北海道観測記録史上最長の長雨がようやく開けて晴天が訪れました。やっと夏らしい雰囲気が。
それもSTAライブの日に合わせたかのような太陽ピーカン。
2014,6,22(SUN)
ライブ会場は先月と同じ「アート・スペース・ホール」です。
STAも長年毎月ライブを敢行していますが2カ月連続同会場というのは初です。
広い、綺麗、サービス満点、場所も最高ということでお気に入りホールとして今後もお世話になっていきたいと思います。
午後3時から音出しが始まるということで、車中AMラジオでファイターズ対カープ戦を聞きながら運転。
なんとファイターズが逆転!というところで会場に到着。
先月と同じ顔ぶれのスタッフのお兄さん達と挨拶を交わしてからセッティング・スタート。今回のイベントは2か月連動企画。初の試みです。先月はSTAマサがプロデュース、満員御礼のうちに大盛況で終了でしたが、その時に出演したSTAとは古くからのバンド仲間でもあるチューリップのコピー・バンド、テイク・オフのギタリスト・ヒコが今回はプロデュース。
彼は今回2バンドでプレイ、STAがお呼ばれして客演です。先月は4バンドでしたが今回は6バンドの出演。一部のバンドは初タイバンでしたが蓋を開けてみればよく知っている連中が所属していました。
先月のライブでは会場リハ・チェック不足でちょっと一部のメンバー達に納得のいかない部分があったので今回は慎重に確認。
ところがブラスロックバンドなのに、スケジュールの都合で肝心のホーンセクション3人が丸々いない状態でのリハーサルとなりました。仕方がないのでミキサー・スタッフに事情を説明してブラス・ロックではないセット・リスト外の曲を演奏。
もう1曲は今回初披露なのでバランス、音量、モニター等に神経を集中して半分ほど演奏。
その後はライブ・ホールからの依頼によりセットリスト(曲調も)、照明、メンバー構成、その他詳細を用紙に書き込み提出。
そうこうしているうちに、STAブラス3人衆も無事に会場入り。
そこで、ミツから一言「ヤクルト・スワローズ延長の末にサヨナラ勝ち!。ファイターズ延長の末にサヨナラ負け」「・・・・」
気を取り直していきましょう。
16:20開場。16:40オープニング・アクトは「3D2Y」
この日一番平均年齢が低い若さあふれるバンドです。
J-ROCKを演奏。今回6バンド出演する中、すべてのバンドに女性が所属していて、何と4バンドがフィメール・ボーカル。
で、このバンドもセクシーなボーカリストが何度もステージ最前列に陣取った男性ファン達から「可愛い!」連発コールを浴びていました。
プリンセス・プリンセス、椎名林檎、等を元気いっぱいに披露。ドラマーはよくよく見るとクマちゃんではないですか!?
彼は元ビア・プリーズのドラマーでMASAの依頼でSTA用Tシャツやステッカー製作にもデザイン協力してくれた男なのです(これが本業)。
益々ドラミングの腕をあげましたな。しかもBNP&STAのミキも彼らと顔見知り。
3D2Yは札幌のアマチュア・バンド・サークル「エッグ」の会員バンドでヒコやミキともイベント等で交流があるのです。マサもクマちゃんからヤング・ヒストリー5弦ベーシストを紹介してもらいました。
アンコールがかかりましたが、タイムテーブルが分刻みギリギリいっぱい状態なのでこの日全てのバンドはなし。それでも会場サイドのご好意により終演を30分おまけしてもらっています。その後はライブハウスではなく通常の営業に戻ります。
「RASPBERRY」
もちろん今回のイベント企画バンドでもありSTAとも何度もタイバンを組んでいる仲間です。チャーミングなボーカリスト、キリコ嬢は見るたびに急成長しているので驚きです。
なんといってもこのバンドが結成された4年前、初ライブがSTA企画「リブレーション」でした。場所はつい最近残念ながら閉店してしまった「B-BAY」
当時のキリコ嬢はバンド初体験、ライブも初体験。あの初々しかった頃が懐かしいです。その後も紆余曲折を経てヒコとキリコを中心にライブをこなし続けて現在に至ります。堂々とラズベリー企画ライブも立ち上げて8回目を迎えたわけですから大したものですね。STAはフレンズ・ライブにお邪魔するのは初ですが。
もちろんレパートリーは全曲レベッカ・オン・パレード。
ここでもキリコ嬢は「可愛い!!」のラブ・コールを全身に浴びっぱなし。3D2Yの女性VOとはまた一味違った魅力を発散しまくっていました。
