韓国の人の気質を よく知らないけれど 私の周りの人は 親切で 面倒見のいい人ばかり。
今回 言葉が通じないせいか おかしくておかしくて 眼が点になるような体験がいくつか。
初めて入った漢定食の店。 小皿が一杯でた後 二人でそれぞれの味を確認しながら味わっていると お姉さんがいきなり私のさらに乗っていた白菜をわしづかみにして 半分にちぎり 巻いて食べろと・・・
私にもうだされたお皿だよ 手づかみだよぉ 日本でこんなことしたらきっと苦情が寄せられるね 驚いたけれど むかっと来なかったのは 彼女が一所懸命韓国式の食べ方を教えようとするのが分かったから
さらに白菜を手にとって のりやキムチを乗せて巻いて差し出す。 手で受け取ろうとしたら 口を開けろと言う。 え~~っ??? 自分で食べれますけれどぉ しかし彼女は頑として口を開けろと譲らない。 なれない事に口を開けると 白菜で巻いたものを私の口に突っ込む。 娘 眼が点 そしてしばらくしてくっくっくっと笑いをこらえている。
美味しいでしょ?と満足げに給仕をしてくれるお姉さん。 白菜が減ると 奥から手づかみで持ってきて乗せる。 のりも足りないでしょ? とばかりに乗せてくれたけれど そのすぐ後に乗せすぎたよ とばかりに 皿からまた手づかみで盛って奥に戻る・・・ へ~ぇ 一度だしたものを 客の前で引っ込める?
すき焼きが少し残った時点で お腹いっぱいになったことを告げると 待ってました・・・のように鍋を引っ込める。(裏で使うのかしら?と娘が笑う)
ふぐのスープやさん ここでは全く日本語通じなかった。 彼女も必死だったのだと思う。 何とかふぐのスープを売ったものの どうも三種類あるらしく 値段が6000ウォン 9000ウォン 11000ウォン となっていた。 どう違うのかはどれだけきいても分かるはずが無いから良いけれど(きっとふぐの種類が違うんだろうね?)
この説明をする女主人は 壁際に書かれたメニュー表を指さすために 娘が座っていた椅子の座面にのり(つまりおしりの隙間によじ登ったのだ) 指さして必死
おかげで 言葉は分からなくても通じたわけだけれど そして美味しいご飯が食べられたのだけれど・・・
国際市場での屋台では その当たりで立ってつまんでみようと思えば どこからか椅子がとんできて ここに座れと言う。 ゴミも材料も一緒くたの場所だけれど ま それは屋台だしね ひしゃくの様な器でどこからかスープがだされる。 実はないけれど 何かの出汁に違いない。自慢げに 美味しいよ~
私たちは外国の人をもてなすのへたかも 出来ることなら関わらないようにと思ってしまう。 この国の人は 商売と言うこともあるかもしれないけれど 出来る限りの事を一所懸命やってくれて あんまり熱心でびっくりしてしまうこともあったけれど なんだか楽しくて嬉しい心遣いでした。