.Z. Ying
このきのこは長いこと、図鑑でしか見ることのなかったきのこなのだが、なぜだか最近良く見るようになってきた。
タマゴテングタケモドキ Amanita longistriata S. Imai
相変わらず、良く見る。
アイタケ Russula virescens (Schaeff.) Fr.
ちょっと古いのか、色が褪せて判断に迷う。
ヨソオイツルタケは一向に見つからず、もう諦めようかと思ったけれど、範囲を広げて笹の生えている斜面を探していると、下の方に白っぽいきのこの傘が見えた。
ヨソオイツルタケ Amanita hamadae Nagas. & Hongo
もうちょっと幼菌の内に撮りたかったけれど、久し振りの出会いだ。
反対側に廻ってパチリ。
左:ツボの部分
右:近くにもう直ぐ顔を出そうとしているヨソオイツルタケ?
これだけ探したのだから、もう他にはないだろう。山を下ることにした。
ウスキモミウラモドキ Entoloma omiense (Hongo) E. Horak
ウスキモミウラモドキ 幼菌
ヒメアワタケ Tubosaeta parvulus (Hongo) (ad inter.) = Xerocomus parvulus Hongo
ヒメアワタケ 孔口
変色性なし。傘表面を擦っても顕著な変色性はないのがちょっと気がかりだ。
斜面を降りて行くと、杉の倒木が草むらに転がっていて、何やら赤い硬質菌が出始めていた。
ヒイロタケかなと思ったが、丸太の下を覗くと幼菌が付いていた。
こいつはヒイロタケではなさそうだ。
一つを木から剥がしてみた。まだ生長途中らしく、柔らかい。
シュタケ Pycnoporus cinnabariunus (Jacq.: Fr.) P.Karst.
周辺はかなり薄いが根元の辺りは厚さが1cm以上ある。孔口はヒイロタケよりは大きめだが、それでも目で穴がやっと見えるくらい。ずっと見たいと思っていたシュタケの特徴に一致する。
一時は収穫なしかと思ったけれど、短い時間だったが満足の結果だった。たっぷりと汗をかいて車に到着し、また中国道を西進。新見インターで降りてから石灰岩の谷を下り福山に向った。途中、足が暑いので運転しながら靴下を脱いだのだが、その時に指がヌルッとしたものに触れたのだ。この感触には記憶がある。蛭だ。
嫌に大きいのは僕の血をしこたま吸ったからだろう。パニックになりかけたが叩き落とした。そのまま運転を続けて赤信号で止まった時に足許を見ると太さ15mm位で長さ40mmくらい蛭が這いずりまわっていた。ティッシュで摘まみあげてビニール袋に放り込み、口を結んで助手席の床に放り投げた。止血はできぬまま、母の家まで運転を続けたが着いた頃には血は足の裏まで流れていた。
ちょっと血の巡りが良くなったかもしれない。
毎度のことながら、母の家には直接向わない。さて、何処に寄ってから行こうかと考えながら走る。最初は新見辺りの石灰岩スポットを考えていたのだが、時間的に苦しい感じ。それならと、2週間前に探しに行って出会えなかったヨソオイツルタケを探しに行くことにした。高速で30分ほど走り、山の下の駐車場に車を停めた。面倒臭いからサンダルで行こうかとも思ったが、以前、ここで鹿が走りまわっているのを見たことがあった。市中の小山にまさか蛭は居ないだろうと思ったが、登山用のソックスと靴を履いて登ることにした。
最初からヨソオイツルタケの嘗て良く見かけた辺りを目指して登る。乾燥気味できのこの姿は少ない。最初に出会ったのは・・・・
フタイロベニタケ Russula viridirubrolimbata J.Z. Ying
このきのこは長いこと、図鑑でしか見ることのなかったきのこなのだが、なぜだか最近良く見るようになってきた。
タマゴテングタケモドキ Amanita longistriata S. Imai
相変わらず、良く見る。
アイタケ Russula virescens (Schaeff.) Fr.
ちょっと古いのか、色が褪せて判断に迷う。
ヨソオイツルタケは一向に見つからず、もう諦めようかと思ったけれど、範囲を広げて笹の生えている斜面を探していると、下の方に白っぽいきのこの傘が見えた。
ヨソオイツルタケ Amanita hamadae Nagas. & Hongo
もうちょっと幼菌の内に撮りたかったけれど、久し振りの出会いだ。
反対側に廻ってパチリ。
左:ツボの部分
右:近くにもう直ぐ顔を出そうとしているヨソオイツルタケ?
これだけ探したのだから、もう他にはないだろう。山を下ることにした。
ウスキモミウラモドキ Entoloma omiense (Hongo) E. Horak
ウスキモミウラモドキ 幼菌
ヒメアワタケ Tubosaeta parvulus (Hongo) (ad inter.) = Xerocomus parvulus Hongo
ヒメアワタケ 孔口
変色性なし。傘表面を擦っても顕著な変色性はないのがちょっと気がかりだ。
斜面を降りて行くと、杉の倒木が草むらに転がっていて、何やら赤い硬質菌が出始めていた。
ヒイロタケかなと思ったが、丸太の下を覗くと幼菌が付いていた。
こいつはヒイロタケではなさそうだ。
一つを木から剥がしてみた。まだ生長途中らしく、柔らかい。
シュタケ Pycnoporus cinnabariunus (Jacq.: Fr.) P.Karst.
周辺はかなり薄いが根元の辺りは厚さが1cm以上ある。孔口はヒイロタケよりは大きめだが、それでも目で穴がやっと見えるくらい。ずっと見たいと思っていたシュタケの特徴に一致する。
一時は収穫なしかと思ったけれど、短い時間だったが満足の結果だった。たっぷりと汗をかいて車に到着し、また中国道を西進。新見インターで降りてから石灰岩の谷を下り福山に向った。途中、足が暑いので運転しながら靴下を脱いだのだが、その時に指がヌルッとしたものに触れたのだ。この感触には記憶がある。蛭だ。
嫌に大きいのは僕の血をしこたま吸ったからだろう。パニックになりかけたが叩き落とした。そのまま運転を続けて赤信号で止まった時に足許を見ると太さ15mm位で長さ40mmくらい蛭が這いずりまわっていた。ティッシュで摘まみあげてビニール袋に放り込み、口を結んで助手席の床に放り投げた。止血はできぬまま、母の家まで運転を続けたが着いた頃には血は足の裏まで流れていた。
ちょっと血の巡りが良くなったかもしれない。