南国気分にどっぷりと浸かれるレゲエ・サウンドがお似合いの季節到来ですね。
そこでうってつけのCDを紹介します。
ラスタ・カラーのジャケットが鮮やかなAVEXさんが1994年に制作してくれたこれです。
全11曲収録。
当時、私が市内大手輸入盤専門店でお気に入りの盤を散策中に店内BGMで聞きなれた曲がレゲエ・バージョンで流れてきました。
「あれ!?これってシカゴの素直になれなくて・・・・・??」
即、そばにいた店員のお兄さんに「これって何??」と質問。お兄さんは懇切丁寧にこやか迅速に調べ上げてくれました。「こちらですね」
「おおお!」間違いなくこのバージョンだ。もちろん丁重にお礼を言いつつ購入しましたよ。
なかなかにAVEXさんも粋なアルバムを作ってくれたものです。
全曲AORのスタンダード・ナンバーをレゲエにアレンジしているのです。
シカゴは8曲目に収録。
無機質な打ち込みバックビートでどの曲も「ズンチャカ、ズッチャ!」はちょっといただけませんが(そこがこのレーベルらしいといえば身も蓋もありませんが)気楽に楽しめる1枚。何といっても名曲中の名曲がビッシリと収められていますからね。
嫌みのない歌唱も秀逸。
シカゴ絡みの曲は他にもあります。
EW&Fに提供したビル・チャンプリンらの作品「アフター・ザ・ラブ・ハズ・ゴーン」、ジェイソン・シェフがボビー・コールドウェルらと製作したボズ・スキャッグスの代表作「ハート・オブ・マイン」、他にもジェイ・グレイドンやデヴィッド・フォスターの作品「アフター・オール」や「スル―・ザ・ファイアー」
それ以外にも「ジャスト・ザ・トウ・オブ・アス」「ワッチャ・ゴナ・ドウ・フォー・ミー」「フィール・ライク・メイキン・ラブ」「ジャスト・ワンス」、映画ボディー・ガードと共に大ヒットしたオリジナルはドリー・パートンの作でホィットニー・ヒューストンの「オールウェイズ」、最後は「あまねく愛で」