Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

今年の吉野の千本桜  如意輪堂

2011-04-29 23:06:56 | 山歩き

毎年出かけているわけではないけれど 吉野の千本桜

ここへ行くには桜のシーズンはツアーを使うのが一番。 混雑も避けられるし 何よりも寝ていても現地へ行ける。 ほとんど自分で出かける私も特に春の吉野だけはツアー。

先日結婚したばかりのお嫁さんに吉野の千本桜を見せたいと二人分注文していたら「僕は今年は日曜日と 火曜日が休み。 だから吉野の千本桜は 留守番になるな。 見たこと無いな。」

にゃにぃ 一緒に行きたいと言うこと?  と言うわけで急遽三人の参加に変更。

Nyanko 吉野山は 宇宙の皇子の舞台。 物語の世界とは言え役行者が出てきたり鬼の里があったり 大峰山の修験者を見たりすると 現実のことと区別が付かなくなるほど 気持ちが入ってしまう場所。

今回のコースは 中千本 如意輪寺から入るコース。反対側の山と言うことで「歩けるかしら?」と少し不安になったけれど その気もちすぐに消し飛んだ。 なぜならこの如意輪寺は 前に反対側の山の美しいパッチワークのような世界を見て気になっていた場所だったのだ。

Nakasenbon 如意輪寺

建武の中興を成し遂げた後醍醐天皇は 足利氏との争いを避けて吉野に御幸されますが ちいさなちいさな仮住まい 本当に満足されていたはずもなく

身は仮へ南山の苔に埋まるとも魂は北闕の天を望まん

病死されその後遺骸を北向きにそのまま葬ったのが塔尾稜

その後高師直との四条畷の戦いに当たって 楠木正成一族が天皇に今生の別れを告げに来た。そのときに如意輪堂に詣で自分の髻を切って納め戦地に向かった。

かえらじと かねておもえば梓弓 なきかずにいる名をぞとどむる

と扉に書いて行ったとか。。。。 そんな南北朝の歴史を見てきた如意輪堂は 美しい桜の中にあった。 多宝塔の前の 大きなしだれ桜は 桜が降るがごとく。。。。。

Boke

Sidarezakura

Tahoutou

Nyoirinji あまりの美しさにまったりしてしまったけれど あかん あかん 私たちは出来るなら上千本 下千本と回るつもりだったのだ。

コメント (2)
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