気ままに自転車ツーリング♪

70代になり60代からの散歩が中心となりました。50代は健康維持のため何かスポーツをと、消去法でサイクリングでした。

「科学史のすすめ」広重徹編

2010-07-02 22:44:38 | 今日読んだ本
科学史というのは学問としても結構マイナーな領域に見える。
化学や物理のように1分野をなしているとは思えない。
それでいて科学の智がいかにして組み立てられてきたかを
解き明かす唯一の学問のようでもある。

が、いわゆる発明発見物語とは一線を画しており、
もちっと体系的な学の様相を呈している。

本書は、エポック的な発見に焦点をあてながら
科学の発展の歴史を振り返り、そこに人間の科学に
対する「こころ」を見ようとしている。
科学の難しい説明をあえて省き誰もが科学の「こころ」を
持つことの大切さを理解できるように工夫した好著である。

読み終えて今度は「論理学のすすめ」を読み始めたが
難解で本日挫折を決め込むことにした。

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書名 科学史のすすめ
著者名・機関名 広重徹編
巻号表示 18
出版情報 東京:筑摩書房:1970.10
ページ・大きさ 330p:19cm
シリーズ名 学問のすすめ 18
注記 参考文献:巻末
著者標目 広重徹(1928-1975)

目次
序 科学史に何を求めるか 広重徹
Ⅰ 論証的学問の成立 村田全
Ⅱ パターン・認識・制作 山田慶児
Ⅲ 世界のメカナイゼーション 青木靖三
Ⅳ 産業時代の科学 中山茂
Ⅴ 存在VS.機能 広重徹
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