Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

プチ遭難

2005-03-16 00:08:01 | 旅行記
かなりショックだったので なかなか書き出せなかった。
一月に中央線に乗ったときに 中山道は結構雪が深いことを知った。
3月に入って ひどく暖かい日が続くので そろそろ雪も解けて 奈良井から鳥井峠越えができるかも知れないと思った。
それでも現地のことは分からないので 前日観光協会に電話した。
雪が残っているところもあるので それなりの装備をしてきてください。
かんじきはいりますか?
それほどではないですが 長靴や 登山靴で来てください。
それを受けて 滑るところもあるかも知れないと アイゼンだけはもって峠越えに望んだ。
それはど高い峠ではない 1100メートルほど  元々奈良井の宿が 900以上あるところなので 200メートルほどの山登りと一緒。
東の鎮守様を越えて歴史民族博物館を越えたら直ぐに 鳥井峠の登り口
少しずぼっと 雪にうまったものの 石畳の道に張り付いたような雪が滑りやすくなっているだけで 何とか登っていける。
急と言えばきゅうだけれど このくらいの道は良く歩いている。
道しるべが 雪に埋もれて 何度も確認しないと分からなかったことをのぞいては 滑らないように慎重に進んでしく。
恩讐の彼方にの舞台 葬沢を越えたあたりから 足もとには谷川が流れ だんだんに高度を上げていく。
とても気分良く 展望台にも行ってしまった。 
時間的にも十分なゆとりがあるはずだった。
それが要すが変わってきたのは 峠が見えてきてから 1キロもないあたりから
思いがけず雪が深くて 急さかなので 脚が埋まって進めない
脚の付け根まで埋もれることも困るけれど 春めいて暖かくなって 脚は下の方で滑って斜めに埋もれる。
抜こうと思っても抜けない。 無理をすると骨が折れるかも知れない。
雪をかきだして 少しずつ抜き出す。
そんなことのくり返しで 峠に着いたときには すっかり疲れ切っていたし とても不安になっていた。
予定の時間にはつけそうにないことも分かってきた。
峠の避難小屋には障子の入った暖かそうな部屋があったけれど 気がせくので よることもしないで 先を急いだ。
峠からは下りなので少しは楽になるだろうと思ったけれど 100メートルほどは 同じように苦難の道 たかが100メートルだけれど 1メートル進むのに1分はかかるような進み方。
戻ることも 進むこともできない状態。
折しも雨がきつくなってきて 山は真っ白に煙っている。
分岐のところまで来たけれど 気持ちはもうどっちにも進みたくない。 分岐は一つは林道らしく車が通れる様だったけれど 通行止めになっていた。 残りの道は腰までたっぷり雪がある登り道。 トレースはない
遊歩道と書かれた道 これが私の進むべき道なのは分かっていたけれど やはり雪が深くて また脚を抜きながら進まないと駄目のよう。
雪のない通行止めの道がとても魅力的だった。 どの道を行くべきか?
地元の人に聞いてみたかった。
途中でもらったパンフレットで役場に電話する。  先の様子が聞きたかった。
あの今鳥居峠を下りている途中なんですけれど。。。
悪いことに ここで電話が切れた。  携帯が圏外になった
仕方なく 暗くなっても良いように ヘッドライトを用意して 覚悟を決めて歩き始める。 雪の道を
苦労はしたものの しばらく行くと雪は 比較的扱いやすい深さになって ゆっくり行けば歩けるようになった。神社をすぎたあたりで もう大丈夫  距離は長いかも知れないけれど 深い雪の箇所はきっともうないに違いない。
そう感じたら さっきの電話が気になった。 
若し私が受けた側なら いったいどうなってしまったのだろう? と気になるに違いない。
携帯を見ると 三本たっている。
再度役場に電話  
案の定とても心配していらした様で はっきりはおっしゃらなかったけれど 途中まで探しにでていらした様な感じが。。。
私としては 考えられることをして 地元の人にも情報を頂いて 歩いた峠越えだったつもりだったけれど 雪を知らない私と地元の人とのギャップがあったことも考慮に入れるべきだった。
寒くなかったものの 雨に撃たれて 今日もまだ熱がひかないで寝ている。
反省

コメント (5)
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