THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,119 小樽雪あかりの路8オールディーズライブ(PART2)

2016-02-20 20:36:00 | Live Set List
PART1からの続き・・・・・・・・


ケンのドラムセットアップが完了したのを見計らってマサはサイトウ氏にゴーサイン。
バンド名を告げられてのタイミングでスタート。
ケンのタテノリビートからベース&ギターがオクターブリフ。
シカゴが1984年来日公演のアンコールで披露されたスペンサー・ディヴィス・グループの作品「ギミ・サム・ラヴィン」をブルースブラザースのバージョンでプレイ(マサがボーカル)。
スティービー・ウィンウッドの傑作。
ソロ無しでイントロ、1,2,3番の歌、それと前後しての抜けるような一体となってのホーンセクションが豪快。
シンプルに屋台骨には一切のギミックは排除です(クニがスコアを落としてしまったけど・・・・)。
S・T・Aライブのオープニングは殆どが「イントロダクション」だっただけに、それまで当たり前のように観てきた人達は面食らっちゃったと思いますよ。
たまにはこのような柔軟性も必要ですからね。
アクセントの「HEY!」でメンバーが手を上げてアピール。マサはピョンピョン飛び跳ねたりジャンピング・キック。
何度もドラム台に駆け上がってヘッドバンキング。
メドレーで「ピーターガン」
地べたを這いずり回るような重量感あるリフが全体を覆うように支配。
(オリジナルはヘンリー・マンシーニがテレビ用に書いたインストウルメンタル。ジミ・ヘンドリックス、EL&Pはじめジャンル関係なくカバーされています。)
出ました!ソロ第1号はトロンボーンのタクに託された!
彼はこの日、昼に札幌でピンによるステージを務め上げた後にプチ打ち上げ参加、そして小樽入りしたというワーカホリック・プレイヤー。その小柄な肉体のどこからそんなエネルギーが沸いてくるのだろうか?不思議だ・・・・。
ラッキーなことに2ステージ目ということもあってよりこなれた感あり。
今度はファニーによるいぶし銀のトランペット・ソロ。
3人目はノブによる歯切れの良いコードカッティング。
エンディングでのブレイク時ではファニーのヒステリックなくらいのハイノートがこれでもかあ!というくらいに空間を突き抜けた。あれにはマジで鳥肌が立ってゾクッとしたよ。
会場中からも、低い声で「おおおおお~~~!」と驚嘆。
またまたメドレーで「お前を離さない」
オーティス・レディングの名曲ですがS・T・Aはブルース・ブラザース・バージョンで(シカゴもデビュー前にはレパートリーでした)。
映画ではダン・エイクロイドのまくしたてるようなアナウンスが圧巻ですがS・T・Aは再びタクによるトロンボーン・ソロ。
突っ走るような攻撃的バッキングにけんかを売るようなアレンジのホーンセクション。
こいつは過激だ。
あっという間、台風のように過ぎ去ったこのインストウルメンタルは次への単なる前奏曲にしかすぎません。
ケンの4カウントから珠玉の「ソウルマン」
サム&ディブのオリジナルですが、こちらもS・T・Aはブルース・ブラザースのテイク。
シカゴはこちらも無名時代にプレイしていました。
ジュンはドリンクで喉を潤してから、お得意のエモーショナルな歌唱を自信満々に振り絞って聞かせます。
トレードマークの体を左右に揺らしてのスタイルも絶好調。
音響もバッチリ。
このあたりから続々と観客も前列に詰め掛けてきました。
クニはトランペットを吹きながら手を振る余裕もみせてくれます。熟練の音楽通も納得のイッキに4曲。
ケンはこのステージでは殆どの曲を彼のカウントかドラミングではじめるので生かすも殺すもケンに勝負がかかっています。
タクは汗まみれのジュンに手で扇いで風を送ってあげてます。
マサMC[皆さん、楽しんでいますか~!?改めましてTHE SAPPORO TRANSIT AUTHORITYです。
いつもはバンド・コンセプトに基づいてシカゴを中心にブラスロック道をただひたすらに貫いているのですが、今回は前半4曲を全てブルースブラザース・メドレーで占めてみました。
たまにはこういうのもいいものでしょう。それでは後半はブラスロック・シリーズでお送りしたいと思います。
シカゴ初の全米№1に輝いた曲でS・T・A唯一のバラード IF YOU LEAVE ME NOW」
タクがVサインを気取っている横でファニーはフリューゲルホーンに持ち替え。
ジュンが思い入れたっぷりに切ない男心を歌うと「可愛い!」のラブコール。
