気ままに自転車ツーリング♪

70代になり60代からの散歩が中心となりました。50代は健康維持のため何かスポーツをと、消去法でサイクリングでした。

野中郁次郎/勝見明 著「イノベーションの本質」

2004-11-11 23:27:00 | 今日読んだ本
弁証法による創造的な製品開発の奨め&クロスファンクショナル・チームによるアイデア・事業のスピードアップが趣旨のようである。

日経BPの内容紹介を引く。「経営学者とジャーナリストが、イノベーションと呼ぶべき13の製品(黒川温泉を含む)の生まれた背景を訪ね歩き、その秘密に迫る。「具に驚きのあるカップめん」というトップの思いを、起業家的なミドルが受け止め、製品化した日清食品の「具多」。かつての日本企業が持っていた暗黙知に基づいた原理、ミドルの有能さを再確認するレポート。MBA的な分析、傍観者的態度では生まれない強さの再構築を考える。」

読後感としては、目新しいもの、触発されるのものはなかったように思う。事例の解説の中に本題のイノベーションの本質が明確に示されているかというとそうとも言えない。
もっと、『イノベーションの本質』そのものを論じてほしかった。雑誌の連載記事を本にしたのだから仕方ないかというのが、実感である。

イノベーションの本質を、正反合で説明するのは安直過ぎる。また、野中教授の哲学者の思想の解説も表面的に過ぎる。取ってつけたような感が鼻につく。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« TREKのタイヤを交換 | トップ | 新潟県中越「群発」地震 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

今日読んだ本」カテゴリの最新記事