『サン・ロレンツォの夜』

題名は知っていたが初見。
しかも、70年代の制作と思っていた。

イタリアとかフランスは第2次世界大戦のころは国民がファシストと反ファシストとに
別れて戦った時代だ。
その辺は、国内で考え方が拮抗することのなかったイギリスとドイツと対照的だ。

そんな国情のイタリアの一断面を描いた作品なのだが、
少しわかりにくい。

イタリア映画ってそんなところがあると、あらためて感じた。

映画って（それに限らぬが）、制作国の国民性を色濃く反映している。
商業映画であれば、その国の人々の受けを狙わないことには成功は期待できない。
この映画はどうだったか知らぬが。

「ライフ・イズ・ビューティフル」はまだ制作意図が明確だったと思う。

まだまだ、アメリカ映画の対抗軸としてのヨーロッパ映画に期待したいと思う。



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原題 La Notte di San Lorenzo
製作年 1982年
製作国 イタリア
配給 フランス映画社

監督 パオロ・タヴィアーニ 、 ヴィットリオ・タヴィアーニ

キャスト
Galvano オメロ・アントヌッティ
Concetta マルガリータ・ロサーノ
Cecilia ミコル・グイデッリ