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貞慶(解脱)

2018-08-12 | 入試問題+ゴロ合わせ
 

1205年 慶が福寺奏状を起草して法然の専従念仏を批判し、法然配流の契機を作った。

いつ行おう奏上を。

1205年 興福寺奏状 法相宗 貞慶

[ポイント]
1.貞慶(解脱)は法相宗の僧である。

[解説]
1.貞慶(1155~1213)は、解脱上人とも呼ばれ、山城国笠山に住した。戒律をはじめ、旧仏教の復興に努める一方、法然の念仏を「興福寺奏状」で攻撃した。

〈2013同志社大・全学部

【設問c】下線部cの元久2年(1205)には、興福寺の僧らが「興福寺奏状」を朝廷に提出して、九条兼実らの支持を得た専修念仏に対して9ヶ条の失をあげて非難を加え、その停止を要求している。この奏状は山城国笠置寺に隠棲して戒律の復興に努めた法相宗の僧が起草したものである。この僧の名を解答欄に漢字で記せ。

(答:貞慶(解脱))〉

〈2005上智大・法外総合人間

 ここをもて(ア)興福寺の学徒、太上天皇(後鳥羽の院と号す、諱(いみな)尊成)、今上(土御門の院と号す、諱為仁)、聖暦、承元丁卯の歳、仲春上旬の候に奏達す。
 主上臣下、法に背き義に違し、忿りを成し怨みを結ぶ。これによりて、真宗興隆の大祖源空法師ならびに門徒数輩、罪科を考へず、猥りがはしく死罪に坐す。あるひは僧儀を改めて姓名を賜ふて遠流に処す。予はその一つなり。しかればすでに僧にあらず俗にあらず。このゆゑに禿の字をもて姓とす。空師ならびに弟子等、諸方の辺州に坐して五年の居諸を経たりき。
                           (『教行信証』後序)」

問1 下線部(ア)について、興福寺奏状を起草した人は誰か。1つ選びなさい。


 1覚円 2貞慶 3円盛

 4尊円 5高弁 6慈円

(答:2)〉


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