老犬パピーの死に接し、まだぬくもりの残る体を触り
開いたままの眼(まなこ)を優しく撫でて閉じようと
する家内の表情はわからないが亡きパピーの頭に寝れたものが
滴り落ちたのを私は見た。
寝ようとして、いつもはねぐらにいるはずのパピーのために
リビングの灯はつけたままにしておくのだが、
今日は、
必要あるまいといったんは常夜灯にした。
が、主のいないリビングではあるが、
思い直して再び灯をともした。
まだ、パピーの息遣いが残っているような、
いや、残っていないにしても、最期の日くらいは
いつもどおりにしておいてやるのが
何もしてやれなかった最期の私の気持ち、と。
今、久しく二階に行ってなかった私たちの寝室に
家内のそばで永久の安らぎの世界へと旅たちつつあろう。
もう、時折訪れる生来の癲癇に苦しむ事も嫌な薬にも
苛まれることのない解き放たれた世界へ。
さよなら、パピー
開いたままの眼(まなこ)を優しく撫でて閉じようと
する家内の表情はわからないが亡きパピーの頭に寝れたものが
滴り落ちたのを私は見た。
寝ようとして、いつもはねぐらにいるはずのパピーのために
リビングの灯はつけたままにしておくのだが、
今日は、
必要あるまいといったんは常夜灯にした。
が、主のいないリビングではあるが、
思い直して再び灯をともした。
まだ、パピーの息遣いが残っているような、
いや、残っていないにしても、最期の日くらいは
いつもどおりにしておいてやるのが
何もしてやれなかった最期の私の気持ち、と。
今、久しく二階に行ってなかった私たちの寝室に
家内のそばで永久の安らぎの世界へと旅たちつつあろう。
もう、時折訪れる生来の癲癇に苦しむ事も嫌な薬にも
苛まれることのない解き放たれた世界へ。
さよなら、パピー
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