MCも見事でそれに絡むバックの男性陣も今のメンツが一番しっくりきているのではないでしょうか。
お馴染のシェクター・ギターを弾きまくるヒコ、同じカラーのシェクター・ベーシストはファイアー・ボールでも活動再開したアキラくん(BC,RICHモッキンバード黒も5弦も手放したそうです)、ドラマーはアキラくんと同じ小樽在住の過激ド迫力プレイヤーのヒロシくん、KBはBNPでも合流中のクロノス奏者、キムキム。
キリコ嬢の曲紹介もこなれたもので「ガールズ・ブラボー」と掛け合い要求、ライブ・イベント・タイトル宣伝に持ちこんで「フレンズ」、「バンド名のラズベリーと言えば?」「ラズベリー・ドリーム!!」と会場から引き出す。
フロント両サイドの弦楽器奏者達がキリコ嬢と並んで三位一体型パフォーマンス。悪乗りしてアキラくんはしつこくキリコ嬢をステージ上でぐるぐると追いかけ回すし(笑)
ちなみにキリコ嬢がここアート・スペース会場責任者EGAWA氏と知り合いだという縁でSTA&ラズベリー企画に発展したという経緯があります。
「BAT BAT’S」
3人目の女性リード・ボーカリストも前の2人とは全くタイプの違う喉を披露。
バック陣の男性達とは本人いわく親子ほどの年齢差があるそうですが、聞かせてくれた音楽はもろに60年代末のサイケデリックド真ん中のアメリカン・ロック。まずは開巻2曲がぶっ飛びのジャニス・ジョプリン・セレクション。
「メルセデス・ベンツ(ベンツが欲しい)」、この曲のオリジナルはジャニスの靴音のみをリズムに彼女の独壇場。これを1曲目に持ってくるなんて相当にワイルドなクセモノ・バンドとお見受けしました。ジャニスばりに堂々中央にて一人熱唱。会場からも自然と手拍子でリズムを送ります。
そのまま、なだれ込むように「ムーヴ・オーヴァー(ジャニスの祈り)」。この曲はジャニス独自で書き上げたカッコいいリフと歌メロが見事にシンクロしている豪快なロック・ナンバー(スレイド、シンデレラもカバー。日本の田村直美も歌っていました。彼女が結成していたバンドもジャニスのアルバム・タイトルから「パール」でしたね)。
この日1番の渋い出演バンドだったと思います。女性ヴォーカリストの声量、音域、声の厚みと若さに似合わぬ奥行きの深い表現力に圧倒されました。
男性陣も的確・重厚なサウンドでバックを固めていました。
ヒコとは別のイベントで知り合った仲だそうで、まだ結成してから数カ月しか経過していないにも関わらず、この日のタイバンが実現したそうです。
「ゴリTE音(ゴリテットと読みます)」
当初はハードファンクバンド「ゴリラハンマー」が予定されていたのですが、諸事情により小樽のバンド「樽TE音(タルテットと読みます)」に「ゴリラハンマー」のリズム隊が合体したバンドで登場。というわけでバンド名が「ごりてっと」。
「樽TE音」は去年の小樽浅草橋ライブでも一緒しています。
女性SAX奏者はHOTWAX在籍、黒のLPギタリストは元クラッシュビート(ミユキ嬢が在籍)でもSTAと度々同じ舞台を踏んだ間柄。
ステージ前方にはメンバー達の家族も応援に駆けつけてきて、中でも小さな可愛い子供たちも浴衣姿ではしゃぎまわっています。
ピカピカ光るサーベルを片手にノリノリ。
それだけでは飽き足らずに会場中を走り回るは、MCにお構いなしで「ママ!!」と大声で呼ぶわで大爆笑をとりアットホームなひととき。
でもこのバンドのオリジナル・サウンドは群を抜くほどに個性的で複雑でへヴィーです。SEでジャングルにおける獣たちの泣き声を効果音にして、メンバー達も動物のような動作を演出。そこからけたたましい轟音が飛び出してきました。
変則リズムに絡みつくサックスやリフを聞いているとキング・クリムゾンを彷彿するほどに複雑。
とても、プロジェクト的な集合体とは思えないほどのまとまり。
しかも余裕ある笑みまで浮かべて縦横無尽にステージ狭しと客席に何度も駆け下りてきます。ここでの女性ボーカルも中々堂にいったもので笑いもしっかりととっていました。
肩から下げていたミニおもちゃのギターはご愛嬌。エアギターで歯弾き&背中弾き。ゴリラハンマーとMASAとの関わりもちょくちょく小樽界隈でありました。
最初はSTA企画ライブにゴリラハンマーのギタリスト、MR,雷神がアコースティック・ギター1本で参加。超絶技巧のぶっ飛びワールドを展開。その後もライブ・ハウスでメンバー達とは数度挨拶を交わしていましたが、去年の浅草橋ライブでゴリラハンマーのトリオを生で目撃。
