THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,145 susukino HOT TIME 大人のロック6~クリスマス・スペシャル~PART,2

2017-12-21 22:16:04 | Live Set List

~~ライブ・レポートpart,1からの続き~~

4、PM8:00~8:30

BGMはジェームス・イングラム。

「BOZ PRO」

さあ、ここからは折り返し点だよ。

今回の出演バンド中一番渋く,グッとダンディーなサウンドで迫ってくるボズ・プロの登場。

バンド名を見たら即ピンとくることでしょう。AOR界の大御所ボズ・スキャッグスのコピー・バンドです。

そうです、ボズはTOTO誕生のキッカケとなった人。

大人の落ち着いたムード漂うステージングを展開してくれました。

ブレイク・フリーとの対比がすこぶる面白い。これはワッキーが狙ったのかな?

7人編成・・・・

ベースはブレイク・フリーからそのままにワッキーが担当。この人、ハードロックからAOR系までをも網羅してエンジョイしているんだね。欲張り~!

ボーカルはアベさん。ギター&コーラスはイスに座ってのプレイがロバート・フリップやジェフ・スカンク・バクスターを彷彿とさせるカザマさん(黒のフェンダー・ストラトキャスター。メイプル指板。ストラップも黒のフェンダー)。ドラマーはタカヤ氏。テナー・サックスにホシナ氏。

そしてツイン・キーボード&コーラスには左右に女性2人を配置するという見た目にもアットホームな空気漂うセッティング。つまりボーカルのアベくんは両手に花というラッキーマン。

そのキーボード担当者はローランドVR09使用のユカ嬢と、先ほどブレイク・フリーでジョン・ポール・ジョーンズ役を見事男顔負けな腕前で弾きこなしたクリムン嬢がセッティングそのままに合流。

まずは名刺代わりに「ホワット・キャン・アイ・セイ」

いきなり力強いビートに、燻し銀のアレンジを施したバッキングで追随するキーボード群。

ドレスアップした服装で、じっくりと美味いお酒などをたしなみながら(だけど私は下戸です!)大都会の夜景などを眺めつつ聞くというのが似合いそう。

伸びと張りのあるアベ氏のボーカル。

下手くそなシンガーならば、絶対に成立しえないジャンルですから、もちろんその起伏に富んだ表現力は太鼓判。

ゆとりをもたせた演奏からも、風格が漂っています。

そして美味しいところで、ホシナ氏のサックスがエモーショナルにブローする。

「こんばんは!ボズ・プロです。

久し振りのホットタイム・・・2回目の出演ですが、今年は初ですね。

いつもは2曲続けるんだけど、今回は曲順を変えてジョージアもやめました・・・・じゃあ、ロウダウン・・・いってみましょう!」

ボズのボーカルってけっこう音域が広いのですよ。野太い声をしているからあまりそうは感じないのですが・・・。

ハイハットの刻みにのる形で、黙々と弾かれるベース。

やっぱりいいなあ、ジェフ・ポーカロとデヴィッド・ハンゲイトによるリズム・セクション。

それを淡々とプレイするボズ・プロのインストメンらも、なかなか的確にコダワリぬいたいい仕事をしています。

流麗なるシンセサイザーによるストリングス・サウンドが描き出す情景が、ドラマティックで効果絶大。

スモークがモクモクシューッと焚かれ、ミラーボールもキラキラと回転して益々の臨場感を醸しだしています。

ちなみにこの曲をヒントに日本が誇るスーパーギター・ヒーローのチャーは、ソロ・デビューアルバムに傑作「シャイニン・ユー・シャイニン・ディ」を書いています。

「それでは最近うちのバンドの定番・・・・・ハート・オブ・マイン・・・いきます」

この曲はボズと同業者でもあるMR,AORことボビー・コールドウェルも歌っていますね。

もともと友人同士でもあるボズから「ハーバー・ライトみたいな曲を書いてくれないか」と依頼されたのがキッカケで生まれた曲なのだそうです。

なんと共作者には、元シカゴのジェイソン・シェフもペンをふるっているのですよ。

是非ともジェイソンの生歌も聴いてみたいものです。また一味違った魅力溢れる喉を披露してくれることうけあいです。

日本ではタバコのコマーシャルに起用されて(セーラム・ライト)いたことでも有名。

咽び泣く哀愁の旋律が、グッとムードを引き立ててくれます。

静かにリラックスして身を任せ、音絵巻に心底浸りましょうよ。

エレクトリック・ピアノやシンバルの響き一つとっても、アートの域に達していますね。

「演奏の最後は迷いかけましたね・・・・大丈夫でした?それではメンバー紹介をします」マイクを手にメンバーらのバックボーンや内輪受けするような小ネタの露出やら、プライヴェート・エピソードなども交えて和気藹々。

「じゃあ次いきましょうか?・・・・ジョジョ」

なだらかなギターによるカッティングから、シンコペーションに至る流れやコード進行は、もはや流行なんか超越するほどに輝きを発しています。

ギターの大御所カザマさんは、いつもなら前でガンガンに弾きまくっているんだけど、体調の関係でこの日は大人しく後方にて着席体制でのプレイ。でも主張するとこはしっかりと主張していましたよ。

