Russula sp.
近場の山では食菌は出始めそうで出ないので、思い切ってブナ・ミズナラ帯の山に出掛けた。ブナ・ミズナラ帯の中では自宅から一番、近い場所。
だから、秋のシーズンには何度か訪れるところだ。秋の早いころにはナラタケが山ほど出るし、運が良ければ舞茸にも出会えるかと思って歩いてみた。
歩き始めて、すぐに出会ったのは薄紫色のベニタケ科のきのこ。これは成菌になると、色は薄紫色になるけれど、傘の径は10cmくらいになる。
Russula sp.
如何にも、薄紫色のハツタケ、ウスムラサキハツと言いたいところだが、図鑑で見るウスムラサキハツよりもずっと大きいし、もっと綺麗なウスムラサキ色をしている。
今のところ、名前を知らない。
この日は、ひょっとしてなめこも出始めているかもしれないと思って、登り始めて直ぐ、急斜面に取り付いた。
カエンタケ
急登の尾根には、悲しいかな、枯死したミズナラの大木が何本も立っていた。
立ち枯れてからせいぜい、2-3年というところ。そのうちの1本からは、去年、なめこが出始めていたのだが、今年はまだのようだった。
これは、Agaricus の仲間だろうと思ったが、少し先に成菌が出ていた。
Agaricus sp.
タケリタケ
こんな涼しくなってから出会うなんて・・・・
実は今日は連れ合いがいた。膝が痛くて登れないという。立ち木からなめこが出ていなかったので、なめこ探索は諦めて散策路に戻ることにする。
ある程度、予期していたことではある。急斜面は下るのもかなり危険。木の枝などに掴まりながら慎重に降りた。
見たときは少し、ピンク色に色付いて見えたのでヨソオイチャワンタケかと思ったけれど・・・・、どうかな?
小さなカエル
イヌセンボンタケ
??
栃の大木の下を歩いて、きのこ探しを続ける。
つづく。