インパクトの塊のような全てにマサはノックアウトされてしまいました。雷神ゴリラには今回再会叶いませんでしたが、去年同様にお約束ヨッシーゴリラのチョッパー&マーチャンゴリラの千手観音ドラミング・ソロもしっかりと堪能。
もちろん雷神からの許可も得てゴリラハンマーの曲も届けてくれました。
ヨッシーの真面目な性格がにじみ出るようなMCは、曲調とは裏腹でほのぼのとしていましたね。ヨッシーは今回唯一の6弦ベース・プレイヤー。
同プレイヤー同志ながらいつもバタバタしていて軽い会釈をする程度でMASAとはなかなかゆっくり会話することが今までできませんでしたがこのたび、やっとザックバランにTALKを楽しみました。
トリを飾ったのはヒコのもう一つのプロジェクトTOTOのカヴァー・バンド「THE SEVENTH ONE」
メンバーにはSAX&VOでゴヘイバンドのカスミ嬢も参加(STAライブでも一度だけ演奏経験あり)。ドラマ―もMASAはあちこちのへヴィーメタル系バンドでよく遭遇しています。
ついこの間、本家TOTOは札幌公演を終えたばかりで、ヒコは最前列で観てきたそうです。マサも「アイソレーション」来日時の武道館を観ています。でも、もうジェフ&ファーギーは故人ですね。
マイクも療養中ですし・・・。
セブンス・ワンの序盤は会場リハーサルなしのぶっつけ本番だったこともあってか、ややぎこちなく硬めの進行が目立っていましたが、それも曲をこなしていくにつれてやんわりとほぐれていきました。
TOTOはアメリカの超1流売れっ子スタジオ・ミュージシャン(ボズ・スキャッグスのバックバンドがきっかけで)達によって70年代後半に結成されたテクニカル集団。これを再現するのですから一筋縄ではいきません。
今年の2月に小樽雪明りライブでもセヴンス・ワンが「パメラ」を演奏しているところを拝見しましたがこの曲は今回時間の都合でなし。
でも有名どころを初期から黄金期、中期とまんべんなくセレクト。大ヒット曲「ロザ―ナ」はもちろんのこと、BNPでも取り上げていたぐっとアダルト・ムード満点の「ジョージ―・ポーギー(この曲が終わった後に客の誰かが「ジョージ―!」と叫び「ジョージ―って誰!?」と大爆笑)」、キーボードもTOTOと同じく左右にステーブ・ポ―カロ担当とデヴィッド・ぺイチ担当と正確に振り分けられています。
会場は酒を飲み続けてご機嫌の観客(バンドマン含む)があちこちにいて賑やかです。ヒコは客席に降りてギターソロをいつも以上に長く弾きまくっていたのでVOに襟首を掴まれてステージに戻され苦笑い。
ヒコは演奏以外にもマサにあやかって司会も請け負っていました。
STAは4番目の出演、18:40。
STAは8人のステージ。この日1番の大所帯。
半分の3バンドが管楽器奏者ありですが、やはり3人ものホーンが中心に鎮座しているのは唯一無二STA。ブラス隊は会場リハーサル欠席だったので本番前に各パートがマイク&モニター音出しチェック。
メンバーひとりひとりにマサがセッティングの確認をさりげなくおこないつつもオーケー・サイン(一番準備に面倒なSTAゆえ時間が結構経過)。
ヒコがマイクを手にアナウンスします。
「さあ、お待たせしました。
我がバンド、ラズベリーが初ライブを行ったのがSTA企画4年前のことでした。
私も大好きでこの日のライブを個人的にも楽しみにしていました!ブラスロック・バンド、シカゴを聞かせてくれますSTAの登場です!!!」
***SET LIST***
1、INTRODUCTION・・・CHICAGO
2、~ONE FINE MORNING(ある晴れた朝)・・・LIGHT HOUSE
3、~FREE FORM PIANO・・・SHIN
4、~SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO
5、LOWDOWN・・・CHICAGO
6、FREE(自由になりたい)・・・CHICAGO
6、~25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO
***MEMBER***
MASA・・・B VO CHO
KEN・・・DR CHO
MIKI・・・PER CHO
SHIN・・・KB VO
NOBU・・・G
TATSU・・・TP
MITSU・・・TB
MIYUKI・・・BS