しかしサックスのホシナさんは、ここぞというところで、さりげなく見せ場全てを一気にかっさらっていっちゃう憎いほどのプレイヤーですね。

そんじょそこいらにたむろっているガキンチョ・ロッカー共が束になって挑んできても、この味は絶対に出せないよね。

経験豊富な熟練の業師。

ホシナさんは、ジャズやプログレもたしなむという凄腕の持ち主。

「ハイ、ありがとうございました。最後の曲となりました・・・・リド・シャッフル」

それまでとは色合いをガラッと変えて、ラストに相応しく陽気なお祭り気分で、タイトルどおりシャッフルの洪水で鬩ぎ合い。

皆もここではピョンピョンと飛び跳ねてノリノリにはじけまくり。

余力を振り絞って濃厚なる大熱演で汗だく。

会場内も急激に過熱気味です。

やっぱりライブハウスはこうでなきゃあね。起伏のあるセットリストで全5曲をアッという間に終了。

「ボズ・プロでした。まだまだこの後も続きます。最後まで楽しんでいってください。」

このイベントの立役者ワッキーはまだもう1バンド出番が控えていますよ!

6、9:20~9:50

BGMはローリング・ストーンズの「ギミー・シェルター」

トリ前のSTAライブ・レポートは飛ばして、オオトリの「the seventh one」へ進ませていただきます。

このバンドもSTAとはすっかりお馴染みの6人組TOTOコピーバンド。

ギタリストは相変わらず多くのバンドであちこちで出没中のヒコ(感心しちゃうくらいのワーカホリックだね。この日も定番でもあるTOTOファースト・アルバム・ジャケットのTシャツを着用)。客席からはTOTO大好きな男性の方から熱いラブ・コールが何度も飛び交っていました。

ヒコが愛器シースルー・ブルーの(指板ROSE。PUはSSH)シェクター・ギター(ストラトタイプ)でスティーブ・ルカサーばりに弾きまくるゴキゲンなバンド。

とびきりテクニカルでやっかいな、それでいて耳に残る完成度の高い楽曲が魅力的なTOTOを再現してくれます。

TOTOと同じく左右に陣取ったKB&CHOは2人(男女一人づつ。マジック・カプセルのハルコちゃんと、なんとSTAからシンが加入!)、ベースはシースルー・レッドの(指板ROSE)の5弦ウォッシュバーン使用のワッキー、ドラマーはマサとはお互いにへヴィーメタルバンドで活動していた頃からの顔なじみでもあるボンゾウの後継者レンちゃん(若干25歳の新鋭。対応が素早い!)、お蕎麦屋さんを経営しているということを語っていたVOはボビー・キンボール真っ青なくらいのハイトーン・シャウターのズマッチ、そしてギター&コーラスにヒコ、コーラスにミキ嬢という7人編成。

数多くのTOTOヒット曲を堪能したかったんだけど、ここは持ち時間30分なので5曲に凝縮されたステージとなりました。

ど頭からフュージョン・カラーをふんだんに散りばめた「ガール・グッドバイ」とは贅沢なる幕開け。

透き通るような幻想的シンセ・イントロから、涙が溢れそうになるくらいに激しくも美しい伸びやかで張りのある旋律のボーカルライン。

ヒコ入魂のギター・ソロは、極限までタメを効かせての泣きのフレーズが響いてきます。モニターの前に出たところにデッドポイントがあったらしく、即座にベストポジションにバックしましたが・・・。

新人のドラマー、レンちゃんもすっかりとバンドに馴染んでいて自然に溶け込んでいます。

素晴らしいメンバーを発見、発掘したものだねえ。将来が今から楽しみだ。希望を胸に秘めて所狭しとアグレッシブに抑揚をつけて叩きまくっていましたよ。

若いから怖いもの知らずで、ポジティブなドラマー。やっぱり土台を支えるんだから、こういうタイプのミュージシャンでないと、とてもじゃあないけれど託せないよね。

「イエーッどうも、ありがとう。セヴンス・ワンでございます。トリです、一応。今日のライブで今年の活動はおしまい。後は忘年会を残すのみです!アルコールでいい感じに凄く声が出てる。でもその後1週間は駄目さ・・・・・・パメラ!!」

ヒコはペダルにてボリューム奏法を交えた後は、水を得たサカナのようにワイヤレスの特性を最大限にまで引き出すがごとく、シンのシンセ・ソロから引き継いで、ステージフロント左右を縦横無尽に腰を低く構えつつ歩きながらの延々ギターソロ。

