今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

お気に入りの場所で イグチと遊ぶ     2013.07.08.

2013-07-14 22:45:38 | Weblog

 


 朝、出勤するときに勤め先の庭の植え込みの奥を覗いた。先週からヒメコナカブリツルタケとかアイタケ、アンズタケなどが出だしていたのだが、ベニタケ科のきのこが沢山出ていた。それから昼前から大阪に外出して戻ってきて駐車場から職場に向かう途中で、大きなイグチが沢山出ていることに気が付いた。





散水栓の蓋の下から出てきたようだ。






幼菌も沢山並んでいる。




Boletus auripes



 いつも出るところはどうなっているのだろうかと思って、見に行ってみると・・・・・











 こっちにも沢山出ていた。最近、このイグチが沢山出てくる。こいつを食べたという話はあまり聞いたことがない。一度、食べたような気がするが記憶があやふやだ。



 他にはこれ。




アヤメイグチ?


 以前、この場所にアイゾメクロイグチが沢山出ていたことがあったが・・・・、ちょっと見ただけでは判断が難しい。

 この椎の木の下の苔の生えた場所は、いろいろなきのこが出るお気に入りの場所だ。





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滝の脇の岩壁で  ウチョウランに近づく     2013.06.30.(3)

2013-07-13 23:29:15 | Weblog

 キカラスウリ


 滝の下まで何とか降りて、滝を見上げていた。どうしようもないのかな、と思ったけれどやはり諦められなかった。


 滝の上まで登山道から下りロープで降りた。嘘です。


 諦められなかったのは本当・・・・。もう一度、岩壁に取り付いて新しいルートを何とか少しずつ登った。何で最初の時は何も見つからなかったのだろう・・・・



 目の前に・・・・



ウチョウラン




 また少しだけ上に移動してみると目の前にウチョウランが咲いていた。デジイチには90㎜マクロがついていて、少し離れないと写真にならないのだが、動けない。バランスを取りながらマニュアルでピントを合わせて写した積り。イマイチだがこれで精一杯だった。ポケットにコンデジも入っていたけれど・・・・余裕はなかった。







 上を見上げると・・・・・






 さらに上には幾つかの花が咲いていた。もう上は無理だ。横に動いてみると・・・・




ハナゼキショウ













 写す向きは変えられない、横にだけは動けた。







 少し上を見ると目の前にウチョウランの花。







 諦めなくて良かった。下る時はカメラはバッグに仕舞い慎重に降りた。WEBでウチョウランを調べると、スゲと一緒に生えていることが多いのだとか。その通りだった。



 車に戻る道、またトンボが目の前に。












おわり。



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ナツエビネの様子が気になり庭に出る 2     2013.07.13.

2013-07-13 09:55:30 | Weblog
 今日から3連休だ。でも、まだ自宅。カラカラの庭でアナベルの分れた株が枯れているのを見つけて、慌てて庭に出て水を捲いた。蚊に刺されながら30分は捲き続けたかな・・・・、でも、枯れたものはしょうがないが、これ以上枯れては欲しくない。夕方から雨の予報ではあったけれど、それを待っていられる状況でもなさそうだ。



 だから、ナツエビネの様子が気になって庭に出たわけじゃなかった。水を捲き終わってからポケットに入れていたカメラでナツエビネの様子を写した。






1週間で花茎がかなり伸びてシャンとしてきて、蕾も大きく白っぽくなった。





どのくらいで開くのかな・・・・



 三株目は葉は元気なのだが、どうも途中で花茎に喰いついた虫がいたのかな・・・・、蕾は生長を止めてしまっていた。





花がつかない分、株を大きくして来年は二つ花茎をたてて欲しいもの。



 他に庭での事件といえば・・・・・




オキナグサ



 春に天満のSさんに頼んで送ってもらったオキナグサが発芽したこと。1週間前にプランターを買って土をつくって播いたばかりなのに、一杯発芽した。もう一つ、ポットに播いた方からは全然出ていない。環境の違いで差が出るから怖いものだ。プランターの隣にポットを移動させてみた。どうなるかな。






 今日はこれから、きのこの様子を見に行き、戻ってからシャワーを浴びてどこかに出掛けるつもり。







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湿原から山腹の滝に 満開のナツツバキを眺めてから・・・     2013.06.30.(2)

