暗い。朝から雨、昨日の抜けるような青空はどこにへいったか。
薪の消費は始まっている。もうこの時期薪を濡らしたくない。
雨にびしょびよになりながら、庭に積んである割ったばかりの薪にシートをかける。
ストーブの前に座り込み、うっすら紅葉の始まった雨の庭を見ながら一日音楽三昧。
このごろベートーヴェンを夢中で聞いている。あまり興味のないこの作曲家、バイオリン協奏曲に熱くなった遠い日の記憶はあるものの・・・
それがどうしてだろうか。バックハウス、ウィーンフィル、ビアノ協奏曲1~5番全曲、クリュイタンス、ベルリンフィル、交響曲3、4、5、6、7、9番。
クリュイタンスに愕く。かってこれらの交響曲にこれほど感動したことがあっただろうか?
そして今日は室内楽に・・・
フルニエ、グルダのチェロソナタ1~5番全曲、フルニエのチェロ、かってこれほど心に静かにしみこむ音色があっただろうか。
バッハの無伴奏が絶対であった、為かこのソナタ曲を聴こうとしなかった。
ブダペスト弦楽四重奏団、弦楽四重奏1番~ラズモフスキー3番の9曲、そしれグルーミオ、ハスキル、バイオリンソナタ5番、9番、
飽きもせず聞き続ける、至福の時をすごす。
そして今、3回目のフルニエ、グルダのチェロソナタを聴きながら・・・