半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

私のBMW M1コレクション その3

2009-08-26 21:30:00 | BMW M1
私のBMW M1コレクション、前回はパーツリストを紹介したので、今回は “三種の神器”? の二つめ、リペア・マニュアルを紹介することにしましょう。





BMW M1にも、他の同時代のBMWと同様に、このブルーのファイルで綴じられたリペア・マニュアルが用意されています。M1は正規輸入されたことはないものの、国内の正規ディーラーのサービス工場の中にも、拠点によってはこれを持っている所があります。ドイツ語版、英語版、フランス語版の3種類があるらしいのですが、フランス語版は今までに一度も見たことがありません。

私が持っているのはもちろん英語版。実は2セット持っていて、1セットは私のM1の整備をお願いしている “シミズテクニカルファクトリー” に預けてあります。


オフィシャルのマニュアルなので、内容も定期点検や一般整備からエンジンなどのO/Hなどの重整備まで、M1に必要な整備、修理のすべてをカバーしています。




事故車の修理時の参考にするためでしょうか、フレームの寸法図までありました。



このマニュアル、もちろん現在では販売されていません。しかし、元々BMWのサービス・ファクトリー用にある程度の数が製作された資料なので、eBay等の海外オークションに網を張っていれば年に2~3冊は売り物を見つけることができます。

オーナーズ・ハンドブックのようなとんでもない価格ではないので (美品でもせいぜい数万円程度) 、M1オーナーの皆さんには、ぜひ一冊確保されることをオススメします。
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私のBMW M1コレクション その2 

2009-06-25 22:00:29 | BMW M1
私の場合、何か趣味のクルマを入手したときには、そのクルマの取扱説明書、サービル・マニュアル、パーツリスト、当時のカタログの4つを入手するようにしています。実際にクルマを維持する上で役に立つのはもちろん、そのクルマに関する知識がさらに深まりますからね。当然のことながら、BMW M1を購入したときにも、苦労してこの4つを入手しました。と、いう訳で、今回はパーツリストのお話。

BMW M1が発売された当時、まだパーツ・リストはこの画像のようなマイクロフィッシュ (マイクロフィルムをまとめたシートの様な物) に収められていました。私が最初に入手したのもこれでした。 



しかし、ここに書かれた内容を見るためには専用のマイクロ・リーダーが必要なので、何か調べたいことがある度に、知人の工場の機械を借りなければなりませんでした。これをプリント・アウトするという特殊なサービスを行っている印刷所もありますが、全部プリントしてもらったら結構な金額になります。そこで、これを使用することは諦めて、新たにCD‐R版のパーツリストを探すことにしました。

CD‐R版のパーツ・リストは、ネット上にも沢山流通しており、安価で購入することができるのですが、残念ながらその大半は違法コピー版によって占められています。さすがにこういう仕事をしている以上、そういったものに手を出すわけには行きません。そこで色々なルートで苦労して探し回った結果、ようやくこの純正のCD‐R版パーツリストを入手することに成功しました。





このCD‐RはイセッタからZ1までをカバーする “ヒストリック・オートモービル用”と呼ばれるタイプ。旧い2001年版なので、最新の物とは異なり、パスワードを入力しなくても検索することが可能です。

さすがに一々コンピュータを起動して調べるのも面倒なので、現在ではすべてプリント・アウトしてファイルに収めています。M1に関する部分だけでもA4の40ポケットのファイルで5冊分という結構なボリュームですが、新しく入ってきた情報……例えばパーツの欠品や再生産に関する情報や価格等……を書き込むこともできるため、とても助かっています。



この普通のパーツ・リストの他に、プロカー (ワンメイク・レース用の競技車両) 用のパーツ・リストというのもありますので、いずれ機会を改めて紹介させていただくことにしましょう。
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BMW M1用パーツ、色々届きました。

2009-06-02 22:26:11 | BMW M1
スピードジャパンにお願いしていたBMW M1用パーツ、届きました。

まず最初はコレ。バンパーの左右にあるフロントグリルです。




私のM1はアメリカに輸出されたことがあるため、この画像の様にACI社が製作したFMVSS対応の衝撃吸収バンパー (前後共に2ピースで、フロントの先端部はこの画像のようなアルミ鋳物を使用) が装着されていました。そのままじゃ格好悪いし、本国仕様より20kg以上重いので、前後共に本国仕様バンパー (FRPの1ピース) に戻すことにしました。