2013-07-12 22:38:39 | Weblog

 カキラン



 戻る途中に撮り頃のカキランが咲いていた。この場所のカキランは群生しないから歩きまわらないと・・・・。山側の木陰の流れの脇に隠れていた。そのまま車を停めた空地へ戻った。



 




 湿地を歩くために履いた靴を脱いでクロックスに替える。そして汗を拭いて・・・・、木陰に咲いていた白い花を観るとヒメジョオンとそれに良く似た、ちょっと背の高いものが混じっているように思えた。





最近、この仲間、ハルジオン、ヒメジョオンだけじゃないよね。











ニガナの咲き残り?
ピントが種に合ってしまった・・・



 それから小一時間ほど走り、途中のコンビニで昼飯を買って・・・・・山のふもとで車を停めた。近くのベンチで昼飯。のんびりしてから、山を登りだした。





ナツツバキ



 満開だ。

















 満開というより、咲き始め。一輪も盛りを過ぎた花がない。散った花びらが一つも落ちてない。一番見頃の時期だな。


 山道を登って行く。途中の道の脇には・・・・・








ナガバノハエドクソウ




花の終わったタツナミソウの仲間。
どこにピント合わせてるんだ?




オオハンゲかな・・・





トチバニンジンの花










クモキリソウだった・・・・・





銀鈴花




 花を探しながら登って行くと滝。ここが目的の場所。少し休憩してから、覚悟を決めて岩壁にとりつく。




ピンクの山紫陽花



 ふと気がつくと斜面に生えた木の根元に・・・・・




ハナゼキショウ



 それから少し登って行くと・・・・









      



 水色の山紫陽花が咲いていた。


 でも、その先をさらに登ることは出来なかった。仕方なく、一度滝の下まで下る。今度は滝の反対側の岩壁に取り付き登ってみた。カメラを肩から襷掛けにして斜面を登るのだが、途中でカメラのダイアルが動いてしまったようだ。折角見つけたハナゼキショウの花の写真は・・・・・





酷い写真・・・



 設定に気がついてから写した岩壁から覗きこんだ手の届かない斜面には・・・・・













 薄桃色の小さな花が写っているのだが分らないかも・・・・・。これに会いに来たのだが、あれじゃ滝の上からロープで下るしかないだろう。まだ死にたくないから、車にロープを取りに行くのは止めよう。ひとまず、斜面を慎重に下り滝を見上げた。



つづく。



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湿原 ハッチョウトンボといろいろ     2013.06.30.(1)

2013-07-11 22:37:38 | Weblog
 もう半月も前のこと・・・・

 前日に近所の湿地にカキランを見に行って、もう盛りを過ぎてしまっていたことに気がついた。それで今年は諦めて、また来年だな、と思うのが普通の人かもしれない。でも、あそこなら少しは遅いかもしれないと思う、俺。

 翌日、朝から出掛けた。





木陰の中の小道を進んで行き、途中から細い流れに沿って草原を歩いて行くと、一段下がった所から湿原が始まった。そして、進む先を見ると・・・・・



 あ、いた。真っ赤なトンボ。大きさは2.5cmというところ。ハッチョウトンボだ。去年、ハッチョウトンボが見たくて何度か湿地を歩いたけれど、見たような気がしたのは、今だからはっきり言える。間違いだった。本当のハッチョウトンボはここまで小さかったのか・・・・









 最初は近づくとすぐに飛び立ってしまっていたけれど、ゆっくりとカメラを構えて近づけば逃げないことに気がついた。



















 赤いのは♂だけど、雌が見当たらない。地味だから目立たないのだろう。そのまま、湿地の探索を続けた。





カキラン

ここのカキランは群生せずにポツポツと咲くようだ。



   


モウセンゴケとトウカイモウセンゴケ
ピンボケ失礼。ピンクのモウセンゴケはあいのこ?





やっぱり、ここも湿地の花は盛りを過ぎている。








カキラン





コケオトギリ










ムラサキミミカキグサ




モジズリ



 それにしても暑い。湿原は陽を避けることができないから、こんな快晴の日は堪らない。それでも、歩く・・・・




ランだな・・・・




      





コバノトンボソウ・・・・・多分。





また、カキラン




 そして前方に・・・・・、いたぞ。










ハッチョウトンボ♀










      
     これは、コバノトンボソウ





これは・・・・・、シオカラトンボ?