ルークのトーンや指癖までをも、的確かつ丁寧にピッキング。サウンド探求の甲斐あってか成果絶大。エフェクター駆使してバリエーション花開いたね。

ミキ嬢は「可愛い!」の声援に応えて満面の笑顔を周囲に振り撒きながらも、ズマッチと正確無比で息のあったハイトーン・コーラスワークで魅了(低音部分はヒコが担当)。

メンバーの中にはトナカイの角やら光り物の飾り付けを施して、クリスマス仕様の人もいるのですが、真剣に演奏する姿とのギャップが微笑ましい。

「3曲目は、ちょっと古い曲で・・・ジョージア・オン・マイ・マインド・・・じゃあなかった、違う、違う・・・すでに酔っ払っている(笑)・・・・GEORGY PORGEY」これは伊達男のギタリスト、テッチャンもお気に入り。

さりげなく抑え気味の哀愁感漂うコ-ドストロークを主軸に、ドンドンと熱帯びていく様がたまらない魅力の1曲。

なかなかエクスタシーに達しない部分も、よく計算されつくしていて見事。

華麗なるハーモニーも素晴らしい効果を発揮。歌いこなしもゴージャス。とにもかくにも起承転結の曲構成から、もちろん演奏力に至るまでパーフェクトといえるほどの要素をはらんだ超一級品。

何度もライブでトライしただけあって、セブンス・ワンも成長の片鱗を覗かせていますね。

その心意気にパチパチ!!!

「メンバー紹介をします」ここで新人ドラマーにスポットを当てる。

「最近、うちのバンドも高齢化が目立ちまして・・・」とずいぶん年齢の話題で大盛り上がり。

もちろんTOTOにとっての決定打「ROSANNA」は外せませんね。必聴、必見の価値アリ。

ゴースト・ビートを駆使したジェフ・ポーカロのドラムイントロも、正確に再現していたよ。ここがキモだからね。

ギター・ソロがいつまでたっても終わらないので(すっかりとイッチャッタのか、いつもよりもかなり長め)、ボーカルがストップをかけにいく一幕も(演出ね)。

「長い・・・いつになったら終わるの?・・・・」とドラマーがヒコをガンミする一幕も。

見事なくらいにこの大ヒット曲、代表曲を各メンバー達は入り組んだアレンジでプレイ。

ボーカルも低い歌い出しからドンドンと音程が上がっていく中盤、後半にかけても強靭な喉で圧倒。

ズマッチが出だしのルカサー・ポジションを歌えば、おしとやかなミキ嬢が絶叫型の高音部を受け持ちメリハリをつける。

「年末最後だからいきます。ドロー・ザ・ライン・・・・あ!?違った、それはエアロスミスだった・・・・HOLD THE LINE」

切れ味の鋭いヒコのギター・リフから、淡々と繰りひろげられるドラマティックなアメリカン・ロック臭プンプン。序盤から期待に胸が膨らみます。早くもわくわく感充満で文句なし。緻密なる計算に基づいた新旧メンバーらの息もピッタリ。

マイク・ケーブルにギターのヘッドが絡まるトラブルも、器用に難なくクリアして苦笑い。最後はお得意のヒコによる情熱的な歯弾きも見せつけて終了。

「パメラ!」というリクエストが出ていましたが、それは今回叶わず(この曲を嫌いなメンバーがいるらしい・・・)。

それでも初期のプログレッシブな曲から、バラードの王道ソング、ハードロック、フュージョンにと展開も充実していて締めくくりに相応しきバンドでした。

 

時間を戻します。

トリ前に登場したのが、このブログの主役でもある「the sapporo transit authority(S・T・A)」

5、8:40~9:10

2017年最後のライブだけに、力の入りようが半端ではないです。

しかも9人編成。この日最大人数でのやかましいブラスロック大所帯(まあ、いつものことではありますが・・・)

他のバンドで管楽器が所属しているのは、ボズ・プロの知性漲るサックス奏者ホシナさんただ一人(速報!!このホシナさんが来月のS・T・Aライブに参加してくれることになりました!)

徹頭徹尾、全曲を初期シカゴで熱烈網羅。

どこでやっても浮きまくりのバンドですが、この日はちょっと事情が違った。

何と言ってもマサのベース仲間でもある盟友ワッキー主催「大人のロック」というイベント。

よって客層はほとんどが熟練のロック通で占められているわけです。うるさ型が大挙総動員。

こりゃあ、初心者みたいに下手な演奏をやらかしたら速攻で袋叩きにあっちゃうという危険も伴う。

初心に舞い戻って、気持ちも引き締めて、ライブにのぞみました。

結果ですか?!もちろん大成功!!大受けでした。それはこれからのレポートで堪能してね(ところどころにまたもや反省点は勃発しているけど)。

ゴージャスなる布陣が揃いましたよ。久し振りにシンがキーボードで復帰(セヴンス・ワンと掛け持ち)

トランペットもツイン。ギターもツイン。

ステージに全員が収まるのか?とライブ・ハウスのスタッフさんも危惧していましたが、S・T・Aはすっかりと手馴れたものです。

毎度の事ですからね。相変わらずメンバーの出入りは激しく、人数やらパートやら移動が頻繁。

その顔ぶれや担当楽器、ライブハウスの空気感、イベントの主旨、客層、出演時間などを慎重にマサが吟味しつつ、メンバーらの意見を取り込んでタイム計測のもとセット・リストを慎重に組み立てました。

