飛躍後日本高い山。
1895年 日本主義 高山樗牛 『太陽』
[point]
1.高山樗牛が日本主義を唱え、月刊誌『太陽』を創刊した。
[解説]
1.日本主義は、高山樗牛や井上哲次郎が唱えた国粋主義の一種で、忠君愛国を主張する。ただし国粋主義にのこる自由主義的・民主主義的要素は否定する。欧化主義の批判として起こったもの。
2.高山樗牛(1871~1902)は、小説『滝口入道(たきぐちにゅうどう)』でも知られ、『太陽』編集長を務め、31歳で夭折(ようせつ)した。
3.井上哲次郎(1856~1944)は、1891年、内村鑑三不敬事件で「教育ト宗教ノ衝突」を発表しキリスト教を非難した。
〈2016立教大・法済異文
問5.これ(国家主義的な風潮)に関する次の出来事を年代順に並べたとき、2番目に古いのはどれか。次のa~dから1つ選べ。
a.神祇官を再興して国学者や神道家を登用した
b.高山樗牛が雑誌『太陽』で日本主義を主張した
c.戊申詔書によって国家主義的な国民道徳が説かれた
d.三宅雪嶺が雑誌『日本人』を創刊した」
(答:d ※a1868年、b1895年、c1908年、d1888年
いやはや見やせ日本人。
1888年 三宅雪嶺 政教社『日本人』。
)
〈2013法政大・法国際文化キャリア
雑誌『太陽』で編集を務め、また日本主義をとなえた人物をつぎのア~エのなかから一人選べ。
ア徳富蘇峰 イ陸羯南
ウ高山樗牛 エ志賀重昂」
(答:ウ)〉
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