▲教皇ボニファティウス8世の捕縛
●フランス(ヴァロワ朝)
The Outrage at Anagni: As a result, Philip sent an agent to depose Boniface, who was staying at the town of Anagni.
いざ王様(おうさま)に 坊や伏(ふ)し。
1303年 アナーニ事件 ボニファティウス8世
フィリップ4世
十字軍を提唱し推進したローマ教皇の権威は、十字軍遠征の失敗によって大きく揺らぎ始めていた。
教皇権の絶対性を主張したローマ教皇ボニファティウス8世は聖職者課税権を主張するフランス国王フィリップ4世にローマ近郊のアナーニに監禁され、憤死した(アナーニ事件)。以後、教皇権は衰退に向かう。
《ローマ教皇の権力の伸長と衰退》
カノッサの屈辱でハインリヒ4世を屈服させ、聖職叙任権闘争に勝利したグレゴリウス7世以来、ローマ教皇の権力は伸張し、ウルバヌス2世はクレルモン公会議を開き、十字軍の派遣を決めた。
そして13世紀、教皇の力はインノケンティウス3世のもとで絶頂期を迎えるが、ボニファティウス8世以後、教皇権は衰退に向かう。
▼フィリップ4世
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