猪苗代湖はここ数年連続で湖沼の水質(COD)1位、日本の湖沼で一番きれいな水質を誇っている。今日は晴れ渡った青空を溶かし,一段と青く美しい。荒波が巻き起こした砂でにごる岸辺の湖水の帯がくっきり。奇怪なオブジェ、しぶき氷が成長を続けている。(志田浜にて)
窓の外のシラカバの枝先の冬芽、いつの間にかふくらみが大きくなったような気がする。真冬日が続くにもかかわらず、ゆっくろと樹液のキシリトールを吸い上げ、めぐり来る春の爆発を忍耐強く待っているのであろう。(窓辺にて)
赤松に囲まれた静まり返った公園。ふと立ち寄った凍りついた池、小石でも氷の上に投げ入れ、カラカラとその音を楽しもうと。映画の一シーンのように。陽のあたる少しばかりの開氷部にはたくさんのカモが弱い日差の下でまどろみ、岸辺には見事なしぶき氷。(郡山にて)
風は強いものの昨日の吹雪がうそのように青空広がる。元気よく新雪をラッセルし、見事な氷瀑を期待して小野川不動滝に向かう。午後の不動滝は残念ながら氷瀑とは程遠い姿。気温は低いものの、百貫清水から流れ出た沢水は葉を落とした明るい谷を流れる間に晴天の強い太陽光線を受け、想像以上に暖められ、せっかく成長した氷を溶かしてしまったのだろう。気温の低い雪の日を狙って再チャレンジするとしよう。
強い冬型の気圧配置、裏磐梯も冷え込み朝から雪。夕方から風も加わり吹雪。今日は一日中、外に出でず家の中で過ごしてしまった。明日はくすぶっていないで森閑とした新雪の世界、ウィルダーネスの世界に飛び出すつもりだ。
桧原湖の厳冬の風物詩、氷上のワカサギ釣りの本格的季節到来。色とりどりのテント、小屋で湖上はにぎわっている。春、雪解けの季節、湖上を漂うたくさんの発砲スチロールやペットボトル。なんとも悲しい風景です。くれぐれ雪上にゴミを埋めてくることなどなきよう。日本の登山道から奇跡的にゴミが消えた今、海、川、湖の現状を考えるとき、釣り人のより一層のモラル向上が問われている。(桧原湖にて)
中瀬沼周辺を散策する。凍りついた沼の上、桧原湖、自由気ままに歩く。多くの人はブッシュや沼、障害物など気にせず歩ける特別な季節にもかかわらず、なぜ気まじめにルートをはずさず歩もうとするのだろうか。何のためスキーやスノーシューをつけているのだろうか。夏と変わらぬ道をたどる一筋のトレースを見ると何か悲しい気持ちになる。(中瀬沼にて)
福島市の阿武隈川の河原には毎年たくさんのハクチョウたちがやってくる。飛来するのは主に猪苗代湖のコハクチョウより一回り大きいオオハクチョウ。すぐには見分けづらいが、くちばしの黄色い面積で見分ける事ができる。広いのがオオハクチョウの特徴。河原に毎年800羽以上がやってくるという。餌付けも大変な事だろう。(親水公園にて)