Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

ボランティア?

2006-02-15 14:28:37 | 日記・エッセイ・コラム

昨日出かけた山でまた例のおじさんに出会った。

向こうも覚えていてくれたのか 今日は話が特に弾む。 皆は彼をボランティアというけれど 私はそうではないと思っている。 彼の意識には みんなのためにといった思いはなく 病気を克服するために 自分に仕事を課しているといった思いしかないようだった。

私もあんまりボランティアと言う言葉を聞くとなんだかくすぐったくて気持ち悪いけれど 彼はとてもそういわれることを 嫌がっている。

もう大分肝臓再生しているんだけれど どうしても私の肝臓は居心地がいいらしくて 脂肪が滞在遊ばすんだよ。 だから自分の体を出来るだけいじめるようにしている。

行きは登山道を掃除して帰りは 奥社から水を2リッター汲んで おばあさん(奥さん)のお茶と 自分のコーヒーを入れる分を担いで変えるんだよ。

ボランティアでないから 彼の仕事は尊くないとは思わないよ。 前にも言ったけれど人のいないところで 自分の決めたことをこつこつとやり遂げるのは並大抵の精神力ではないもの。 すごい人だと思う。

でも驚いたのはこれだけではなかった。 病気を治したいだけに一心に山登りをしていらっしゃると思ったら 彼はとても生活を楽しんでいらっしゃる。

「私は予科練にあこがれてねぇ・・・」とおっしゃるぐらいだから 若くても70代だと思うのだけれど ハングライダーの滑走路に乗って走っている。

あらあら やんちゃ坊主みたいに・・・危ないよ

なんて思っていたら 彼はハングライダーもやっているんだって。 空を飛ぶのが好きで・・と目をきらきら輝かせて話すおじさんは 少年のようだった。

一番の仕事は 自分の体を元気に保つこと

二番目は 自分の生活を楽しむこと

いいな あんな年寄になりたい。  ま 意思の力弱すぎて駄目だけれどね

思いがけず仲良しになったおじさんと また再会を約束して別れました。

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え? え? え~っ?!

2006-02-15 00:11:00 | 日記・エッセイ・コラム

雪山を避けて 今日は海の見える山に行ってきた。

天気予報は晴れのち雨 春一番が吹くかも知れないという便り。 行き先は2週間前に行った宮路山と五井山  気楽にいけて歩き甲斐もあると言うことで私の中では本宮山と並ぶ山。

いつもヤッホーツアーで一緒になる友達を誘って行くことにした。 ヤッホーとは違う意味での楽しみ方ができるはず。

宮路山でドリップ珈琲を淹れて香りを楽しんだので 五井山では 鍋焼きうどんを提供することにした。 鍋焼きうどんは 生協の宅配で買っている冷凍物

これがなかなか良い味で エビ天 椎茸 かまぼこ わかめ 麩 などの具が入っていてこのままお店で出してもわから無いどころか 下手なうどんやよりも美味しい。

私の鍋は二人用なので 3人だけれど二人分

その分 おむすびやお菓子 パンで補う予定

山では おつゆの一滴も残さない主義なので 丁度これで良い。

うららかな日差しの中 海を見ながらできあがりを待っていた。 良い匂いがしてくる。

どれどれ味見  うーん丁度良い熱さ  おいひい

三人で鍋を囲んで食べ始めたとき 草むらからカップルが出てきた。カップルってったって中年のご夫婦のようでしたけれどね。 私は到着したときから 二人がいらっしゃることは知っていた。

帰ろうとしていらっしゃるようで遠くから挨拶をされた。

「何を持っていらっしゃるのですか? 美味しいですか?」

「冷凍のおうどんですよ。 こんな山の中ではもったいないくらい美味しいのです。」

「冷凍のおうどんってどんな物ですか?」

いたく興味を示されたようなので 「味見なさいますか?」と言って 紙コップを取り出した。

少しだけど紙コップにわけてあげて食べてもらうつもりだった。

「えーっと 箸は? どこ?」

そのとき驚くべき早さで ご主人が飛び出してきた。 「はい箸 箸」

見るとどこかの枝を折ってきたと思われる手作りの箸を持って登場。

いきなり 鍋に箸をつっこんで「ちょっと食べさせて ずるずる」と始めた。

唖然  あげるつもりでいたけれど まさか 鍋から・・・

「オレ天ぷらうどん好きなんだよ!」

紙コップにおつゆをわけてあげて もうこれまでと思って 友達に 「自然破壊に繋がるといけないから一滴も残さないで帰るよ。 そのつもりで食べてね。」

半分私達はまだ食事中なんだよと引導を含めるつもりで言ったのに

「そうだよ! どのくらい残りそう おれもらうから。 美味しいねぇ  前から人が湯湧かして食べているのみてうらやましくて仕方なかったんだ。 まさかくれとも言えないし・・・(いや 言ってるって 十分)」

と言うわけで その鮮やかさにびっくり

あげるつもりだったから 怒っているわけではないのだけれど 見た目立派なご夫婦のあまりにぶしつけというか あっけらかんとした様子に 三人とも 可笑しくて可笑しくて

まさかこれ読んでいないとは思うけれど ごめんね 何度も言うけれど怒っているのでは無いですよ

コメント (4)
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