明日は7月、2016年、半分過ぎてしまった。
嗚呼、過行く時の速さ・・・
6月30日、梅雨の真っただ中、小雨。
ジュンベリー、真っ赤に色付く。
小雨降り続く中、満開のハルガスミがきれい。
バラの華やかな季節もあっという間に過ぎ去ろうとしている。
明日は7月、2016年、半分過ぎてしまった。
嗚呼、過行く時の速さ・・・
6月30日、梅雨の真っただ中、小雨。
ジュンベリー、真っ赤に色付く。
小雨降り続く中、満開のハルガスミがきれい。
バラの華やかな季節もあっという間に過ぎ去ろうとしている。
無性に山登りがしたい、今日は雨が降らないだろう、そう信じて鎌沼へ向かう。
曇天、強風、灰色の重い雲が激しく流れる。眺望はない。
ちょっと入れ込み過ぎた、スカイラインのゲート開門は7時、開門まで30分ほど待つ。
浄土平はひっそり、山を目指す人影全くなし。
我々2人、シャクナゲ、コイワカガミ、イワハゼ、コケモモ、チングルマ、ワタスゲ、
おなじみの高嶺の花々をしっかりと目に留めながら久しぶりの静かな山歩きを楽しむ。
美しい自然の中に身を静かに置き、展開する草花を眺める時、
真似事の人工的な美はすっかり色あせてしまう。
この山歩きで全く人に出会うことがなかった、こんなことは初めてのことだ。
今年も庭を流れる小川にホタルが飛び始めた。
一年が早い、時の流れがあまりに早い。
いよいよ梅雨入り、曇天、時々雨。
庭のバラが咲き始めた。
裏庭のオールドローズにどうしても目が行ってしまう。
私たちにとってバラとはオールドローズのことなのである。
せいぜい広げてイングリッシュローズまでだろうか。
その偏った傾向が年とともにますますひどくなってきてしまった。
一年に一度、初夏に咲くバラ、その美しさ、
花、葉、枝ぶり、香り、その魅力にますますはまり込んでゆく。
年々美意識の領域が狭まってゆく。
悲しいことではあるが・・・
雨の翌日、いよいよ始まった。
庭が一番華やぐとき。
お祭り開幕。
バラとゲラニウムの共演。
English Roses・・・
Mary Rose・Gertrude Jekyll・Harlow Carr・Sharifa Asma・Chaucer・Tradescant・Pat Austin・Sophy's Rose・Tamora・・・
Geraniums・・・
Mrs.Kendall Clark・Jonson's Blue・himalayense 'Baby Blue'・sanguineum vision light pink・ibericum・magnificum 'Rosemoor'
・magnificum・Brookside・ macrorrhizum・Oxonianum"Katherine Adele" ・ phaeum
これからさらに更に祭りはヒートアップ。
色彩過剰、うるさく、そして食傷。
朝からずっと雨が降り続いている。
カラカラの大地に恵みの雨。
居間の窓辺で咲き始めたコンスタンス・スプライ、水滴をつけ、重くうつむく姿はこの上なく美しい。
窓を開けばハニーサックルの香り、ミルラの香り、混じり合いとても幸せな気分。
雨の日、ガーデナーは窓辺、雨の庭、賑やかな色彩になりつつある、祭りを迎える庭を眺めている。
快晴、真っ青な青空。庭の草花の水やりに1時間、これではベス・チャトーに怒られてしまうだろう。
昼食は妻と庭で。我庭には2箇所の食事、お茶をするスペース、オールドローズに囲まれたアルカディアと緑の草木のユートピアがある。
今日の食事はアルカディアで鉄板焼き、そしてビール、赤ワイン・・・オールドローズはまだ咲いていない、が
たくさんの蕾をつけたデュシェスダングレエームが綻びかけている、その風情がたまらなくいい。
まもなくアルカディアはオールドローズの香りに包まれることだろう。
BGLの大先輩が我が庭を観た後、私の顔を見てゲラニウム フェチと一言・・・
まあいいか、褒め言葉と捉えよう。
今日もゲラニウム フェチの面目躍如、カメラのホールドもママならぬほどの酔、
ピンボケですがカーティスクリークの庭に咲くゲラニウムをご紹介いたしましょう。
Geranium magnificum
昨年11月、この上なく美しいブルージュの街歩きをしていたとき、とある家の窓辺に咲くゲラニウム、
この時期に咲き続けるゲラニウム、なんだろうか?オクソニアヌム( Geranium oxonianum)の何か?
だが、晩秋まで咲き続けるオクソニアヌムなど聞いたことがない。
美しいな、手に入れたいな、と思いつつカメラに収め帰国した。
今年の早春、那須の園芸店でドリームランドに出会う。タグの写真をからブルージュで見たゲラニウムに間違いなかろう、と予見。
Geranium Dreamland スコットランドのアラン・ブレムナーが1996年作出したハイブリット種、初夏から霜の降りる頃まで咲き続ける優秀なゲラニウムだという。
今、自分の庭にあの時観たあこがれのあのゲラニウムが咲いている、ああ、なんと幸せなことだろうか・・・
6月6日、BGL総会がここカーティスクリークで開催された。
私たちの庭の師匠と言うべき飯綱高原、フィールドノートの清水さん、蔵王高原、アップルの佐藤さんをはじめ多くの大先輩の方々と過ごした2日間、
1年に一度、なんと楽しい会合だっただろうか。
今はその反動、放心状態、ただボーとして時の流れに身をまかせている・・・
グンネラがやっと芽吹いた。親株から離れたことろからも二芽発見、今年はどれだけ大きくなるのだろうか。
ゲラニウムがなぜか好きだ。
あそこのアレ、を防止するため庭に咲くゲラニウムのリストを作ってみた。
漏れがなければ我が庭に70種のゲラニウムが植えられている。
日本の庭におけるゲラニウムの存在はけして高いものではない。
だが、ジョンソンズ・ブルー(Geranium 'Jonson's Blue')だけの時代は過去になり、確実にその地位は高まりつつある。
いろいろの種類のゲラニウムが手軽に園芸店で手に入れることができるようになった。
日本生まれの美しいゲラニウムの誕生を期待する。
今日は今を盛りと咲く、美しき白きデリック・クック(Geranium himalayense 'Derrick Cook')をどうぞ・・・