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70代になり60代からの散歩が中心となりました。50代は健康維持のため何かスポーツをと、消去法でサイクリングでした。

誤報―新聞報道の死角 (岩波新書) 後藤 文康 著

2011-05-31 20:31:27 | Weblog
誤報は情報に接したときにそれが現物に照らし合わせているかの
確認を怠ることから生じるようだ。
世の中には私も含めて慎重に物事を進めるのが苦手なものが多い。
悪く言えば手間を惜しんでいるのであり、今回手を抜いたから
といって不味くはならぬだろう、と楽観的に対応する。
これが実に待ってましたとばかりに裏目に出るんだなぁ。
つまり手抜きはいかんということを我が身に徹底的に教え込む
ことが長い人生を大きく間違わずに過ごす要諦なんだ。

本書はジャーナリストの立場で手抜きをしたことによる問題事例を
多く挙げているが、別にジャーナリズムの世界でなくとも
手抜きを戒めるよすがとなる内容である。
私のような世代だと良く知っている誤報事件だが、若い世代にも
骨子は十分理解できる咀嚼された記述でこの先に人生の転ばぬ杖の
ひとつになると思う。


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誤報―新聞報道の死角 (岩波新書) [新書]
後藤 文康 (著)

新書: 209ページ
出版社: 岩波書店 (1996/5/20)
ISBN-10: 4004304466

-目次-
第1章 犯罪報道の深み
第2章 「第一歩」の重さ
第3章 世論を動かす危うい力
第4章 「虚報」の闇
第5章 誤報の行方

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