実はトランペッターのタツがハード・スケジュールの影響により過労でダウン、6日間の入院を余儀なくされる事態に。
もちろん彼は大事をとってスタジオ練習もほぼなし、個人練習&会場リハーサルも無しのほとんどぶっつけ本番のライブとなりました。
でもミツにバトンを受け取って吹き鳴らされる「イントロダクション」のトランペット・ソロを聞いた瞬間にそんな心配もとり越し苦労でした。(本人はかなり無理していたと思いますが、そこはクールな彼のこと、おくびにも出しませんでした)
ほぼ幕開けポジションに固まりつつあるこの曲も、メンバー全員が何度も何度も壁にぶち当たりながらも苦労してここまでたどりついた思い入れたっぷりの特別なモノです。
更にミキのツボを心得たカウベルも打ち鳴らされて益々原曲に近づきノリも俄然よくなってきました。
ベル・トーン・エンディングではマサが右手回転後ジャンプでいつものように景気良くフィナーレ。
拍手が沸き起こった瞬間に意表を突いたかのように力強いケンのドラム・ビートが炸裂。覆いかぶさるようにマサのベース・ラン。
セット・リスト唯一シカゴ以外のブラスロック「ある晴れた朝」
ここらあたりはシンの独り舞台と化しています。ボーカル、ピアノ・ソロ。ミキもタンバリンの連打で応酬。
リズム感の良さは鍛練の甲斐ありミユキ嬢からも絶賛済。このしょっぱな2曲は流れ的にもつかみはメガトン級。
ヒート・アップしないようにグッと押さえ気味にお次はシンの別の面を披露。ピアノソロコーナーではありますが、いつものしっとりムードではなくアップテンポの明朗快活フレーズの連打。
そのカラッと明るい空気感を引き継いだ形で「サタディ・イン・ザ・パーク」
ミキやマサはじめメンバー達が手拍子のジェスチャー。
ぐるっと見渡してみると皆がニコニコして一緒に手拍子を打ってくれています。
マサのボーカルに趣向を凝らしたミキのコーラスがのり、ドラマティックな展開を後押ししてくれています。(ミキはこの日、美唄のある養護施設に赴いてボランティア・コンサートに参加、数十曲歌ってきたそうです。)
余談ではありますが偶然なのかマサの右手に付けているリストバンドはニューアルバム「シカゴ36」ジャケットを彷彿とするような白黒チェック柄。
「ゴリTE音」のところでも書きましたが、はしゃぎ回って自由気ままにステージ前を行き来しているオチビチャン達はSTAが始まった時は正直かなりやかましかったらしく耳を塞いでいました。ところが2曲3曲と進むに従ってジッとこちらに見つめて興味深げにモニター正面に立ちつくしているではありませんか。良く見てみると小さく体を揺らしてリズムをとってのっている!!その姿を発見した時の感動といったら言葉ではとてもじゃあないけれど表現できないくらいの衝撃でした。
勇気百倍もらったようなものです。子供は正直にストレートに純粋に表現してくれますからね。
MC中に話しかけたら、不思議そうな顔して見つめられましたが・・・。
ライブの折り返し点で、この日STAにとっては久しぶりのシカゴ初お披露目曲のコーナーに突入です。
シカゴⅢに収められていたヒット曲「ロウダウン」がそれ。
何カ月も前から丹念にメンバー全員が練りに練り上げたこの曲をタイミング見計らってステージ演奏する日を迎えることとなりました。
ノブはギター小僧時代、この曲と出会ってシカゴにのめり込むきっかけにもなったというのですから感慨深いでしょう。
何度もブログの練習レポートにも書き続けていましたが、「ロウダウン」は珍しくもシカゴのリズム・セクション、ピーター・セテラ&ダニー・セラフィンによる初コラボレーション・ソング。だからなのかなまらリズムやアクセントにクセがあって難解この上ない構成となっています。
しかも一見聞いた感じ、シカゴにしては平均点クラスくらいのブラス・ハードポップ・レベルかあ、とメンバーの殆どがタカをくくって取り組んだのですが、いざトライしたらビックリの連続。
落とし穴だらけのクセモノ曲。御見それしました、御免なさいってなあ具合に真面目に磨きをかけて本番に臨みました。
まず、不安を取り除く意味でも会場リハーサルで半分ほど実演(時間切れで途中ストップ)。これが良かったのかもしれません。マサはケンに「ギター・ソロに入る前のカッティング・パートでハイハットを大げさに刻んで!」。これが功を奏して皆が皆、好感触をつかんだ模様。
モニターの返り、バランス、合図の目安となる楽器音がかき消されてしまうと大事故に発展しかねません。
