秋の草花咲き始めた浄土平、散策。
あの夏、激しい夏はもう去りゆく後ろ姿、高原は足音を立てて迫り来る秋。
我々はただただススキ、リンドウ、秋の花々が咲く湿原の中に伸びる木道を何処までも黙々と辿る。
秋の草花咲き始めた浄土平、散策。
あの夏、激しい夏はもう去りゆく後ろ姿、高原は足音を立てて迫り来る秋。
我々はただただススキ、リンドウ、秋の花々が咲く湿原の中に伸びる木道を何処までも黙々と辿る。
鬱陶しい天気が続く。
暗い庭にポッと華やかに赤いダリアが咲いている。
名前は知らない。
大好きなクライスラーではないようだ。
クライスラー、どこへ行ったか?
ここ数年枕元には必ずIphone、あるいはタブレットがある。
睡眠導入のため朗読を聴くのが習慣になっているからである。
といってもほとんど数分で眠りに落ちてしまうので夜中に目覚めた時、聴くことが多いのではあるが。
最近よく聴くお気に入りは漱石の初期作品、草枕と夢十夜。
三四郎以降の作品は精神、肉体を病んでいた漱石の心情が作品に大きく投影され、行人、こころなどは不健全そのもの、読み続けることが辛い。
草枕は漱石の深遠な美意識、人生論、芸術論が作品に華やかに散りばめられ、後期作品のような病的に暗い影を落としていない。
私には漱石の最高傑作に思える。
眠れぬ夜に漱石、お聴きあれ、読書と全く違った楽しさがある。
朗読「草枕(前篇)」
朗読「草枕(後篇)」
朗読 夢十夜
更に時代小説のお好きな方、ロウドクソウコの扉、お開きあれ、武葉槌嬢がお待ちですぞ。
私は吉川英治、宮本武蔵、岡本綺堂、半七捕物帳全巻読了?しました。
本業は休み。恒例の墓参。
墓は喜多方市郊外高台の上ノ山墓地公園にある。
霊園は多くの人々、どの墓にも花が手向けられている。
墓は飯豊山に対峙、だが残念ながら頂きは夏雲の下、雄姿をスッキリ眺めることはできない。
喜多方は気温33°c、暑い。
かって経験したことのないほど異常に暑い今年の夏。
お盆をすぎればこの暑さも懐かしいものとなろう、そう期待する。
植えて20年以上になるだろう古木のブルーベリー、今年はサルに襲われることなく収穫できた。
ブルーベリーの収穫はとても面倒な作業、だが手作りジャムは市販のそれより数倍うまいジャムだ。
居間にいる妻がヤマユリの花の匂いがするという。
そんなはずはなかろう。
今年もまた無残にサル共に球根を掘り起こされ全滅してしまったのだ。
10本ほどのヤマユリを確認、開花を楽しみにしていたのに・・・
だが、小川の脇の藪の中にサルが見逃したヤマユリがたった一輪見事に咲いている。
香りは貴重な一輪、そこからであった。