現実問題として、毎月、毎月S・T・Aという名前のもとに新しいバンドを組んでいるような事態が続いています。周囲からは「よくもまあ、13年もの間、休みなく活動できるね。コツを教えてほしいくらいだよ」と感心されちゃうくらい。

それがわかったらこんな苦労しないよお・・・私が教えてほしいくらい。もうこれは単なる意地です。

いつになったら演奏のみに集中できる日が訪れるのか。それを追い求めてただひたすらに前進あるのみです。

マサが唯一のオリジナル・メンバーとしてバンドを運営していますが、来年からは心機一転ニューS・T・Aで再起動する所存であります。

そういった意味でも大きなヒントともいえるライブだったのが、今回のホットタイム。

ターニング・ポイントを迎えた感が強くて武者震いしちゃいました。新鮮な気持ちでGO!GO!GO!

心強き相棒のシュウヤはマサとリズム・セクションに専念。

新たなるコンビ誕生か?のクニ&シゲによる絶妙なるトランペッター部門。

心境著しいエビちゃんも、苫小牧から札幌に返り咲いた。

そのエビちゃんが大学生時代に所属していた音楽サークルの大先輩アサキちゃんも数年ぶりに合流。

本当に今年はS・T・A出戻り組みが多くて懐かしいやら、賑やかやらで盛り上がっています。S・T・Aの長い歴史の重みを痛感する次第。

そして頼もしきNEW GUYとしてギターのコニタンが正式に加入。最大の収穫です。

コニタンは今回S・T・A至上最も難しいセット・リストをごく短期間で完全にマスターsてきたのです。恐るべき驚愕の男。

ずっとノブ一人で受け持っていたギター・パートも、これで無限の可能性が拡大したわけですから、早くも年明け錚々のライブが待ちきれませんよ。

***MEMBER***

MASA・・・B CHO VO

SYU-YA・・・DR

SHIN・・・KB VO CHO

KUNI・・・TP VO CHO PER

NOBU・・・G

EBI-CHAN・・・TB

KONITAN・・・G

SHIGE・・・TP PER

ASAKI・・・TS

***SET LIST***

1、INTRODUCTION・・・CHICAGO

2、ALIVEAGAIN・・・CHICAGO

3、~DOES ANYBODY REALLY KNOW WHAT TIME IT IS?(一体、現実を把握している者はいるだろうか?)・・・CHICAGO

4、MEKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)・・・CHICAGO

5、~TO BE FREE(今こそ自由を)・・・CHICAGO

6、~NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)・・・CHICAGO

7、SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO

8、FREE(自由になりたい)・・・CHICAGO

9、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO

 

とにかく人数が多いS・T・A。しかもホットタイムのスタッフはコデラくん一人で切り盛りしているものだから、セッティングに膨大な時間を要します。

まずは立ち位置決めでひと悶着。

ツイン・ペットを含む4管編成&ツイン・ギター。

見た目だけでも圧巻。

その後は各ポジションごとに譜面台を立ててチューニングとイメージ・トレーニング。

マサはミキサー・サイドとステージ上との中継役も担って意思の疎通を図る。

オマージュの意味も含めてマサがブレイク・フリーが先ほどのライブで取り上げていた、ディープ・パープル「ブラック・ナイト」をベース&ボーカルでさりげなく爪弾いているとシューヤ&コニタン(ワウペダル踏み込みで)も追随。 

これにてウォーミング・アップは完了。

マサの正面テーブル席に座っている観客の会話から何やら「テリー・キャス」とかのウンチク話が聞こえてきて、とても気になります。

まあ、時間は巻き状態のため、けっこう余裕がありますからリラックス。

コニタン、ライブは久し振りなんだけど、そんなこと微塵も感じさせないほどに(そんなことを知らない人が見たら、まるで毎日ステージに立っているような佇まい)十八番のジミヘンから「ヴードウーチャイル」「リトル・ウィング」のリフをスクリーンの裏側からハーモニクスやアーミングを交えて弾いています。

準備万端整いました。

最終チェックとして(リハに参加していないメンバーがいたので)コデラくんの指示に従って、各パートがマイクから軽い音出しのバランス&音質コントロール。

マサとコデラくんとでアイコンタクトを交わして、オーケー・サイン発信。

コニタンがいつの間にかミュート・カッティング開始。(それとともにBGM・OFF&スクリーンも上昇)

シューヤがハイハットでリズムを刻みガイドライン。クニもウィンドウ・チャイムで狼煙をあげる中で、マサによるアナウンス。

焦らしに焦らされて、もう待ちきれないといった状態の観客達からは早くも歓声があがる。

「ハーイ!たいへん長らくお待たせしました。はやいもので、もうトリ前のバンドの時間となりました。

本日一番の大所帯です。(イエーッ!)

