Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

伊吹山2ヶ月 季節の花の移り変わりⅤ

2013-07-16 21:13:59 | 山歩き

IbukihatazaoMizu2

5月の初めに 伊吹山を白くしていたのは イブキハタザオ

ハクサンハタザオなどと比べて毛むくじゃら 

イブキハタザオは伊吹山固有種
これは花の付き方が違うのでヤマハタザオでしょうか?
何でハタザオだけでいっぱい種類があるんでしょうかねぇ?

訳が分らなくなってきますよ。

Ibukiendou
春はイブキエンドウが咲いています。

カラスノエンドウと比べて少し大ぶりな気がします。
一番違うところはくすんだような色の花でしょうか?

この花には面白い話があります。

元祖帰化植物とも言うべき外来種です。
織田信長が伊吹山に薬草園を作りたいと願い ポルトガルから3000種の薬草を輸入した時に(3000種って大げさな気がしますが)それについてきてしまった植物の一つです。 外来種から 市民権を得た植物と言うことでしょうか?
もちろん他にもあります。

Renrisou
とっても暈けているので出したくないんですけれどね

キバナノレンリソウ

レンリソウは あのクワガタソウと同じく連理の枝に例えられる男女の愛情を示す花

帰化植物だけれど なんだかロマンあふれるエピソード一杯で つい寄ってしまいますね。
そんな理由でやってきた植物だから伊吹山でしか見られないそうです。

Ibukitoranooまたまたしょぼい写真ですが一応イブキトラノオ

6月も末になると あちこちでこの花が咲き始めます。

もう少しすると藤色の綺麗なしっぽ クガイソウが見られるかしら?

Mamusisou
5月から見かけてはいますが 6月末になると マムシグサもなかなか立派になって来ます。

雌雄があると教えてあげたら見る株見る株花の根元を開いて見ています。
言ってみればスカートめくり?

なんだか年をとると恥じらいが・・・・・ムニャムニャ

Mizu_2

5月に見たミズ(ウワバミソウ)はまだ柔らかそうでした。 ウワバミソウの茎はとても美味しいので大好き。
山のおばさんは塩漬けにしておいて私が行くと炒め煮をしてくれます。

とても美味しい。 どんぶり一杯食べてしまいます。

Mizu2_2
6月も終わりになると花が成長して見るからに硬そうです。

また来年ね
あ 伊吹山の植物はとってはいけません

Utugi
ヒメウツギ

いろんなウツギが咲き出します。
ウツギってユキノシタ科ウツギ属 ちょっと驚きました。 ユキノシタとの共通点を全く感じません。

Niwatoko
6月の終わりにもなると 夏の花が随分咲き出します。

Hana

Sisiudo
シシウドかしら? もう咲き始めました。

真夏になると真っ青な空にでっかく伸びて主張しているシシウド君

Yukizasa
ユキザサも花火のような花を咲かせています。
群落では無いので雪のように・・・・と言うわけにはいきませんけれど

Himerenge
ヒメレンゲ 5月の初めからありましたけれど(息が長いのですね)これだけあると立派ですね?

五月からずっとヤマトグサ探していました。 西遊歩道にあるのです。
ところが5月の末には草刈りの後ということもあって全く見つかりませんでした。 6月9日には私が残念がっていたことを知って 仲間が笹又からの登山道に寄ってくれました。

Yamatogusa
あるわ あるわ・・・

確かにヤマトグサです。 両側に かんざしのようなひらひらがついています。

とても地味な花です。 これが牧野富太郎先生が和名を初めて付けた植物と知らなければ誰も見向きもしない花かも知れません。

でも私 この花好きです。

Tozandou2
笹又からのトラバース道は花の宝庫です。

秋には珍しい花が咲きそろいます。 楽しみにして そろそろ帰らないと・・・

Kakinohagusa
ドライブウェーは歩くことは禁止です。
でも一箇所だけ車を待避所に入れて寄るところがあります。 
ここにカキノハグサと ササユリがあるから

カキノハグサ 3回とも花が開いていなくて・・・・ こういうもんなのでしょうか?

また機会があったら確認しましょう。

今度伊吹山は21日です。夏の花咲きそろっていますかねぇ?

コメント (2)
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