コテングタケモドキ
傾斜も緩みもうすぐブナの平につく。でも、ここでちょっとした勘違いに気がついた。目的にしていたヒメベニテングタケが良く発生する場所、ブナの平じゃなくて奥ブナの平だった。この場所からは15分くらいだろう。ほとんど高低差のないブナ林の中の尾根道なので、きのこを観察しながら歩いてゆく。
クサイロハツ
この尾根道のクサイロハツは緑色がとても綺麗。良い時期に来たようだ。
ヘビキノコモドキ
カバイロツルタケ
尾根の道にはミヤコアオイ?に似た葉が沢山、左右に見えている。でもこの山にギフチョウの類がいるという話は聞かないけれど・・・、などと考えているとアサギマダラがヒラヒラと飛んできた。カメラを構えていると枝に停まってくれたのは良かったが、翅を閉じて休憩。少し翅を開いてくれれれば良いのだが無風状態でそのまんま。
その先に、きれいなクサイロハツが幾つか出ていた。
友人はクサイロハツの写真を真剣に撮ることにしたようだ。新しいレンズの使い方もイマイチ分らないようで時間がかかりそうなので、先に進むことにした。
しばらく進むと目を疑う光景。尾根道の真ん中に大きなきのこ。あれはどう見たってムラサキヤマドリタケだ。
ムラサキヤマドリタケ
この山を何度も歩いているが、尾根道でムラサキヤマドリタケに出会ったことは一度もなかった。写真を撮り、友人が追いついてくるまで待っていた。
その近くで今日の目当てのヒメベニテングタケ発見。
ヒメベニテングタケ
カラカラだ。やっぱり、雨が少ない。
少しはマシかな・・・・
タケリタケ
この山の名物。多分、ガンタケが化けている。
そしてブナの木の根元には・・・・
Amanita sp.
これは何だろう。写真はこれだけ。ツバは薄く黄色味を帯びているがクロコタマゴテングタケのような明確な壺はなかったし、
全体的にしっかりしたきのこだった。
間もなく奥ブナの平に着く。そこで昼飯にすることにした。
つづく。