WE ARE BLASS ROCK BAND!THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!1・2・3~!!」

完全にスクリーンがあがった瞬間、すでにそこは異空間。

まずは軽く「やあ、みんな」とご挨拶ソングの「イントロダクション」なんだけど、中身のほうは複雑に入り組んだ究極のへヴィーナンバー。

サングラス着用のメンバーが多いS・T・Aに、コニタンも次回からはサングラス導入を検討中。

とにかくツインギターだけでも、迫力倍増なのに、ノブはレスポール、コニタンはポール・リード・スミスとお互いに2ハムバッキング・ピックアップのため、分厚い音の壁を構築。

プレイしている我々にもそれはガンガンと伝わってきて、アドレナリン噴出が止まらない。

アサキちゃんやシゲはブランクがあるからと、多少不安も抱えていたのですが、いざとなったら涼しい顔して一緒に平然と吹きまくっていたね。

いつものようにマサがベース・ラインを滑りこませエネルギー全開で、初っ端から叫びまくる、吠えまくる。

場面転換して変拍子の流れから突然のブレイク。

切り込み隊長は最年少のエビちゃんによるトロンボーン・ソロ。

クニによるウィンドウ・チャイムでムーディーな空気のお膳立て。

阿吽の呼吸でニンマリしちゃうぞ。

ライブの回数を重ねるごとに、みるみるうち成長したエビちゃん。

やっぱり若いからなのか、吸収力が半端ではありません。またここにきてグッと一回り貫禄が増した様子。クニ曰く「トラの穴S・T・A」で揉みに揉まれたことは決して無駄ではなかったでしょう。おっと、我々も油断してられないのお。

そこからバトンを受け取ったのはトランペッター・シゲのソロ。

いつもはクニが担当するパートなんだけど、今回の彼はクラベスでバッキングに回ってただひたすらにシゲを援護射撃。美しき友情だ。

それに応えるかのようにシゲも安定したピッチで(これはジュンも絶賛していたね)心安らぐ旋律を吹き鳴らす。

徐々に熱を帯びはじめたかと思えば、今度はギタリスト、コニタンの出番だ。

ハーモニクス&アーミングダウンという掟破りの荒技をとっかかりに、ブラス隊の間に割り入って(アサキ&エビちゃんがスペースを空ける)アヴァンギャルドな狂気のソロをぶち込む。

ビブラート&チョーキングなどを織り交ぜて、ハイポジションでの集中ピッキング波状攻撃。

陶酔の表情のまま、目まぐるしく駆け巡るフィンガリングはインパクトを与えるには十分すぎるほど。

新たなるギター・ヒーローの出現に、惜しみない拍手が送られます。

練習不足気味かと思われていたブラス・アンサンブルですが、どうしてどうして息もピッタリとあっていて見事なコンビネーションを堂々と描いています。(口笛もピューピュー飛び交う)

ツイン・ギターの役割分担も事前に行っていたから、オリジナルのテリー・キャスが重ね録りしていたパートも楽々と忠実に振り分け。

オープニングから超変態チックで、5曲分の落とし穴があるのではないかと思わせるほどの難曲。

エンディングのベルトーン最後の1音まで気を抜けない仕組みになっているので、常にテンション張り詰めたまま。

エネルギーの消耗率が激しい。つまりは燃費の悪い曲(笑)

これだけでも常人ならば、へたりこむか、逃げだしてしまいます(実際、逃亡した者も多数)。

マサが腰を落として半身状態のまま、右手をグルグルと回転させてジャンプ一閃でフィニッシュ。

「オオーッ!!」

「イエイ!改めましてTHE SAPPORO TRANSIT AUTHORITYです。皆さん、楽しんでますかあ!!??ヘイ!(シューヤがドッカン、バッシーン!コニタンがギュイーン!と煽る)

色々とバタつきましたが、大きなトラブルもなく今日のイベント、遂にここまできました。ハハハーツ!

今日は今年最後のS・T・Aライブということで、いつもの倍は力が入っていますよ。全曲気合十分に初期シカゴの濃厚なるサウンドでお送りしたいと思いますので(大歓声)、最後まで盛り上がっていってください、よろしく!

NEXT NUMBER・・・・・ALIVEAGAIN!!」

シュウヤのスティックから4つ打ちカウント。ノブによるシャープなコード・カッティング。

今は亡き伝説の人テリー・キャスへ捧げられたストレートなるロックンロール。

でもそこは一筋縄ではいかないクセモノバンドのシカゴ。

リズム・アクセントがややこしいとはシューヤ&コニタンの弁。

マサはこの曲、ずっと音圧に欠けていて不満を抱いていたのです(重ね録音の再現ができないので・・・)。

最近はクニがホーン・アレンジを加えてくれて若干解消したのですが、今回はシンのキーボード、コニタンによる歪んだ横綱級コードでバッチリとストレス発散できました。やっぱり、こうでなきゃあね。

おのずとマサのボーカルもグッド・ヴァイブレーション。

クニによるコーラス&タンバリンも味わい深くて好サポート(しかし、彼は一時たりとも休む間がないね。いよっ、この働き者!)

