寒い冬はロイヤルミルクティーが美味しい季節です。
紅茶教室でも人気のメニュー。
ちょっと難点は後片付けが面倒なこと。
ミルクパンにこびり付いた茶葉と牛乳を落とすのが厄介なんですよね。
それがイヤで家では飲まないという生徒さんいるくらいでして…
数年前ある生徒さんから、私が教室でストレートティーを淹れる要領でミルクティーを作っているという話しを聞きました。
要するに牛乳を温めて、茶葉の入ったサーバーに注いで抽出するという方法。
それを聞いた時は「なるほど、それなら後片付けは楽だね。」と家に帰ってやってみましたが、なんだかちょっと物足らない印象のミルクティーが出来あがりました。
で、「この方法はナシ」と封印したのです。
昨年の暮れに教室でミルクティーのレッスンを行なった際に、フッとサーバーで淹れるミルクティーのことを思い出したのです。
その時にもう一度検証し直してみる必要があるな…と思ったのです。
なぜサーバー式で淹れるミルクティーは、物足らない印象になるのか?
頭の中を過ったのは、ミルクパンの余熱。
牛乳をサーバーに移動させることで若干温度が下がってしまうことと、蒸らしている間の耐熱温度が関係あるんだろうな…と。
片方ずつ飲んでいては、正確に比べられないので、一度に淹れてみることにしました。
茶葉の分量、抽出時間はもちろん同じです。
せーの!で淹れました。
出来上がったのが↑です。
明らかに色が違いますね。
ただ、写真と肉眼ではかなり違うんです(苦笑)。
光の加減かな…
じつは肉眼では左の方が濃い色だった。
家族にも見てもらって、色の違い、左の色が濃いのを確認してもらいました。
左がミルクパンで淹れたミルクティーです。
飲み比べも家族に意見を聞いてみました(あまり頼りにはならないですが^_^;)。
私も家族も同意見。
濃さが違うと…
やはりミルクパンで淹れた方が、味がしっかりしています。
要するにミルクパン(お鍋)で淹れた方が美味しい!
冷めてくると顕著に分かります。
やっぱり美味しいものを飲みたい時は、ちょっとだけ手間が必要なのかもしれませんね。
その一手間が口福(こうふく)を作るんだと思います。
美味しい紅茶が味わえることに感謝!
〜紅茶塾DAGU〜