土湯トンネルを抜け、福島市に行く。
目的は花見山のロウバイ、春を探しに彷徨人は我々だけでない。
花見山の駐車場には数台の車、園内はロウバイの香り満ち、花々にカメラを向ける人、人。
すでに春はすぐそこに、そんな気になってしまう。
土湯トンネルを抜け、福島市に行く。
目的は花見山のロウバイ、春を探しに彷徨人は我々だけでない。
花見山の駐車場には数台の車、園内はロウバイの香り満ち、花々にカメラを向ける人、人。
すでに春はすぐそこに、そんな気になってしまう。
天気がとても良い。午後、散歩。
秋元湖近く高台、バルブ末期に開発された広大な分譲地、未だ一軒の建物もない。
磐梯山、反対側に箕輪から安達太良山の白い峰、秋元湖も顔を覗かせている。
高台なので見晴らしが素晴らしい。そして実に静かだ。
雪上は野生動物、そして我々の足跡。
10数年ぶりか、広大な臨海公園、いわきの三崎公園にゆく。
60メートルの高さ、マリンタワーから太平洋を望み、小名浜を見下ろし、
そして海に突き出た潮見台から荒磯を眺め、潮騒を聞き、潮風を存分楽しんだ。
太平洋が見たくなったらまた来ようと思う。とてもいい公園だ。
夜間、雪が屋根を滑り落ちる音をうつらうつら聞いていた。
果たして今朝のこの雪景色、積雪30cm以上、この冬一番の降雪。
これで雪不足で困っていた各スキー場は一安心だろう。
ああ、除雪作業、今まで楽をしていた分、余計辛い。
断捨離で本箱を整理し、本棚が空っぽになてしまったのはいつだったか・・・
それでもまだ2,300整理しきれない本、再読したい本が残っている。
その本の多くが学生時代、50数年ほど前に手に入れた冒険、探検、登山、遭難などのノンフィクション。
筑摩書房、世界ノンフィクション全集50巻のうち処分しきれなかった10数冊、それさえ半分も未だ読んだことがない。
時間を持て余す今、そんな未読の本をだらだら読んでみようと思う。
手始めに5巻の剣沢に逝ける人々を読み始める。
昭和5年剣沢で雪崩に巻き込まれ6人が遭難死した事件。
読み進めると、かの加藤文太郎が遭難前に一行に同行していたことを驚き知る。
読み終わるや、直ちに文太郎の単独行を探す。
捨てられずそれはあった、単独行、1月の思い出ー剣沢のことー 文太郎の懺悔。
当時はまだ登山は大学出身者中心の金のかかる、ハイソ、贅沢なスポーツだった。
一方、貧しい社会人の単独行者、文太郎は彼らに対して複雑な感情、コンプレックスを抱いた迷惑、不可解な同行者だった。
命を失った6人、パーティからはじき出され、命拾いした文太郎、そんな両者の記録を読むことによって遥か昔の事件にも関わらず、
起きたばかりの悲劇のように生々しく迫ってくる、数年後文太郎も北鎌尾根で命を失うのではあるが・・・
読書は楽しい。
昨夜1、2cm積もった雪の道。
家の近くの裏道を一時間半ほど歩く。
異常に少ない雪の恵み、どこでも歩ける。野生動物にとっても同じだろう。
リス、ウサギ、その他いろいろの動物の歩き回った足跡があちこちの残されている。
時々ゼラチンのような雪片が舞う原野、アニマルトラッキングを楽しみながら歩く。
暖冬、ここまで来ると・・・
福島市に行く。
いつもの通り四季の里に立ち寄る。気温3°c、暖かい。
枯れ草の中に早、スノードロップ、クリスマスローズ。
我が家の周りの雪少なさ、この地に居を移して初めての異常な経験。
雪、氷のない庭の小川、早くもミズバショウの芽吹き。
自宅周辺を散策。
秋元湖からくるみの森別荘地、蛇平、そして五色沼入口経由でぐるり一周、1時間半の散歩。
気温2°c、雪は驚くほど少ない。例年だったら歩くことすらできないだろう。
残念ながらポケットのカメラを取り出すほどのシーンとの出会いはない。
唯一レンズを向けたシーン、鶴沼に気持ちよさそうに浮かぶ可愛いホシハジロなどのカモたち。
残念ながら数の多いカモの名前はわからない。
この沼も例年だったら凍りつき、雪の原だったらろうに。
2020年1月、今年の冬は異常に雪が少ない。 雪雲が去った今朝の裏磐梯は放射冷却か、珍しく気温-10°cまで下がった。
サラサラの雪を踏みしめ、森の中の美しき沼沼を巡る楽しさは格別、2時間ほどの散策は誰ひとり出会うことがない。
風もない静かな広大な雪の森を妻と独占、これ以上の贅沢などあろうか、と思う。
用事で会津若松に行く。
雪止み青空、快適なドライブ、帰路は猪苗代湖沿いのR49利用。
途中、翁沢長浜に立ち寄りパンくずを買い、白鳥、カモなどに投げ与え、遊ぶ。
投げたパンをキャッチする白鳥のスローモーな動き、はたしてこれでシベリアからやって来れたのだろうか、
と疑いを抱くほどのゆったりした優雅な動きだ。
長男、次男の家族8人と過ごした賑やかな無上に幸せな正月、皆が去った今、
エントランスの椅子の上に置かれた孫の誰かが創った雪だるま、
あまりに寂しい、あまりにも静か、反動に耐えなければならない。
2020年が明けた。
大晦日の宴に疲れ気味、だが10名全員揃って初詣、伊佐須美神社に。
境内は長蛇の列、神殿にたどり着くまで1時間以上、しんしんと寒さが身に染みる。
2020年平穏無事に過ごせますようただただ祈る。