火曜日 明神山に出かけた。
天気予報は このところの温かさを覆す 大寒波の到来。 お昼頃にはしっかり雪が降るとの予報。 昼間だし昨日から降るって言っていた割には 降らなかったから どうなんだろう?
こんな天気は 着るものに困る。用心して暖かくすると 途中で異様に汗をかいて 体温調節に困ってしまう。 洋服の脱ぎ着は ともするとリュックがいっぱいになって 困る。
ともあれ 明神山への出発は 良い天気だった。 青空が広がり 春の支度をした木々の緑を美しく照らし出している。 念の為に軽アイゼンを持って登る。
雪は 胸つき八丁を 必死になって登っている頃にやってきた。 はらはら はらはら
風花の様に舞ったかと思えば やんで何事もなかったように 静になる。
雪は 鉄ばしごを登ってやせ尾根の馬の背に立ったときに 急にやってきた。
山のそこから舞い上がってくるような降り方で 馬の背から顔をのぞき見ている私の顔や目に飛び込んでくる。 やっとの事で頂上へ行った。 ここで思ったほど寒くなくて(といってもマイナス6度)食事をすませた頃に またひどくなってきた。
降りるのは大変。 何故って 登山道の踏み後が見えなくなってしまうから。
鎖場もキレットも 足を付くところが適切な場所なのかどうかよく分からない。慎重に降りないと大変なことになる。 登り3時間半の道は 計算上では2時間半くらいで帰れるはずだった。 ところが この雪で 一歩一歩が思うように稼げなくて いきと同じくらい時間がかかる。 いや もっとかかったかも知れない。
途中で 顔に異変を感じる。
手をほほにふっと充ててみると なんだかちくちくと
振り払うと 針の様な氷が ほほに貼り付いていた。 こんな風の強い 雪の中でできる霧氷が 顔に付いたらしい。 振り返って見ると 仲間の髪にも霧氷の束が・・・
ふふふ なんというおかしな経験だろう こんな里山でも 雪国みたいな現象はおきるんだね? 霧氷は場所選ばないで ほほに貼り付いているんだ