当初、グリルや灯火類といったパーツはそのまま本国仕様のバンパーに移植できると思っていました。ところが、実際に作業を始めてみると、下の画像のように北米仕様バンパーのサイズに合わせて、フロントグリルが短く改造されていることが判明。そこで今回、新品のグリルを取り寄せることにしました。




次はコレ。リアフードのラッチ周辺にあるラバーのガスケット。経年変化によるひび割れが発生していたので新品に交換です。




これはエンジン・コンパートメント前半を覆うカバーを固定するためのスクリュー。カバーの方もエンジンの熱と経年変化で歪みが発生していたため、昨年新品パーツを取り寄せました。しかし、いざ取り付けようと思ったら、このスクリューが汎用品に交換されていることを発見。気に入らないので純正パーツを取り寄せることにしました。




最後はコレ。スクリュー、ワッシャー、ナットなどのファスナー類。このBMW M1に関しては、ネジ1本、ワッシャー1枚に至るまで、純正パーツが手に入る部分に関しては純正パーツで仕上げることにしています。過去の整備で汎用品が使用されてしまっている部分がありますが、入手可能な部品に関しては徐々に純正に戻してゆくつもりです。



気が付くと、このBMW M1が我が家にやってきて早9年が経過していました。購入時より、気に入らない所はコツコツ直そうとは思っていましたが、さすがに少々時間が掛かり過ぎのようです (笑) 。何とか今年の内には完成させたいですね。
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私のBMW M1コレクション その1

2009-05-19 22:00:49 | BMW M1
友人から、 「もう少しM1の記事を!」 とのリクエストを受けましたので (笑) 、少しづつですが私のBMW M1に関する話題をアップさせて頂くことにします。今回は第1回目ということで、M1用純正バッグのお話から。

BMW M1には、純正のアクセサリーとして、リアのラゲッジルームにピッタリと収納できる4種類の専用のバッグが用意されていました。この画像はBMWモータースポーツ社 (現BMW M社) のカタログより転載したもので、左からクローズ・サック、トイレット・アーティクルズ・バッグ、ラゲッジ・ケース、60cmスーツケースです。




ラゲッジルームには、パズルのピースのようにピッタリと隙間なく収納できるようになっています。右側にスペアタイヤが収納されているものの、この種のクルマとしては広めのスペースが確保されています。




このシリーズには他にも下の画像のようなトラベリング・バッグと70cmスーツケースが用意されていましたが、それらはラゲッジルームに合わせたものではなく、単体で使用するための物でした。




私もM1を購入したときから、このバッグが欲しくて欲しくて、海外のオークションやオーナーズクラブ等を通じて、世界中で探し回っていました。しかし、残念ながら (当然ながら?) 生産量が非常に少なかったことに加え、大半がM1オーナーの手元にあるため、滅多に売り物が出ることはありません。


ところが数年前のある日、スイスのM1仲間の一人が地元のフリーマーケット!で、偶然このクローズ・サックを発見。彼は既にフルセットを所有していたため、私が譲ってもらうことに成功しました。こうして、私の元に、パズルの最初のピースがやってくることになりました。





決して程度が良いわけではありませんが、手に入れることができただけでもラッキーです。どこにもメーカー名が入っていなかったものの、作りは想像以上に上質でした。まぁM1のオーナーが使用することを前提としているのですから、当然といえば当然でしょうね。

実はこのバッグがフランス製だったということが、二つ目のピースを手に入れたときに判明することになるのですが……そのあたりの話はまた次の機会に書かせて頂くことにしましょう。
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BMW M1用純正キー、全て揃いました!

2009-02-01 23:52:01 | BMW M1
義母の誕生日でカミさんと子供達は恵比寿の実家へ。私は先日修理のために外したポルシェ911(930)のスピードメーターを持って、川口のシミズテクニカルファクトリーへ。実はBMW M1用とVWポルシェ914用のメーターも故障中なので、3個一緒に修理することにしました。この写真はM1用のメーター。VDOではなくイエーガー (フランス製) でした。裏側を見たら、ケースにポルシェ純正パーツのマークがあったので、ポルシェ用をモディファイして流用しているようです。




また、清水さんにお願いしていたBMW M1用&ポルシェ911用のキーが出来上がっていたので受け取ってきました。上がMW M1の取扱説明書に掲載されていた純正キーの写真。左からメインキー、サブキー、フィラーキャップ用キー。下が私のクルマのキー。取り敢えず、新車時に装備されていたのと同じものを一式揃えることに成功しました。





メインキーのブランクは現在でも同じタイプが入手可能ですが、サブキーとフィラーキャップ用キーはすでに欠品です。ポルシェのキーに関しては、また別の機会に書かせていただきます。
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