もう一つの水色のイグチの観察地に向かう時に途中で、少し道を外れて近くに住んでいる知り合いに連絡を取った。
今回の大学の先生や学生さんやN夫妻を加えると10人近い。それが突然、山の中の家の周囲に入ってきたらどう思うだろうか。
目的地に着いて車の停めるスペースを確保してから知り合いに挨拶をした。実はきのこの発生具合を事前に問い合わせていたのだが、自分の目で確かめに来いと言われてしまった。ちょっと、ご無沙汰し過ぎたかな。。。。
目的のイグチは何とか、一個体だけ。それ以外は盛りを過ぎた老菌だった。
見ての通り、青みは消えて赤茶色に変わって行く。
比較的新鮮だが、傘径が20cmを超える個体。
大学の先生が撮っていた被写体。
オオコゲチャイグチ
可笑しかったのは、T先生が今晩、帰ってから研究室で試食をしてみようと言いながら、この個体をお持ち帰りしたこと。
研究熱心な学生さん達は緩斜面の中程で議論をしていた。
鳥取から来られていた方々は、早朝からの運転やおそらくは4ヶ所目の観察で疲れているのだろう。本当はこの先に、まだまだ、面白い名前すらないきのこが出ているのだが、今回はこれで終わりにしよう。
林を出るときに斜面の木の根元に出ていた小さなイグチに気が付いた。それはヒメウグイスイグチだったのだが、T先生は意外なことにヒメウグイスイグチを見たのは今回が二度目だと仰って眺めていた。その様子を見ていたら写真を撮るのを忘れてしまった。