本日メールにて「情報処理技術者試験アンケートについて」の協力依頼がきていた。
会社で回答するのも何だったので家に転送し帰宅後回答する。
初級シスアドを解消してCBT(パソコンを使っての試験)によるエントリ試験の新設を中心にしたアンケートである。
来年度新制度試験に向けての意見募集の一環のようでもある。
アンケートに自由記述欄があったので、そこにはエントリ試験のことより、今回検討されている新制度に関して250字以内の制限枠に記入し送付する。
要約すると、新制度の検討が拙速ではないのか。ITが社会基盤の一翼を担っている以上、システム構築のキーパーソンが無資格でいいわけはない。新制度云々ではなく、現行制度の資格者の地位向上(いわば名称独占)を目指すべきではないのか。
無資格で建物を設計し建造するなんて使用者としておそろしいものがある。同様に社会基盤としてのシステム構築には有資格者による設計、施工監理が必要だと思う。ITが社会基盤の重要な位置をしめるようになった現在ではITSS準拠への制度見直しではなく社会的に認知される資格への位置付け、強化ではないだろうか。
建築士の資格を取得したからといって即戦力になっているわけではなく実務経験をとおして磨かれるものであろう。しかし、資格をもつことが建造物を設計するための前提条件でもあるわけだ。
情報処理技術者とて同じ事である。今は、その制度的裏づけができていないことに、この業界の軽さ、3Kと敬遠される原因があるのだと思う。
ITSS(情報技術のスキル標準)を策定し、ITの分野ごとにスキルレベルの内容の詳細を設定している。新制度はこれに準拠して試験を行おうとするものだ。
こんな制度は名称独占の資格分野ではありえない。スキルレベルを精緻化するのもいいが資格試験に持ち込むのはどうかなと思う。建築士や税理士等の試験はそうなっているか?
本当にこの業界のことを考えての議論とは思えないし冒頭に書いた拙速の議論だと思うわけだ。
この業界が3Kと揶揄されないよう、また、この業界に入ろうと希望する若者達に胸を張って示せる制度へと見直していくべきだ。
それはITSSレベルどうこうでなく、現行制度の社会的地位の確保、すなわち名称独占の資格に格上げする方向での議論であるべきであろう。現状では試験に合格しても、だからどうなのと言う状況である。これでは、この業界で試験を受けようという積極的な動機を喚起できないし、業界の質の向上は望めない。
であれば、エントリ試験云々の議論は全く見当違いである。高度資格の地位が明確にされれば、そこを目指す人向けの入門レベルの民間資格は黙っていても出てくるであろう。
この業界のシステム作りは、多くの無資格者が建物を設計しているようなものということを起点にして制度見直しの議論を進めてほしいものである。
会社で回答するのも何だったので家に転送し帰宅後回答する。
初級シスアドを解消してCBT(パソコンを使っての試験)によるエントリ試験の新設を中心にしたアンケートである。
来年度新制度試験に向けての意見募集の一環のようでもある。
アンケートに自由記述欄があったので、そこにはエントリ試験のことより、今回検討されている新制度に関して250字以内の制限枠に記入し送付する。
要約すると、新制度の検討が拙速ではないのか。ITが社会基盤の一翼を担っている以上、システム構築のキーパーソンが無資格でいいわけはない。新制度云々ではなく、現行制度の資格者の地位向上(いわば名称独占)を目指すべきではないのか。
無資格で建物を設計し建造するなんて使用者としておそろしいものがある。同様に社会基盤としてのシステム構築には有資格者による設計、施工監理が必要だと思う。ITが社会基盤の重要な位置をしめるようになった現在ではITSS準拠への制度見直しではなく社会的に認知される資格への位置付け、強化ではないだろうか。
建築士の資格を取得したからといって即戦力になっているわけではなく実務経験をとおして磨かれるものであろう。しかし、資格をもつことが建造物を設計するための前提条件でもあるわけだ。
情報処理技術者とて同じ事である。今は、その制度的裏づけができていないことに、この業界の軽さ、3Kと敬遠される原因があるのだと思う。
ITSS(情報技術のスキル標準)を策定し、ITの分野ごとにスキルレベルの内容の詳細を設定している。新制度はこれに準拠して試験を行おうとするものだ。
こんな制度は名称独占の資格分野ではありえない。スキルレベルを精緻化するのもいいが資格試験に持ち込むのはどうかなと思う。建築士や税理士等の試験はそうなっているか?
本当にこの業界のことを考えての議論とは思えないし冒頭に書いた拙速の議論だと思うわけだ。
この業界が3Kと揶揄されないよう、また、この業界に入ろうと希望する若者達に胸を張って示せる制度へと見直していくべきだ。
それはITSSレベルどうこうでなく、現行制度の社会的地位の確保、すなわち名称独占の資格に格上げする方向での議論であるべきであろう。現状では試験に合格しても、だからどうなのと言う状況である。これでは、この業界で試験を受けようという積極的な動機を喚起できないし、業界の質の向上は望めない。
であれば、エントリ試験云々の議論は全く見当違いである。高度資格の地位が明確にされれば、そこを目指す人向けの入門レベルの民間資格は黙っていても出てくるであろう。
この業界のシステム作りは、多くの無資格者が建物を設計しているようなものということを起点にして制度見直しの議論を進めてほしいものである。
現在、会計士、税理士の間でも争いがおきているように、税務、監査の2つの業務を会計士が独占業務としています。
実際に、情報処理の旧制度のITSS、LV5の試験は、公認会計士に劣らない業務経験と学習量を誇っているにもかかわらず、
それだけの社会的認知が無いどころか、業務独占、名称独占、必置資格でもないです。
そこで、情報処理技術者のLV5の合格者はシステムのみならず企業監査の出題範囲を広げるか、新たな2次試験を受験することで、「企業監査」の業務独占・業務支援を行えるようにするべきではないのかと考えています。
公認会計士の合格者の年齢は平均26歳と若いですが、
システムアナリスト、システム監査技術者といった合格者の年齢は平均39歳ないし40歳前後です。
よりシニアな業務経験を経てきた人が公認会計士より下っ端で扱われるのはおかしいです。
若手の公認会計士より優秀なベテランである、システムアナリストやシステム監査技術者の合格者にも企業監査を行わせる必要があるように思います。
また、難易度が下がっているのは問題ですね。
ITパスポートの様なCBT試験を導入したのであれば、主催者側にはある程度の収入は見込めますが、出題内容の流出は確実に行われると思います。
漏洩しない規則を設けても、絶対に漏洩します。
多くの人たちで、問題を覚えておいて、試験終了後すぐにノートに書き写せばよいわけですから。
CCNAやオラクルなどの過去問題が売られていたのもその手口です。
CBTの試験ほど信用のかけるものは無いです。
基本情報技術者以上の国家試験は難易度をあげる必要はあると思います。過去に合格した人が浮かばれません。
かなり前の記事へのコメントありがとうございます。
(1)資格を取得してからその資格を前提にしている業界に入り、そこで実務経験を積み重ねていく。(会計士、弁護士、医師、建築家など)
(2)先ずは業界に入ってそこでの実務経験の蓄積を経てから試験を受ける。(IT業界など)
どうも(2)の業界の地位向上を目指しての情報処理試験の変革だったと思うのですが効果が不明ですね。
ちょっと過去に属する記事で的確なコメントになっていないで失礼しました。