『宇宙からの脱出』

昨夜見る。
当時としては良くできた映画だと思う。
今見てもその後の宇宙ものの映画に素材が使われている。
たとえば、帰還できないかも知れぬ宇宙飛行士とその妻とのモニター画面を通じた会話とか。

キース博士を演じるグレゴリー・ペックの沈着な指示判断のかいまに見せるどうにもならない無力感による苛立ちとかもよく伝わってきた。
極限状況に心乱れるジーン・ハックマンもしっかりしろよと声を賭けたくなるような演技ぶりだ。

有人宇宙船が地球を飛び立って10年ほどでこの作品が作られたことに人間の想像力に感心する。
『2001年宇宙の旅』（こちらが先だが）といい人間の想像力は素晴らしい。


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原題 Marooned
製作年 1969年
製作国 アメリカ
配給 コロムビア
上映時間　134分

監督 ジョン・スタージェス
脚色 メイヨ・サイモン
原作 マーティン・ケイディン

キャスト
Dr._Keith グレゴリー・ペック
Dougherty デイヴィッド・ジャンセン
Stone ジェームズ・フランシスカス
Lloyd ジーン・ハックマン
Pruett リチャード・クレンナ