トウカイモウセンゴケ達



 ハッチョウトンボを初めて観て満足して車に撤退開始。


つづく。




 
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キバナノヤマオダマキ     2013.07.07.(2)

2013-07-10 21:54:03 | Weblog

 



 高原の草原で咲き始めているだろう・・・・・、キバナノヤマオダマキ。ヤマオダマキの変種とされている。今まで、八ヶ岳周辺、上高地辺りではキバナしか見ていないけれど、北信では普通の紫褐色から茶褐色に黄色のヤマオダマキが咲いていた。









 キバナノヤマオダマキといっても距の辺りの紫色の入り具合は随分と個体差があるみたい。









 ここの・・・・といっても、実は自宅のキバナノヤマオダマキは薄黄色一色。貰った一株から種で殖やしたもの。原産地は・・・・、そういえば、浅間山と言っていたような気がする。









 蕾がまた、可愛い。













 







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暑かった日曜日 夕涼みに岡に登る     2013.07.07.

2013-07-09 23:11:48 | Weblog




 日曜は暑かったなぁ。ニュースでは熱中症で千人以上が病院に運ばれたんだって。。その暑さが苦痛だった訳でもなかったけれど、家を出そびれクーラーのついた自宅でごろごろしていた。午後になって、北の方に雷雲が発生して雷がゴロゴロいいだして・・・・、窓からその方角を見ると酷く雨が降っているように見えた。



 午後の3時頃、一日中、ごろごろしていては夜のビールが不味くなると思い、出掛けることにした。ツタヤに行ってCDを借りた。適当に5枚借りて1000円。柄にもなく、きゃりーぱみゅぱみゅのCDも借りた。テレビのCMで何度も聞かされていたけど・・・


 ツタヤは自宅から見て北側にあるのだが、周辺は雷雲が去った後らしく、道が濡れていた。帰りに国道の右に光明寺という寺が山頂にある山が見えた。その中腹の駐車場からの景色良いので寄って行くことにした。


 駐車場へ登って行く途中、道の脇にきのこが沢山出ていて、車を停めては写真を撮った。デジイチは持ってきていないので、コンデジで。









      
     テングタケ






お、これは・・・・誰かのつけた仮の名前、忘れた・・・ Boletus auripes



      

 傘のはじのあたりに口孔を塞いでいた菌糸が僅かに残っている・・・・





アカヤマドリ



 大きくなるイグチだけど、ちょうど食べごろのものが幾つも出ていた。








      



 また車に乗って少し登る。また、きのこを見つけて降りて写真を撮る。そんなことを何回繰り返したか・・・・・





アイタケ





ミドリニガイグチ・・・・
と、思って写しておいたのだが、今見ると柄とか傘の色合いとか、違和感を感じるけど・・・・、ま、いいか。




 駐車場は通り雨のお陰か、心地よい風が吹いていて桜の木陰から眺める景色は綺麗だった。雨で塵も落ちたのか遠くの六甲山も綺麗に見えていた。





駐車場から加古川を望む




 景色が良いので、結構、車が登って来ては下って行く。1時間ほど車を停めて散歩したり、きのこを探したりしてから山を下った。下る途中、また悪い癖が出て車を停めたり・・・・・




      
      ヤマドリタケモドキ




 帰宅後の冷えたビールは我慢しただけあって旨かった。



 
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やっぱり・・・・、出ちゃったイグチ達     2013.07.06.(2)

2013-07-08 23:02:06 | Weblog

 コマツナギ


 
 蓼科から戻って火曜日から仕事だったのだが、敷地にきのこがポツポツ出始めていた。そろそろ、夏のきのこが出始めたからとは思っていたのだが・・・・・


 土曜になり、近所のいつも見て歩く所に行ってみると・・・・・










テングタケ



 そして、嫌な臭いが立ち込めている辺りを見ると・・・・・




ヤマドリタケモドキ

腐っている・・・



 この様子では湿地の探索をしていた頃にイグチ達は出始めていたのかも。。でも、陽当たりの良い場所だから、他ではどうか分らない。車に戻り、川沿いの道から山を歩くことにした。




毎年・・・unknown Boletus sp.

