裏磐梯の梅雨もようやく明けた 今日も爽やかな晴天 そんな空の下 カラスアゲハが優雅に飛んでゆく 川沿いに蝶の飛ぶルート 蝶道(ちょうどう)があるのか よくカラスアゲハを見かける それにしてもカンゾウの花とカラスアゲハのコントラストは強い夏の日差しの下では強烈である(庭にて)
長雨の中で成長したミニトマトが赤く熟した 初めての収穫 果たして食べる事ができるだろうか トマトは過湿を嫌う 期待せず食べたそのトマトの美味しさにびっくり フルーツトマト シュガートマト等 生食に適したトマトの品種改良が進んでいるのを驚きをもって実感
飽き飽きした長い今年の梅雨もようやく明けそうである 久しぶりに明るい秋元湖上空の雲にもそんな気配がうかがえる 水辺に張られた数張りのテント 湖上を漂うフィッシングボート 飛翔するアキアカネ 間もなく本物の夏が爆発する(秋元湖にて)
予想に反し とても気持ちのよい晴天 この梅雨の幸運な晴れ間の下 小野川湖の湖面に浮かぶ数艘のカナディアンカヌー なんとも気持ちよさそうである 来年の新しい目標ができた カヌーを湖面に浮かべ 水と戯れる すっかり忘れていた(小野川湖にて)
梅雨が明けたかのような気持ちのよい晴天 猪苗代湖湖畔で白鳥を見つける よく見ると3羽とも羽に傷を負っている この羽ではシベリアに帰ることができない 湖上には傷ついた3羽の家族たちだろうか 10羽ほどのハクチョウが元気良く潜水を繰り返し 水草を採食している 白鳥たちが完治し 来春には家族そろって帰国でることを祈ろう(猪苗代白鳥浜にて)
裏磐梯に来たばかりのころ この花を見て秋の七草の一つ フジバカマと思っていた その後 花期の違い 分布域の違い(フジバカマは9月から10月開花 そして分布は関東以西)などから残念ながらヨツバヒヨドリという事が解った とは言えよく見ると地味ながらとても美しい花である(庭にて)
ブルーのウツボグサが美しい 靫草と書く 靫(うつぼ)とは 矢を納めて射手の腰や背につける細長い筒の事である ウツボグサの花穂の形がこの靫に似ているところから付けられたという 今では靫を知る人は少ないであろう 斯くいう私もごく最近まで 魚のウツボに由来するものであろうと思っていたのである(秋元湖堰堤にて)
雨 そして高い湿度 森のキノコにとっては快適らしくあちこちにキノコ 10cmを超える立派なテングダケ 傘はまるでナッツを乗せたチョコレートアイスクリーム 童話の絵本から飛び出してきたような愛嬌があり 毒キノコということを忘れてしまう(秋元湖湖畔の森にて)
この長雨の中 モーツァルトが窓辺でずっと咲き続けている 夭逝した大作曲家 モーツァルトの名前を戴いてはいるが はかない花の命とは言えないようだ。モーツァルト・・・ 今年は生誕250周年の記念イベントが世界各国で目白押し 没後200年で盛り上がった1991年が昨日の事のように思えるのだが ああ Mozartの音楽 その魅力・・・スピーカーから流れる音の半分はあなたの音楽だ 今日もLDで魔笛を見てしまった 近い将来 ザルツブルグで魔笛を見ることになるだろう 強い願望 意志はあるものの さて 実現できるだろうか
相変わらず雨が降り続いている この雨の中 車窓から眺めるエゾアジサイがなんとも美しい おもわず車を止め 見入ってしまう 今までこのアジサイはヤマアジサイ と片付けていたが 裏磐梯で咲いているアジサイはエゾアジサイが正しいのであろう 厳寒な気候 深い雪の重さにも耐えることのできるアジサイなのである(R459 桜峠付近にて)
今年の梅雨はいったいどうなっているのだろうか 裏磐梯に居を移して15年 こんなに降雨量の多い梅雨の年は記憶にない 庭に出られない 雨に打たれ 咲いているのはけなげなブラックティーか 早く 早く明けてほしい今年の梅雨
アザミは50種以上 変種を含めると100種以上あり 野に咲くアザミを見て品種を特定するのは難しいものだが この時期咲くアザミはノアザミだけなので間違う事はない 草原にすっくと立ち 花を咲かせるノアザミは人目を引き とても美しい(雨の庭にて)