グルーブに身をゆだねるようにチークダンスのカップルも出現。
クニはここでトランペットを置きクラベス奏者に様変わりして彩りを添えます。
残り3曲はS・T・Aの基本コンセプトにのっとってハードブラスロックで。
「ヴィークル」はオーバーラップと選曲が被ってしまいましたが(以前にも同現象はありましたが)我々のバージョンはオリジナルに忠実なアレンジでお届けしました。
ジュンのますますドスのきいたストロングヴォイスが冴えわたり、前曲のメロータイプとは対極を成す器用さを披露。
本来ならばここで一旦マサのMCだったのですが、ケンが光る小技を織り交ぜたフィルの連続からドラミング開始。
タクも後方を振り返り「そのままイケ!イケ!!」と煽ってきます。
それに便乗するかのようにマサは
「先ほどオヒネリを頂戴しちゃいました。ロックコンサートでオヒネリという粋な計らいもなかなかに味があってクールだとおもいます。」
マサの号令とともに「フリー」
この曲のリードボーカルは本来シンが担当していましたが、不在のためマサが初めて担当。
ピーター・セテラのラインではなくジェイソンのフレーズでこなしてみました。
ケンとのタッグコーラスも研究に研究を重ねただけあってオリジナルの細かいニュアンスも再現。
ケンは入り組んだリズムの組み立てだけでもやっかいなのに、ボーカルでも好サポート。
ほんの2分ちょっとの曲なのですが、最初から最後まで全員全力疾走状態なので一番スタミナ消耗率が高い難曲(数曲分の運動量に匹敵)。
今回からより分厚い壁のようなロックの真髄を表現しようと取り組んだエンディング。
ジュンお得意の超ハイノート・アルトサックスもその隙間を縫うかのごとく極限まで引っ張ります。
残響音を切り裂くようにマサが「ラストです!25OR6TO4!!」
タイミングよく切り込んできたのがノブのギター・リフ。
マサのベースとボーカル。ジュンもアルトとコーラスでバックアップ。
やっぱりここいらが最大の山場。
ギターソロ中、マサは階段を駆け下りてスキップ、ダック・ウォーク、クルクルと回転、ネックを振りまわす。
ノブはフロントにスックと仁王立ちにての奮戦。
トランペット2人組みは個々にパーカッション・プレイで絡んできます。
マサもステップに片足かけて仰け反り、膝まづいてもフィンガリングは止まらない。
3番を終えてエンディングではメンバー全員がパワーの全てをここで吐き出すべく巨岩のようなサウンドを発散。
マサはベースギターを肩から外して天井高く掲げる、ボディーを拳で連打、ネックをオーディエンスに向けて「ダダダダダ!!!とマシンガンのように連射するジェスチャーで左右に振る。
お客さん達も「撃たれた~~!」とおどけてもだえてもくれます(笑)
アベさんの笑顔は励みになります。
ケニーさんの模範ともいえるような身のこなしはまさに昔とった杵柄。
S・T・Aの悩殺アイドル、スバルちゃんもメンバー達に誘惑視線を送ってくれます。
照明の熱がダイレクトにメンバー達へ情け容赦なく襲いかかってくるので全員汗ビッショリ。でもこれも一興。
マサがベースギターを豪快に振り下ろして「YEAH!!」
ライブはフィナーレを迎えました。
「ありがとうございました!サンキュウ!!バイバイ!!」


この4日間にわたるビッグイベントの全てに来場したお客さまが言っていましたが「どの日も楽しめたけど、特にこの最終日の14日
がダントツに良かったよ~~!」
そうでしょうとも。
どこも少しもひけをとらないバンドばかりがズラリでしたからねえ。
北海道の音楽レベルの高さを身を持って体感できた忘れられない一日となりました。
「北海道~でっかいどう!」なんていう観光キャッチコピーが大昔流行しましたが(これを考えた人って尊敬しちゃうね)
しみじみと道産子でよかったなあ~なんて思っちゃう今日この頃です。


SPECIAL THANKS TO・・・HITOMI&SUBARU&KEI&HIRORIN&IKE-CHAN&MR,KENNY&NOBI&G-HIP&MR,SAITOH&MR,TEZUKA&MR,MINAGAWA&KYON-KYON&TACKEY&THE PARTYS&STAFF&MR,MIWA&IKUKO&MOMOTAROH&TAMIKO-MAMA&MR,SHIROKUMA&NAO-CHAN&MR,YOSHIDA&COCA-COLA&CANDY&VALENTINE’SDAY&CHOCOLATE&GUM&JIN-CHAN&MONPETIT!!!!






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