地震予知連絡会もびっくりの地震確率が公表された。
それも、30年以内に起きる確立だと。(びっくりするよね)
こういう情報の公表で役立つこととして何があるんだろう。
1)100年住宅とは言わず、これから耐久年数30年の家を
新築する場合の立地を検討するために。
2)杞さんみたいな人が安心して住める場所の選定のために。
3)長期的な観点で国土開発地域の候補地の選定のために。
4)既存の施設の更改の予算を立てるために。
5)インフラの破壊を確率に基づいて算定し復興予算を計上するために。
でも、どうみてもおかしいよ。
30年という期間で確率を出す事の意義(費用をかけることも含めて)が
どこにあるのか暗愚な庶民にもわかるように説明して欲しいものだ。
この情報を得てどうしろというの?
これが、2,3年先の確率なら身近なこととして考えも、行動もしようが。
こんな情報を公表したところで、誰も公表責任を負えないないだろう。
殆ど、無責任な風評に近いものに思えるのだが。
科学の世界で言ったもん勝ちの流れは願い下げにしてほしい。
予知連にしても、来るぞ来るぞと何十年繰り返してきたことか。
地震列島に住む事実に変わりないのだから、机上の理論ではなく、
5キロ間隔のメッシュで地震計の設置とその維持およびデータの
解析システムの開発に予算を投じたほうがよほど意味がある、
と思う。
学問の世界は悠久の時間の中でのことだろうが、一般の国民が
求めているのはもっと身近な実学に類するものである。
そのあたりはテレビに出ていかがわしい、胡乱な言説を撒き散らす
タレント紛いの詐欺的な連中ときている。嘆かわしい。
むしろ、現時点での科学の限界を踏まえたうえでの解説がほしい。
私の気に入らない記事を最後に引用しておく。
------------<以下、読売新聞記事より引用>---------------
30年以内に震度6以上、千葉64%・横浜67%
政府の地震調査委員会は21日、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を地域ごとに算出した、新しい地震動予測地図を公表した。
これまで1キロ・メートル四方ごとだった揺れの予測を250メートル四方に変更。地盤の軟弱度も同様に細かく算出したため、昨年公表した地図に比べて30ポイント前後確率が上下した地域が出ている。計算方法の更新により、震度分布に「震度7」を加えることも可能になった。
都道府県庁所在地の市庁舎周辺別で確率をみると、千葉市が64%(昨年比37ポイント増)、横浜市が67%(同34ポイント増)、津市が85%(同23ポイント増)、甲府市が55%(同27ポイント減)となっている。
全国各地の確率は、防災科学技術研究所のホームページ(http://www.j‐shis.bosai.go.jp/)で見ることができる。
多いと揶揄されてしまった。・・・・・反論できず。
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