マサとコニタンは目を合わせて、ステージの両サイドで飛び跳ねる。

後半に位置するギター・ソロは2パターンありまして、まずはノブがサスティーンを狙ったソロで先陣を切る。

コーラスの後はコニタンがメタリックな速弾きソロでエキセントリックに区切りをつける。

全くタイプの異なる2人のギタリストが在籍するのだから、S・T・Aの秘めたる可能性とグレード・アップ戦略に光が差してきました。

水面下での作戦がやっと功を奏した瞬間なのだ。

怒涛の拍手が渦巻く中、マサのMC「ありがとうございます・・・・・DOES ANYBODY REALLY KNOW WHAT TIME IT IS?」

間髪入れずメドレー。

今度は「時間に対する哲学的固定概念の意義を真摯に全人類へ問いただす」という、何やら小難しい、そしてカッコイイ曲。

イントロだけでも数パターンのリズムに変化する、ほどよいホーン・ポップ・ロック。

小刻みにヒットするピアノの躍動感。ポール・マッカートニー直伝のピーター・セテラによるベース・ラインが印象に残るパートを経て本題へ突入。

この曲も正直な話、消化不良気味で不満の種が山積みだったのですが、ここにきてかなり本家本元に迫る勢いで嬉しくなっちゃうよ。

スローガンは「地道に小さなことからコツコツと」だね。

今度はクニによる巧みで張りのあるトーンのトランペット・ソロ。

なかなかにやるじゃんか。

マサのメイン・ボーカルに絡むシンとクニの個性的なコーラスも渋い。

そして英語が大の苦手というクニなんだけど、3番でのナレーションなんて堂々たるもの。発音もしっかりしているよ。

エンディングではエビちゃんがジャジーなトロンボーン・ソロでまとめ上げ。

マサも水を飲みながら、黙ってエビちゃんの方を指差す。

「皆、今の曲は知ってる?」「知ってるよ~」「え!?知ってるの?!素晴らしい!!S・T・Aはどこで演奏しても浮きまくりなんだけど、今日のお客さんたちの反応はとても励みになるよ。大体この手のジャンルに熱狂してくれる人達って昭和30年代の生まれなんだよね(笑)。

じゃあ次にお送りするのもシカゴ初期の大ヒット曲なんだけど、実はこれ7楽章からなる組曲なんですよ(ああっ!知ってるよ!)。

でね、時間の関係も考慮しまして今日は第1楽章と6&7楽章というホット・タイム用スペシャル・バージョンでいきたいと思います。

邦題はぼくらに微笑みを・・・・原題は・・・・MAKE ME SMILE!!」

シュウヤ「1・2・3・4~!!」

この曲もドテッパラに炸裂する一撃が狂おしいくらいに激しくて、やはりイントロが目まぐるしく、それでいてごり押し感なくスッキリとスマートにまとまっているところがやたらと痺れます。

最近のS・T・Aはけっこう馴染んできたよ。「快感・・・・」

ここではリード・ボーカルをシンに受け渡しマサとクニはバッキング・ボーカルに専念。

疾走感の塊のようなブラスロック代名詞。

タンバリンにトランペット、コーラスにと、ここでも相変わらず多忙を極めるクニ大奮闘。

エンディングではノブによるマシンガン・ピッキング・ギター・ソロ。

クニのウィンドウ・チャイムで、第1楽章は終了。

揺らめく一瞬の静寂を突き破るかのようにマサが威勢よくカウント「1・2・3!1・2・3!!」

アグレッシブに叩きつける1分ほどのインストウルメンタル。

ここの主役はブラスセクション4人衆(フューチャリング・クニ)

シュウヤのフィルインは試行錯誤の結果、コンパクトな力作に。

トドメはマサ&エビちゃんのユニゾン。

ベースとトロンボーンのみの展開なんて激レアでしょう。

当初これを全くこなせなかったエビちゃんはノイローゼ寸前にまで陥りそうなくらいに悩んでいたんだど、そんなプレッシャーを打ち砕くほどに、本番ではカッチリとクリアしたのでした。

やはりやるときゃあキッチリとやる男です。

きっと血の滲むほどのディシプリンをこなしたのでしょう。

ホッとしたのもつかの間、第7楽章を迎えることとなります。

またここで曲調が変わり最終楽章にふさわしく、より壮大でドラマティックな幕開け。

シューヤの3連打を目印に、コニタンの燃え滾るアドリブで華やかなるフィナーレに突入。

あちこち事故ったり、怪しい音が聞こえてきたけど、マサのベース・ネック振り下ろしを合図に無事完奏。

「あのねえ、ブラスロックというよりもプログレッシブ・ロックなんだよネエ(笑)次になにが出てくるのか、全然読めないでしょう」

会場全体からは感嘆の声が漏れ聞こえてきます。

そして次第に拍手のボリュームが上がっていく。

「いやあ、凄すぎる!」

「スタジオ練習に全員が集まることは、今回も叶わなかったんだけど、スコアとニラメッコしながら全員個人個人で真面目にこなして何とかある程度の形にまで辿りつけました。

我々S・T・Aはメンバー・チェンジを繰り返しながら結成13年。ライブを毎月1回は必ずこなしながら本日で145回目を迎えることとなりました。頑固一徹基本コンセプトはシカゴを中心としたブラス・ロックの追及と布教活動。

札幌市内外近辺でのステージに立っていますので、またS・T・Aの名前を見かけたら、どうぞ応援のほどヨロシク!(パチパチ!!)