まだ出始めで、抜こうとしてもなかなか抜けないほど。大きくなるイグチだ。




ヤブレベニタケ


 
 何か、久しぶりで懐かしい気分だ。やっと、夏キノコの季節が始まった。


 川は水量を増していて、山の湿気も十分なのだが気温が十分上がっていないのだろう。川沿いの辺りはキノコはまだこれからという状態だ。




ヒメコナカブリツルタケ
ちょこんと一つだけ・・・・




Russla sp. 多分、ドクベニタケ



 ここに来たのは、実はキノコが気になっていたのもあるけれど、シャクジョウソウの様子を見るためだった。














シャクジョウソウ


 今年は沢山咲きそうな様子。これから、程ほどに雨が降ってくれれば良いのだけれど・・・・・


 格好は変だけど、やっとまともなヤマドリタケモドキに出会った。









 それから・・・・・




      

これは、トンボソウで良いのかな?





大きな株で高さが50㎝くらいある。



 下から上までピントを合わせるのは無理。ピンボケ失礼。




イチヤクソウ
花は終わっているが、こんなのが幾つもあった。花の時期にも来て見ないとね。。。



 山を下り、道にでる前に・・・・




ヒメコウゾ?




 また、川沿いの道を車まで歩いた。イグチが出始めているとなると、他にもチェックしないといけない場所がある。また、一走り。




テングタケ




      
      ガンタケ


 ここでもヤマドリタケモドキは場腐れたのが多数。あーあ。





ミドリニガイグチ
ブランクが長くて・・・・、ミドリニガイグチの柄にこんなに網目みたいなのあったっけ・・・・・





オニイグチモドキ




      

 

 出始めてから乾燥したのだろうか、おかしなキノコが出ていた。一つ採ってみると、強い塩素臭。傘の裏を見ると胞子は黒っぽいようで、ハラタケの仲間のようだったが、じっくり見る前に臭いので捨てた。



 最後にまあまあ許せるヤマドリタケモドキを見つけて、一本だけ採集。





ヤマドリタケモドキ



 晩飯のパスタの具にした。




 


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奥の池の様子 またグンバイトンボ    2013.06.29.(2)

2013-07-07 22:38:38 | Weblog
 
 


 5分ほど車を走らせて次の池の脇の空き地に車を停めた。前の池よりも高い場所にあるがつながっているわけではない。いつも水が青くて綺麗な池だ。


 池沿いの道を歩いて行き、道が林の中に入ってから右へ折れて山から池に流れ込んでいる川を目掛けて歩いた。きのこを観察しに来た時に何度か中に入っているが、流れ込みまでは行ったことがなかった。藪がひどいし、松枯れ病で枯れたアカマツが幾本も倒れていて進むのに苦労する。おまけに油断するとサルトリイバラに引っかかってズタズタになってしまうのだ。


 意外なことに川に出る途中の薄暗い林の中で糸トンボを見つけた。





あれ、グンバイトンボだ。













 前に進む度にグンバイトンボが驚いて飛び立つ。








 流れ込みの近くまで来た。






川に出て池に下って行く。




 流れ込みに出たら産卵しているトンボが見られるかと思ったのだが・・・・・。来たのが遅かったのだろう。明るい場所にはトンボの姿はなかった。みんな林の中でお昼寝中?



 また、薄暗い林の中に戻ってトンボを探してみた。







 マニュアルでピントを合わせて写そうとしたら・・・・




飛んで行ってしまった。


 でも、次のグンバイトンボが飛んできてとまった。最初のは♂だったけれど、次のは













 グンバイトンボは珍しいのだろうか・・・・・、確か準絶滅危惧種だったかな。ここには幾らでもいるので飽きてきた。林を後にした。道に戻るのが一苦労だ。イグチの季節になるとここはキノコだらけになるのだが、今年はまだ何も出ていなかった。



