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1480(文明12)年 〈一条兼良、『樵談治要』を著す〉★★

2016-09-18 | 『新世界史頻出年代暗記』

 

●室町時代(後土御門天皇 足利義尚)

 

Ichijyō Kanera writes “Shōdan Chiyō” in response to a question of Shōgun Ashikaga Yoshihisa.

一条晴れて 示唆しよう。

1480           義尚   『樵談治要』

 

室町時代の公卿一条兼良は関白・太政大臣に昇進し、氏長者となった。古典・有職故実・神道に通じ、その学才は当代随一といわれた。応仁の乱で邸宅や文庫を失い、子の大乗院尋尊を頼って奈良に疎開。将軍義尚の諮問に答えて、『樵談治要』を著し、諸国の守護には率直な人物を選任することなどを意見した。有職故実の『公事根源』、源氏物語の注釈書である『花鳥余情』などの著書もある。

〈2016慶大・法〉         

問イ 『日本書紀纂疏』の著者は、応仁の乱のさなかに将軍職に就いた室町幕府9代将軍にあてて、後に『[ 38 ]』を献上した。」

(答:樵談治要 ※原問題には選択肢83あり)〉


〈2015明大・商

 室町時代には、将軍足利義政の正室目野富子が厭世的な義政にかわり幕府の財政を握り、活躍した。ただし、富子の政治活勤については、実子[ 5 ](1465~89)を将軍継嗣としようとしたことが応仁・文明の乱の原因の一つとなるなど、当時においても批判が絶えなかった。そのなかで、『公事根源』の著者として知られ、有職故実に秀でた公家のe【1今川了俊 2二条良基 3吉田兼倶 4一条兼良 5東常縁】(1402~81)は著書『小夜のねざめ』のなかで、この日本国は和国とて、女のおさめはべるべき国なり」と述べて、富子の執政を肯定している。

(答:5義尚、e4)〉

〈2013早大・文化構想

問4 下線b一条兼良の著作はどれか。2つ選べ。

 ア『河海抄』 イ『花鳥余情』
 ウ『公事根源』 エ『庭訓往来』
 オ『風姿花伝』」


(答:イ・ウ)〉

〈2012立命館大・法文済営など:「
 鎌倉幕府成立後、政治の実権が次第に武家の手に移り、公家が経済的にも困窮してくると、朝廷儀礼の執行も滞るようになった。しかし、朝廷政治の本来のあり方を示そうという意図のもと、[ C ]天皇が『建武年中行事』を著したように、公家社会では有職故実の考究が進められるようになり、多くの故実書が編まれた。そして室町時代には、当代屈指の才人として公武に崇敬された一条兼良もその伝統を受けつぎ故実書を記した。彼が朝廷儀礼解説の典拠として重んじていたのは、「末代の公事これに過ぐべからず」と評された『[ D ]』であったことが知られる。

問1 空欄[ C ]にあてはまる、もっとも適当な天皇名を答えよ。


問2 空欄[ D ]には、大江匡房が関白藤原師通の要請によって著述したと考えられる儀式書の名称が入る。もっとも適当な書名を答えよ。


(答:C後醍醐、D江家次第)〉



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