今日は日曜日だけど土曜日の曲をやりたいと思います!(ワアアア~!!)

わかってるね、わかってるね(笑)

もうお約束、いくよ!・・・・サタディ・イン・ザ・パーク!!」

ナイスなタイミングでシンのシンコペーション・ピアノ・アタック・サウンドが軽快に駆け巡る。

マサとコニタンは会場に向けて手拍子を要求のコール&レスポンス。

もちろんそれに呼応するオーディエンス。

最前列では踊り狂う人もチラホラ。

皆、明るい笑顔で一緒にシンギング・タイムと参りましょう!まさに歌詞の内容情景そのままさ。

誰からも愛されるシカゴ初の永遠のミリオン。

愛と平和への願いを込めてお届けしましょう。

シンとクニも癒し系のコーラスで色付け。

「これは誰でも知っているね。残すところあと2曲となりました。

そうだ!なんか今日は気分がいいから俺の中では予定していなかったんだけど、他のバンドにならってS・T・Aもメンバー紹介やっちゃおうかな!?」「イエーッ!」

「人数が多いからちょっと時間かかるよ。えーと、どこからいこうかな?」とマサは一人一人にスポット・ライトが当たるように指差しながらプロフィールも織り交ぜて紹介。

特に久し振りのメンバーやニュー・フェイスにはじっくりとアピール・タイムを与える。

最後に紹介したのは、もちろんこの日S・T・A初ライブのコニタン。

それに応えるようにコニタンも伝家の宝刀ともいえるリックを素早く轟かせる。

「それではシカゴ極上のブラスロックナンバーをお届けしたいと思います!・・・フリー!!」「オーッ!!」

シュウヤ狂熱のごときサンダー・ドラミングで思い切り爆ぜりまくり。

2分ほどの曲んおですが、これ全員が400メートルを全力疾走させられているような一切の休み無しインター・プレイ。

シン&マサ&クニも喉が張り裂けんばかりの過酷なるボーカル。いつもガタガタな中間部分のブラスパッセージ。

速吹きパートなのですが、今回は鬼のように1音1音が鮮明で、かつクッキリと力強く吹かれていて惚れ惚れするほど。

エンディングの回数を1回分カットしたバージョンで、そのまま残響音に雪崩れ込み。

シゲ渾身のハイノートをヒット。

マサは左足をモニター・スピーカーにのせて声を張り上げる(そうしないと音の洪水に飲み込まれそうだから)。

「ラストです!ラストです!ミッドナイト・ソング・・・・・25OR6TO4!!」

口笛が鳴り響く中をつんざくようにコニタンがリフマスター「ガガガガガン!!」

全員が拳を突き上げて応戦。

マサのボーカルに合わせてエキサイトした客たちも大合唱。

もはやステージと客席の境界線は意味無し。

こうなればこっちのものだ。

全てを掌握したS・T・Aの独壇場。

クニのタンバリンとマサのスキップ&ステップを入り口にまずはノブがフロントに歩み寄ってサイケデリックなるギターソロで火蓋を切る。

2番手のコニタンもその真横に並んで全身全霊で気迫の篭った究極トリッキーなソロで絶え間なく連射。

コニタンのへヴィーメタリックなリフ・ストロークと床に両膝付いたマサのボーカルが終わりに近づいたことを告げる。

エンディングでマサがベース・ギターを天井に突き立てて振り下ろし全てのセレモニーの終焉を迎えることとなりました。

BGM「ギミー・シェルター」

面白かったのは、S・T・Aたちが後片付けをし始めると、前方のお客さんが「クエスチョンズが聞きたかった・・・アイム・ア・マンも、サムディもロウダウンも聞きたかった~・・・」もっとコアな人は「さすがに、ロンリネス・イズ・ジャスト・ア・ワードはレパートリーにないでしょう?・・・」

マサ「それ全部うちはカバーしているよ!」「ええ!!?マジで!?聞きたい!」

それから話が止まらなくなってドンドンと深みにはまっていったのでした・・・・。

ワッキーの声かけでステージに全出演者が並んで、集合写真の撮影会なども催されました。

そんな訳で、これにて2017年のS・T・A活動は全て終了。応援してくれた皆様に大感謝。

おかげさまを持ちまして何とかかんとか本年も乗り切ることができました(いつもいつも崖っぷちの綱渡りですが・・・)

これを糧に来年度はよりアグレッシブに突き進んでいく所存であります。実はもうすでにそれらに関しては着手していますので新生S・T・Aに乞うご期待!S・T・Aの快進撃は続く。

ブラスロックに栄光あれ!皆様、良いお年を。

VERY SPECIAL THANKS TO・・・・HITOMI&MR、KENNETH&CHIE-SAN&KODERA-KUN&MICHIKO&CETERA&IKU&MUTCHAN&ABE-SAN&WACKY&AMI-SAN&SAIBABA-HIROYUKI&HIKO&YASU&MIKI&COCA-COLA&MERRY CHRISTMAS !!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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crystal of snow(chicago)