でも思っていた以上の出来にメンバー一同笑顔がこぼれました。マサから「ロウダウン」の説明が簡単に語られて、タイミングよくノブのギターによるイントロ・カッティング。
このノブが手にしているニュー・ギターもマサ&ミツは絶賛。
今までに使用していた物よりもエッジがきいていてロックしていてナイスな音色です。
そしてもう一つ特筆すべき点は「ロウダウン」、ここ日本においては原曲の英語バージョン以外に驚いたことに日本語バージョンも発売されていたのですよ。もっとビックリしたのはオリコン・チャートでは英語よりも日本語シングルの方が上位にランクインしていたという驚愕の事実です。
もちろんマサは前半を日本語、後半の熱を帯びてくる転調部分は英語で歌唱(日本語歌詞に関してはメンバー内で賛否飛び交いましたが、ここはあえてマニアックなこだわりをみせてみました。出だしで一部のメンバー達は苦笑していましたが)。
ただキーが異常に高い。STAが取り上げた高音部担当のピーター・セテラが歌うシカゴの曲中、最高峰に位置するのではないでしょうか。
「ロウダウン」の半分以上がハイノート(転調部分)
油断していると喉を破壊されてしまいます。
よって喉のケアには神経を尖らせて暴走しないように歌いこみました。実際にはちょっと崩れかけましたが初にしては上出来でしょう。
ケンもテンポ・キープは慎重にトライしたとのことで全体のアンサンブルもあまりバタつかず乱れずクリア。
ノブによる鬼の形相ワウワウ・ペダルも、ブラス・セクション入魂の鬼門ラインも努力が実を結んだようで良かった!!
2012年シカゴ来日パンフレットに書いてあったエピソードですが、シカゴがスタジオリハーサルをしている所へタイミング良く日本サイドから電話コンタクトをとったある有名な方がいました。そこでボビーに「ロウダウン」をぜひとも取り上げてほしい!とリクエストしたそうです。
ボビーも「じゃあちょっと試してみるね」。でもやっぱりその後、上手くいかなくてボツになったそうです。
少ないMCタイムなのでメンバー紹介は割愛。
でもせっかく小樽から乗り込んで来たミユキ嬢が、どうしてもステージ上で皆に見てもらいたいものがある!とスタジオリハーサル時からマサに訴えかけていたので特別な計らいで「どうぞ!」
ピンクのプラスチック製(?)蛇腹ホースのようなものを左手でグルグルと回転させて「ヒュンヒュン!」と音を出す玩具でパフォーマンス。これって楽器?(マサ)、洗濯機のホースかと思った・・・(ミツ)
でも勢い余ってマイクに「ガツン!」とぶつける・・・しかも2回も・・・。ミキサー・スタッフさん、御免なさい・・・結局彼女は何を主張したかったのか???
その後は酔ったヨッシーが首にかけていたかと思ったら、最終的には子供たちにプレゼントしたそうです。
STAライブもラスト2曲。気を取り直して、ここは定番代表作連発。
「自由になりたい」はわずか2分ほどの演奏タイムですが、何がしんどいって上手く表現できませんがあえて言わせてもらえば、2分を全量疾走で駆け抜ける!といった感じでしょうか!!
コーラスも3度段階音程をとるのが難しい。
残響音轟く中をマサが「正真正銘のラストソングはご機嫌なミッドナイトソングで締めくくってみたいと思います。25OR6TO4!!」
マサのボーカルにさりげなくシャウト気味にコーラスを添えてくれるミキの声にはセンスの良さを感じます。
ニュー・ギターで心機一転ガツン!と弾きまくり、弾き倒しのノブ。ブラス隊が花道を作ってくれたのでマサもステージ狭しと横断。ひざまずいてアピール。
モニターに右足を乗せてSTAライブ初のベースをストラップごと肩から外したマサは会場の観客に向けて狙い撃ちのポーズ。
ノリの良い数人は撃たれたマネをしてくれます。最高!!
ライブも盛況のうちに終えて、すぐに出演者全員がステージに集合。全員で記念写真撮影。本当に皆お疲れさまでした。
エレベーター前ではヨッシーのヨチヨチ愛娘に手を振ってもらいました!「バイバ~イ!また会おうね!!」
SPECIAL THANKS TO・・・KEIKO&HIKO&KIRIKO&MR、EGAWA&AKIRA&KIM-KIM&KUMA&HIROSHI&HITOMI&KANANE&KASUMI&COCA-COLA&MR,RAIJIN&GORILLA HAMMER&YOSSY GORILLA&STUFF!!