 折角なので道を山の方に奥まで歩いて行き、別の湿地も見てみたがモウセンゴケが花を付けていたくらいで、目新しいものはなかった。車に戻る道で・・・・




      
       ママコナ



 毎年、この季節に見掛ける花。でも、周囲の木が切り倒されていて日向になってしまっている。





これは何だろう、ガガイモなんかの仲間の花・・・・




葉も写しておかなければ・・・・・





トリガタハンショウズルの葉




 池まで戻り、水面を見ると・・・・・、誰が放したのだろう大きな錦鯉がのんびりと泳いでいた。









 車に戻り自宅に向かって走った。また、道草・・・・・来る途中で気になっていた紫陽花。












 今が花盛りだ。ついでにいつもきのこを見に行く山にも寄ってみた。




合歓の木


 いつの間にか盛りを過ぎている・・・・・




オカトラノオもまだ蕾



 きのこはやはりまだ出ていなかった。でも・・・・





出始めていたのは、シャクジョウソウ。



 ざっとみたところ、今年は沢山咲きそうだ。





 





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カキランが咲いているはず・・・・     2013.06.29.(1)

2013-07-06 23:07:32 | Weblog
 もうカキランが咲いている筈だ。遠出をしている間に随分と季節が進んでしまった。この週末は遠出を止めて気になっている場所を巡ってみることにした。


 最初の場所は、ちょっと前にグンバイトンボを見た池。その後の情報でトキソウが近くに咲いていたらしい。家を出て一走り。15分ほどで到着。








 また流れ込みまで歩いて行く。前回、来たときとは違って流れ込み付近は水浸し。あれから随分と雨が降ったからな・・・。流れ込みまで歩いて行く途中に草に停まって休んでいるグンバイトンボに出会う。



















 グンバイトンボは健在のようだ。














 グンバイトンボの雌かなと思って撮ったけれど、一枚目は種が違うようだ。二枚目はグンバイトンボかな・・・・。軍配があるから分るけれど、雌は???。


 友達がグンバイトンボが見たいと言っていたので、これで自信を持って教えられる。それから、トキソウを探して木陰の細流の周辺を見てみたが、見つけることはできなかった。アケボノソウと思しき草はあれからまた、幾つか芽を出して育ってきているようだ。さて、カキランを見に行こう。車まで戻って10分ほど走った。


 池の土手の近くに停めてカメラを持って出る。池の山側の草原が湿原になっていてカキランが咲いているはず・・・・・




      





モジズリが咲いている




 カキランは・・・・・










カキラン



 少しは咲いていたが、盛りはかなり過ぎていた。蓼科を放浪していた頃が盛りだったんだろうな・・・・。





ノハナショウブ・・・・・これも盛りを過ぎて・・・・









 去年はここでトキソウも咲いているのを観たのだが、見つからなかった。カキランよりも少し季節が早いようだったから、もう季節が遅すぎるのだろう。





ヌマトラノオかな・・・・


 
 体は一つしかないんだから、全てを見れる訳じゃない。まあ、カキランは姿を観れたのだから良しとしよう。それよりも、この池より奥にある池が気になった。その池には湿地はないけれど、流れ込みの辺りを観察したことはあまりなかった。それは、藪漕ぎや倒木を越えて流れ込みまで辿り着くのが大変だったからだった。


 行ってみるか、今日は。。



つづく。




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ナツエビネの様子が気になり庭に出る     2013.07.06.

2013-07-06 11:29:13 | Weblog
 1週間くらい前だったかな・・・・、ナツエビネに蕾がついていることに気がついたのだが、その後の様子が気になり庭にでた。庭に出るといっても、蚊だらけだから長袖・長ズボンに靴下を履いて・・・・













 しばらく見ないうちに随分と花茎が伸びて蕾もふくらんできていた。木陰になるように辛夷の木の下に植えたのだが、春先にベッコウバチのような奴が若い葉に卵を産みつけて、その幼虫が葉を食べ尽くしてしまった。陽が直接当たってしまい心配していたのだが、大丈夫だったようだ。その辛夷もまた小さな葉を付け始め、夏までには木陰を作ってくれそう。


 ついでに何か咲いていないかと庭を見るが寂しい限りだ。





咲き始めた桔梗





琉球朝顔 オーシャンブルー





西洋ニンジンボク




 あとは雑草化した宿根ひまわり(本当の名前かしらないけれど・・・)。根からでも種でも殖えまくる厄介な奴。でも花の少ない時に咲いているから賑やかで良いのだけど。でも遠慮が全くないから困ったもの。








 さて、今日は何をしようかな。暑い日になるらしい。




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長かった週末の終わり 南八ヶ岳の入口を覗いて帰る     2013.06.24.(2)

