天気がパッとしない。気温が低い上に雪が舞い降りてくる。
意気込んでいたアカマツの伐採できず。アカマツは直径50cm近い大物。
事の前にテスト伐採をしよう。
年初めの水分をたっぷり含んだ重い雪が葉を落とさないアカマツに与えた被害は甚大だった。
幹の途中からバッサリ折れてしまったアカマツがあちこち。
家の林の中にもそんなアカマツがある。
樹頂の枝をすべて失った電柱のようにまっすぐなアカマツ、テスト伐採にちょうど良い。
教科書通り受け口、追い口を切り、チェーンの刃が当たらなくなるまで切り進んだ時点でチェーンソーが挟まれないようクサビを打ち込む。
さらに切り進み、ツルを残してチェーンソーを抜き出す。
これだけの作業で体力を消耗してしまった、一息入れる。
クサビをさらに深く打ち込む。耐え切れなくなったアカマツは追い口を広げ始め、最初はスローモーション、速度を増し雪上にドット倒れこむ。
正確な伐倒と言いたいところ、作業手順は概ね理解している、だが、全てがぎこちない、危なっかしい。
果たして目的のアカマツは伐倒できるだろうか、全く自信がない。