2017-12-21 15:45:11 | CHICAGO

雪および細氷は「氷の結晶」、霰・雹・凍雨は「氷の粒」という違いがある。また霰・雹・凍雨は、いずれも雪片が落下するまでの間に融解凝固(凍結)を経ることで生成されるため、雪片では微細な規則性のある結晶構造が発達し密度が比較的低い(空気を多く含む)のに比べ、霰・雹・凍雨の粒は規則性のない結晶から構成され密度が高い(空気をあまり含まない)という違いがある。そして、雪は「(浮遊する濃密な雪片の塊である)雲から落下してくる」のに対して、細氷は「晴れた空から(地表付近で水蒸気が昇華して生成され)落下してくる、氷の微小な結晶」という違いがある。

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〜ウィキペディアより〜

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MADMAX SERIES

2017-12-21 15:00:17 | free form space

近未来バイオレンスアクション映画の元祖といえば「マッドマックス」シリーズ
今のところ4作品が公開されていて全てが大ヒット。
第1作目は1979年、低予算にて製作。
なんたってオーストラリアで無名の監督が、これまた無名の若手男優を主演に撮られたもの。
ところが、公開されるやいなや世界的ブームになるほどのメガヒット!
これ1作で監督のジョージミラー、主演のメルギブソンは超売れっ子に。早速2年後には、更なるスケールアップで続編が公開されました。
1作目は暴走族にインターセプターで対決していたけど、ここでは相棒を伴って大人数の悪漢達相手にヘリコプターやタンクローリーを駆使して衝撃度アップ!
噂では、撮影中、スタントマンが数人、本当に事故死してしまい、その映像をそのまま本編に使用している…なんて言われていましたが、ことの真意は?…
2作目がテレビ放送された際、ちょうど邦画「チンピラ(これも面白かったあ!)」が公開されていたため、吹き替えにメルギブソンに柴田恭平、相棒にジョニー大倉を起用して話題を振りまいていました。
ちなみにこの作品までの音楽担当はブライアンメイとありますが、決してクィーンのギタリストではありません。お間違えなく。
3作目は1985年の製作。
音楽は巨匠モーリスジャール!(ジャンミシェルジャールのお父さん)
作品のたびに莫大なる予算をかけるようになり、ここでは荒廃した町に巨大なドームまでが出現。
なんとソウルクィーンのティナターナーがこの町の女王様役で出演。
貫禄の演技で、ちゃっかりとテーマソングまで歌っています。プロモにはしっかりと映画のシーンを挿入。
面白い内容ではありますが、女性や子供達がたくさん出ている分、エンターテイメント性と華やかさに比重が置かれていて初期の不気味で目を覆いたくなるような危険で不快極まりない残虐性が薄いかなあ…。
これでこのシリーズは一段落。
後に日本の伝説と化した漫画「北斗の拳」にも多大なる影響を与えてますね。あれはマッドマックスとブルースリーのカンフーがミックスしたものだもんね^ ^。
ところで27年ぶりにジョージミラー監督が、このシリーズを復活させたのです。
もはやライフワークなのでしょう。
主演はトム・ハーディに変わりましたが、当然大ヒット!アカデミー賞もその年最多受賞したのです。
私はそれを知って「え?!あの映画が受賞?しかも最多?」とビックリしましたね。
1作目の悪玉ボス、ヒューキースバーンがまたなんともおどろおどろしい出で立ちで出演しているのが嬉しいけど、マックスが前半はずっと磔状態で、周りがドッカンドッカンやってるのに、蚊帳の外。
シャーリーズセロンはめちゃくちゃに美しい人なのに、「モンスター」に続いてここでも凄い役柄。別にシャーリーズセロンでなくてもこの役は良かったのでは?製作サイドの話題作りか?
ただ行って帰ってくる、という単純なストーリーですが、やはり見応えのある作品には違いないね。
爆破や爆走、激突大破などCGの発達した今ならではのシーンは文句無しに迫力がある。
でも私個人的には、規模や作りがどうであれ、ダントツに1作目がインパクトあるなあ。
情け容赦なき無法地帯でしつこく女子供から老人まで笑いながらゲーム感覚で殺戮を繰り返す悪党たち。ボス役なんて、演技に見えないくらいの不快感だもんね。実際に予算の関係とリアルさを追求するあまりに、本物の暴走族たちを起用してるらしいです。

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SNOW(chicago)

2017-12-21 14:55:57 | CHICAGO

(ゆき、Schneesnow)とは、大気中の水蒸気から生成される結晶から落下してくる天気のこと。また、その氷晶単体である雪片(せっぺん、snowflake)、および降り積もった状態である積雪(せきせつ、snowpack等)のことを指す場合もある。後者と区別するために、はじめの用法に限って降雪(こうせつ、snowfall)と呼び分ける場合がある。

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〜ウィキペディアより〜

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