2013-07-05 23:06:20 | Weblog





 白樺湖の湖畔のコンビニに入り、昼飯のネタを買い入れた。冒頭の写真は近くの池でアサザが毎年咲く池。お金を払わないと近くまでいけない。いつも遠くから眺めて撮っている。。。




 今回はバーナーを持ってきたけれど、一度も使わず仕舞い。そう思って、カップラーメンを買い込んだ。で、水を汲んでおかなければならないんだけど・・・・、山でもなく町でもないこの辺りで水を汲むのは意外と難しい。結局、湖畔のトイレの脇の水道で水を調達した。




 向かったのは朝方に見かけた車道から見えていたコバイケイソウの咲く水辺だ。目的の場所の近くで車を停めて草原の中に分け入る。









 何とか腰を降ろせそうな場所を見つけて昼飯の用意をした。





今回は Sea food cup noodle だよ。




 食べ終わって、周囲を歩いてみるが・・・・、大したものを見つけることも出来ず・・・・




アラゲコベニチャワンタケ





コバイケイソウ



 それから、車道まで戻り道の反対側に見えていた大きな湿原に咲いているコバイケイソウも見に行ったのだが・・・






分るかな・・・・



 コバケイソウは盛りを過ぎていて、かなり褐変しているものも目についた。やっぱり、朝一で観たあのコバイケイソウが一番だったんだな。


 その後、蓼科を離れて帰路についた。帰路といっても、何時か来るだろう南八ヶ岳の登山口を覗いて帰ろうと思っていた。登山口は幾つもあるのだろうけれど、向かったのは美濃戸口。一時間ほどで山々が見える所まで近づいた。写真を撮ろうとおもったのだが、期待したような構図が得られず登山口に到着してしまった。登山口は・・・・、車は停めるには駐車料金が必要でちょっと停めて散策できるような所ではなかった。美濃戸口から美濃戸まで歩こうかとも思っていたけれどやめた。



 戻る途中で車をとめて散策。沢沿いの小道を進むと・・・・





ヤグルマソウ





ウグイスカグラ









 沢から離れて林の中に入ると・・・・









サワギク



 考えてみれば、花の端境期。良く見かけた花はヤグルマソウ、サワギクだったなぁ。。。


 途中で向かう時に見えていた南八ヶ岳の山々を振り返ると・・・・








 荒々しく見えていた山は雲の中で・・・・、良く見ると雲の中に山の急斜面がちょっとだけ垣間見えた。


 しばらく車を停めて雲の動きを眺めていたが・・・・、山の上の雲はなかなか動かなかった。あきらめて、今度こそ帰路についた。



 途中の道端の花・・・・












 道の脇の石垣に咲いていた。もう使われていないようだが、植えられた植物は環境が合っていたのか随分と沢山の花を付けていた。フウロの仲間なんだろう。でも、これは山では見かけない。









 こんな花たちに会えるのもここまで走って来たからというもの。


 そのまま、諏訪ICまで走り、高速を走った。そして、午後の六時半、休憩。車を停めて空を見上げる・・・・








 夕暮れが近い。雲を見ていた・・・・・




      



 空に浮かんだ雲が色付いているが、ただの夕焼けとは違うような気がした。雲の中に虹が居るような・・・・





彩雲?




 それから、名神高速、中国道を経て帰宅。交通費を節約するために12時過ぎまで近所のPAで時間を潰して帰宅。3日間だけだったけれど、いろいろな出会い、出来事。面白かった。無計画の割に収穫のあった旅だった。


おわり



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蓼科山 御泉水自然公園へ コバイケイソウとツマトリソウ     2013.06.24.(1)

2013-07-04 21:37:25 | Weblog





 蓼科の三日目、最後の日だ。この日の予定は・・・・・、考えていなかった。蓼科山に登ろうかという気持ちもあったが、連れ合いはその気はなし。ここから車山、八島湿原ではいつもと同じ。それだけは止めてレパートリーを増やしたかった。


 ホテルの受付に置いてあったパンフレットを見て、御泉水自然園というのがあることを知った。蓼科牧場を上がった所にある。パンフレットにはいろいろな花とともにヒメイチゲが咲くと書いてある。それが決め手だった。


