先月末、瀬戸陶磁器資料館に“マイセン・カップ&ソーサーの美”を観に行きました。
展示物はそんなに多くはなかったのですが、大変に興味深かったです。
1720年代の柿右衛門風文様や伊万里風文様には、特に興味をそそられましたね。
貼花装飾のカップは実用性は無いものの、心惹かれる芸術品です。
大好きなブルーオニオンのシリーズも展示されていました。
以前から「なぜオニオン?」と疑問だったのですが、私のなかの小さな謎が判明
ヨーロッパの食器が、東洋の磁器に大きく影響を受けていたのは、知られていますよね。
その中で、ザクロ(豊穣)桃(幸せ)竹(長寿)の染付を基本とする意匠・・・このザクロをヨーロッパではオニオンと誤って解釈されたということなんです。
なるほど、納得
陶磁器資料館自体も、なかなかステキな建物でした。
外には風情のある庭園もあり、そこにはお茶室が建っていて、ついつい吸い込まれるように入っちゃいました。
その昔、西洋人が憧れた和の文化に触れるため・・・・・なんて、ただ一服したいだけ
好きな茶碗をリストから選びます。
1月は1月生まれの作家さんのもの。2月は2月生まれの作家さんに変わるそうです。
遠い昔に思いを馳せて、茶という一つの線を味わった1日でした。