傘を差し、雨の甲府沼へ。ああ、すでに沼に浮かぶ小島のヤマウルシが色付き始めている。カーティスクリークの長い夏休み(9月1~16日)が終わるころには見事に紅葉している事だろう。
この夏休みはこんな風景とはまったく逆の、雨のほとんど降らない殺伐とした地方を旅するつもりです。
庭中あちこちに広がってしまったゲンノショウコ、今が花盛り。小さい花ながらとてもかわいい。ゲンノショウコはヒメフウロ同様こぼれダネで猛烈に増える、日本の原種ゲラニウム。白花と赤花があるというが裏磐梯で赤花に出会ったことはない。原種ゲラニウムといえば、今年蔵王アップルさんで手に入れたアサマフウロが大きくなり、小さなつぼみをたくさんつけている。開花がとても楽しみである。
バックストンズブルー、今年は更に大きく枝を伸ばし、バラを登り、カサブランカを埋める、たった一株なのに勢いがよすぎる。だが好きになってしまった弱み、切り詰める事が出来ない。バックストンズブルーはロザニー、ジョリービー、ピンクベニーの親、秋まで咲き続ける優秀なゲラニウムなのだ。
今年植えたゲラニウム ジョリ・ービー、ピンク・ペニーが匍匐しながら面積を広げ、咲き続けている。いづれもロザニーの仲間、霜の降りる晩秋まで咲き続けてくれる。来年は更に大きくなり、バラの枝を駆け上がり、大きな茂みを作りバラと競演してくれる事だろう。ゲラニウムは素敵だ。