快晴。
カラマツに積もった雪が朝日に輝き、すがすがしい明るい朝。
こんな日はもりもり仕事がしたくなる。
だがまだ急ぐことはない。
雪の解けるのを待って・・・
根雪になることはないだろう。
今年は妙に落ち着いている。
快晴。
カラマツに積もった雪が朝日に輝き、すがすがしい明るい朝。
こんな日はもりもり仕事がしたくなる。
だがまだ急ぐことはない。
雪の解けるのを待って・・・
根雪になることはないだろう。
今年は妙に落ち着いている。
目覚めれば外は雪、ようやく雪が来た。
今日は外での作業はできない。じたばたしてもどうしようもない、ゆったりと落ち着く。
WALKMANでマーラーを聞く。
マーラーを楽しむためには大音量が必要、通常アンプのボリームは12時近くまで上げる。夜間はさすが周辺が気になり心底楽しむことはできない。
極彩色、墨絵、 咆哮、静寂、透明、地鳴、すさまじい音圧、ダイナミックレンジ、相反する要素を包含したマーラー、とうていWALKMANでは無理と。
ためしに2番を入れて聞いてみる。ボリームは27、フルボリュームに近い。
イヤースピーカーとは思えない迫力、透明感、各楽器のパートをきっちり聞き取れる分解能、うねるようなコントラバスの低音。
WALKMAN-A840のデジタルアンプの優秀性だろうか。すっかり満足してしまう。
若い頃、帰宅は12時ごろ、到底大音量で音楽など楽しむことはできない。そこでSTAXのヘッドフォンを愛用していたが、いったいどんな音だったのであろうか?
(STAXが健在なのを今日知った。)
すぐに1、4、5、8、9番を取り込み聞き続ける。こんなに立て続けににマーラーを聞いたことは初めての経験だ。
一日雪は降り続いている。2度ほどビニール温室の屋根の雪を落としに外に出たが、マーラーは耳になり続けている。
今日は積雪は20センチ、12月1日グランデコスキー場オープンとの連絡が入る。いよいよスキーシーズン到来。
カチッとした木箱が届いた。
注文したワインが届いたのだった。 開ける。整然とワインがつめられている。
ダンボール箱が当たり前のこの時代、なんと美しい木箱の梱包だろうか。
しばらく見入ってしまう。
すばらしくおいしい貴重なワインのような気がしてくる。
早速飲んでみよう。
一昔前、みかん、りんご、ビール、お酒、木箱が当たり前だった・・・
穏やかな暖かい一日。
上着も要らない。
およそ40鉢の寒さに弱いティローズ、チャイナローズの選定、手入れ。
ビニール温室の組み立て後、すべて収納。
明日は夕方から雪の予報、急ぎ屋根を取り付けなければならないだろう。
遅いながら、少しずつ冬の準備が整ってゆくのは気分がよい。
庭の片隅のクリスマスローズ、落ち葉を取り除けばやはり今年もたくさんのつぼみ。
雪のない地方では名前のとおりクリスマスを迎えるころに純白の花を咲かせるのであろう。
うらやましいなど行っていられない。
多くの家ではすでに雪囲いが終わっている。
遊んでばかりいないで冬の準備、準備。
今日も茨城県の名瀑を訪ねて遠出してしまった・・・まったく困ったことだ。
曇天、だが寒くない。
予定どうり、ウッドデッキの解体作業。
およそ60kgのパネル、12枚妻と2人、息をあわせ運び、雪囲いとしてボイラー室の壁に立てかける。
例年より軽く感じ、スムーズに作業完了。
マダム・シャルレの半開きのつぼみが美しい。今朝の気温は氷点下、厚い氷が張り、深い霜が降りた。もう完全に開くことはないだろう。
明日は調子が良かったら、温室を組み立てよう。そうなると花や葉はすべて切り、剪定することになる。
夜、偶然bs-hiでプレミアム8、バーンスタイン没後20年、愛弟子、佐渡 裕の語るバーンスタインを観る。指揮者、ピアニスト、作曲家としてのバーンスタイン、
特に啓蒙家、教育者としてのバーンスタインの新たな魅力を知り感銘を受ける。
佐渡の語るバーンスタインとウイーンフィルのマーラー、6番録音時の指揮者と楽団員との激しいぶつかりあいの逸話も面白い。
こうなれば聞かねばならない。バーンスタイン、ウイーンフィルの激しいマーラーを大音量で聞く。
遠く中吾妻山が雲間からこぼれる太陽光線を受け、明るい。
家にじっとしていられない。あそこに行こう・・・なんだかんだ理由を付けて出かけてしまう。
面倒なことを後回しにして、毎年ながら困ったことだ。
明日はどんなことがあってもウッドデッキを片付けよう、雪がやってくる前に。
、く
昼過ぎ、なぜか急に歩きたくなる。気温下がリ、5℃。ウオッチキャップに、手袋、ダウンコート。耳にWaLKMAN差し込んで。
フィッシャーディスカウ、冬の旅。
秋元湖、千貫、カラマツの落ち葉を踏みながら、誰もいない。
おやすみ、風見の旗、凍れる涙、氷結、菩提樹、あふれる涙、回想、鬼火、憩い、春の夢・・・辻音楽師・・・
川上、そして秋元の自宅、初冬の寒さの中をただただ歩き続ける。しっとりした充足感を感じる。
長男夫妻、孫2人と喜多方ラーメンを食べに行く。快晴、ぽかぽか陽気とあってどこも込み合っている。まずは五色沼でボート遊び、お腹をすかせてから喜多方を目指す。
ラーメン人気いまだ衰えず、遠くからやってきた他県ナンバーの多くの車で駐車場はいっぱい。
時刻は13時半、それでも有名店の店前には長蛇の列、札幌からやってきて喜多方ラーメンが食べたいという長男夫婦の要望に答えるため付き合い、最後尾に並ぶ。
いつラーメンにありつけることやら・・・
それにしても衣食十分満たされたこの時代、なぜ、理解できないところではあるが・・・
暖かい。こんな日があと10日ほど続いてほしい。
冬の準備も快適に進むことだろう・・・・
夕暮れの甲府沼、穏やか、風ひとつない。
水面は完璧な鏡となって磐梯山を映し込んでいる。
あすも穏やかな暖かい一日になることだろう。
どんより曇り空、そして時々小雨。絶え間なく落ちてくるカラマツの落ち葉を雪と間違えてしまう、寒い。雪になってもおかしくない。
すべての活力が奪われてしまうような重苦しい天気。
暗い色彩のない庭にルイ・フィリップの赤が目立つ。
切り取って家の中に、と思う。
開花するだろうか・・・
昼近くから薪割り。今年のすべての薪作りが終わった。肉体労働のありがたさ、上半身の筋肉が盛り上がった。筋肉マンとまではいかないものの・・・
作業場の整理、熊手で清掃、木屑の山に火を放つ。小春日和の穏やかな大気に紫煙が立ち登る。
規格外品の薪を大量に家に運び込む。
食後、ストーブの前にドカッと座り音楽と酒、酒は珍しくハイボール。大型、300ml以上入るタンブラーに板氷をアイスピックで砕いた大きな氷たっぷり、
そしてバーボン、ソーダ、これもたっぷり。大型といっても唇が切れそうな薄いグラス、薄めたウイスキーにはこれが絶対必要。唇に甘い厚いグラスはご法度。
きりきりとがったハイボールが心地よい。
目をつぶれば、ジリジリするような太陽の強い光線、いま私は夏の浜辺にいる。太陽の存在を強く意識する。この上ない幸せを感じる。