 その自然園に向かう途中、道の脇の小さな池に人だかりがあった。お年を召した団体さんがカメラに三脚を立てて写していたもの・・・・




      
     コバイケイソウ








 口々に、「こんな綺麗な風景は北海道に行ったってそうは見れない」と話しながら、機関銃のように写真を撮っている。確かに花の状態も一番良いタイミングだ。池に花が映り込んでいる。






白樺の木もいいねぇ・・・・



 車に戻り自然園に向かって走った。御泉水自然園はかなり山を登ったところにあった。広大な敷地で蓼科牧場からはリフトが出ているようだ。僅かな入園料を払って中に入った。受付でヒメイチゲがどの辺に咲いているのか聞くと湿地の木道の辺りだという。でも、資料にそう書いてあっただけで、見たことはないらしい。どういうこと?ま、いいか。。





ササバギンラン




                 




 カラマツの林を通り・・・・








 湿地の方に進んでゆく。










サルオガセ



 沢を渡り・・・・・








 木道を歩いて湿地を1周してきたが・・・・何も見つけられなかった。所々、小さな看板があって、植物の名前が書いてあるのだが、何一つ無かった。自然園を作った時には植えてあったのだろうがその後は何もしていないのだろう。草刈だけはしているようだが。。。


 仕方なく、沢沿いの道を歩いて森の方へ歩いてみた。沢から斜面を登るところに・・・・









ツマトリソウ



 自生のものだろう、看板はない。













 シロバナヘビイチゴかと思ったものも、ほとんどがツマトリソウだった。





ミヤマキリシマ・・・・これは植生





ゴゼンタチバナ




 どうも森の下生えの方が面白そうだと思い探していると・・・・・





ヒメイチゲの花後



 やっと会えたと思ったが・・・・。その後、良く株か見つけたがどれも種が出来ている。


 仕方なく、他を探した。カラマツの木の下ではきのこが爆発。










ナラタケの仲間かな・・・・




   
ハラタケ科(寝てるけど・・・・)











す、凄い・・・・





菌輪



 その後、ヒメイチゲの姿を何度か見るが・・・・・










ヒメイチゲは大きな木の根元に多かった。草刈のせいかな・・・・・



 
 諦めて出口に向かった。





何だっけ・・・・ミヤマコウゾリナ?



 出口付近にはグンナイフウロが咲き始めていたが・・・・





グンナイフウロ     遠すぎて・・・・



 その後、道の反対側、蓼科山の方も少し歩いてみたが・・・・




これは何?イワセントウソウ



      




 上には滝があるようだったが、傾斜が急な道が続くようで止めてしまった。白樺湖に向かい昼飯を何とかすることにした。


つづく。






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白駒の池     2013.06.23.(4)

2013-07-03 22:24:20 | Weblog





 丸山から下る道では雨が本降りになった。レインウェアは車に置いたままで、雨を遮る術は何もなかった。午後から晴れると思っていたくらいだから・・・・。針葉樹林の中の道は薄暗いとはいえ、雨は驚くほどストレートに体にあたる。いや、頭皮にあたる。。。


 風が強くなった訳でもなく、雷が鳴り始めた訳でもないのに・・・・、雨はいつのまにか霰(あられ)に変わった。言葉もなく、ただ黙々と下り、登った。懐かしい高見岩に到着したが、雨で濡れた高見岩の先まで行って白駒の池を見るきになれず・・・・、行ったところで視界はなかっただろうが・・・・、池の脇のヒュッテを目指して下ることにした。


 下る道は傾斜もあり、大きな岩の中を下るので歩きにくい。しかも雨で濡れていて神経をすり減らしながら下る道。疲れた・・・・・。やがて下る道の傾斜は緩やかになり、明るい湿地の中を進んだ。





ミツバオウレン





コヨウラクツツジ?



 1時間ほどかけて池の畔に着いたころには疲れ果てていた。




白駒の池



 一匹の鴨が池を泳いでゆく。









      




 ここからは直接、駐車場に戻るか、池を1周して青苔荘周りで駐車場に行くかなのだが・・・・、相棒は体力を使い果たしていて返事もない状態だ。ゆっくりと駐車場への道を進んだ。やがて、シラビソの森の中に入り込み・・・・、木々の下に分厚い苔が積もっている森の中を進んだ。


 この苔の上に、もう少ししたら小さな蘭達が花を付けるのだが・・・・、今回はこれだけ。










ウスヒラタケ



      
      
      名前は分らない



 うっそうとした森を歩いて・・・・









 途中で左折して麦草方面に通じる木道を歩いた。季節がもう少し後であればハクサンシャクナゲが沢山咲いているのだが、今はまだ蕾も膨らんでいない。咲き残りの・・・・





イワカガミ



 これからの・・・・




ツガザクラ?





イワカガミ





ミツバオウレン





ゴゼンタチバナ





酢の木かな・・・・、葉を齧ったら少し、酸っぱかったが・・・














 途中で車道に出て舗装道路を歩いた。




      
      針葉樹の新緑




ダケカンバの若木の林




 麦草の駐車場に向かう途中、車道の右側に湿地があった。ちょっと、寄り道をする。


 湿地の周囲にはまた、木道があって・・・・





ミツバオウレン




      
   オサバグサ




 この木道の奥は縞枯山方面に通じているらしい・・・・。でも我慢。










ミツバオウレン




 車に辿り着いたのは5時半を過ぎた頃。そのまま、蓼科に向かい晩飯を何処かで食べようと探すのだが・・・・、調査不足。蕎麦はさすがに飽きた・・・・。






さすが、蓼科。インド料理の店をみつけて・・・・ナンとカレー。。


つづく。


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麦草にオサバグサを見に行く     2013.06.23.(3)

2013-07-02 22:57:57 | Weblog

アヤメ




サラサドウダン 



 自然園から出てくると12時を過ぎていた。朝飯はたっぷりと食べたけれど、朝から歩きまわっていたので腹が減った。せっかくバーナーを持って来たのだから、ラーメンでも作って食べたいところだけどコンビニなんてあるわけない。自然園の食堂でまた、蕎麦を食べた。




山菜蕎麦
きのこは、天然のヒラタケとシモフリかな・・・、茶色いのはエノキタケだろうか・・・。コゴミが入っていて感激。


 岩魚の塩焼きも頼んだのだが、写すの忘れた・・・



 それから、車で麦草峠の駐車場に行き、山登りの支度。そこから麦草ヒュッテまで歩いた。




オサバグサ





コミヤマカタバミ



 オサバグサは今回、ベニバナイチヤクソウとともにどうしても見たかった花だった。以前、夏に来た時にベニバナイチヤクソウは一面の葉っぱだけ、オサバグサは花の穂の先端にちょっと花が咲き残っている姿しかみていなかったから。どちらも盛りの時に見に来たいと思っていたのだ。ベニバナイチヤクソウは望み通りの姿を見ることができ、オサバグサは・・・・、車から歩き始めてすぐ、出会ってしまった。麦草ヒュッテから丸山を経て高見岩、そして白駒の池を歩いて戻ってくる積りだが、幸先の良い出発になった。


 麦草ヒュッテの草原を登って行く。ここがお花畑になるのはまだ1カ月も先のことだ。それでも・・・・









ミツバオウレン



 今回、どこかで見れるかもしれないと思っていた花も・・・・




ツマトリソウ






あっさりと出会うことが出来てしまった。



 
 動物除けの金網を潜り山を登って行く。オサバグサはポツポツと咲いている。

















 前回とは違って、咲き始めのオサバグサ。蕾の下に開いた花がちょっとだけという感じ。


 森の中の道は木の根が剥きだしになっていて歩きにくい。そして木の下は苔に覆われている。




イチヤクソウの仲間















オサバグサ



 僕はオサバグサが好きだ。この辺りを代表する花と言っても良いんじゃないかとも思う・・・・


 森は薄暗く、苔はたっぷりと水を含んでいた。




小さなきのこ達





苔、苔、苔














      





オサバグサ









ウスバスミレ



 
 登りが急になりいっそうと薄暗くなってきた。斜面を見上げる・・・・・













 木の根元は苔に覆われて・・・・・





苔は厚く積もる。



 その苔に上に花は咲き・・・・・














 ようやく、丸山に到着。








 あとは高見岩まで下って少し登る。そう思っていると雨が降り出した。晴れるんだと思っていたけれどおかしいな・・・・


つづく。


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