Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

今年の酒蔵見学は・・・・

2016-03-07 12:39:06 | 散歩
新しい年をむかえると 毎年酒蔵見学のお誘いが届く。
正確に言うと 運転手の依頼を秘めた酒蔵見学。
異存は無いですよ。 毎年違うところへ行くので その土地土地の見学が楽しい。

昔ざると言われた私も 全く飲まなくなって 丁度良いので運転手の役を買う。
「昔酒飲みで今は酒好き」と 何とも都合良いというか なんだか納得できるおっさんを4人連れてGO!

今年は彦根城近くの豊郷 金亀酒造


滋賀県犬上郡豊郷町吉田・・・
隣の県に住みながら 聞いたことない住所にびっくり
横溝正史の小説に出てきそうな住所ではありませんか?


敷地内と思われるところに道路を挟んで御旅所が あります。

石灯籠もでかい。
階段が付いている石灯籠なんて初めて見ました。
想像するに 近くに愛知神社という随分立派な神社がありましたから きっとお祭りの時の神様の立ち寄り場所なんでしょうね?
歴史的にも 政等に大事な場所に建てられているのかもしれません。

金亀酒造の謂れは 彦根城に由来するとか
彦根城は井伊家のお城ですが 井伊大老が岡村家に「お酒作ってくれよ」と言ったかどうか分りませんが酒造りを命じられ8代目が創業したのが始まりだって
金亀は 彦根城の別名は金亀城(こんきじょう) 平山城ですが金亀山 標高50メートルに建てられているからこの名前があるのでしょうね?
で 金亀のブランドをもったお酒を造り続けてきたのですが 金亀(こんき)を名乗るのはいかにも畏れ多いと言うことで 岡村家のお酒は 金亀とかいてきんかめと言います。
もう一つのブランドは 大星です。 これもかなり大仰な名前ですけれど・・・・

毎年通い続けている酒飲みのKさんを通してあるので 観光客とは別に 当主が案内をしてくれます。
2-3年前には初々しかった説明も立て板に水のごとくぺらぺら・・・
頭に入ってきませんがな

比べるのも何ですが 去年の酒蔵は一般公開をしていませんでしたからね

材料は滋賀県産に拘っているそうです。
お米は 「コシヒカリ」 「きぬひかり」 「日本晴れ 」  
ん? それは酒米ではありませんねぇ

「玉栄」「山田錦」「吟吹雪」
心配?していたら でました酒米  近江さんに拘っているそうですよ。
お米を何処まで磨くかで お酒のランクを決めているようです。


麹を作るお部屋の前で お酒の作り方を聞きます。


瓶も ご自分で作っていらっしゃるとか
今でもそうなのでしょうか?


温度管理はホースを巻いてみずをながしたりして行います。
神経を使う行程ですね?


お酒を絞っています。
木艚袋搾り(きぶねふくろしぼり) 
この酒蔵の独特の絞り方だそうです。

上から見てみると こんな感じです。
大変な手仕事で今ではやっているところが無いようですが お酒に優しく 絞りすぎないのでこの方法を取っているのだそうです。
この日は 初絞りでした。
この後 ショップで何種類もお酒を飲んでああでも無いこうでも無いと言っているおっさん達に そっとコップに入れて絞りたてのお酒を運んでくれました。

この後 引き続き当主の説明で二階に上がります。
今では使わなくなった二階を ギャラリーにしていらしたり 一寸した音楽ホールにされたりと工夫して豊郷に人を呼び込もうとしている若い人達の熱意を感じました。




金亀に因んで 亀グッズがいっぱい並んでいます。 もっと集めたいので 募集中だそうですよ。



リノベーションをして外からの移住者を呼び込みたいそうです。
学生さんが中心になって 豊郷にある200件ほどの空きやを何とか住めるように出来ないか 沢山のヒットに来てもらえないかと奮闘中です。

如何ですか? もれなく田畑100坪は付いていますよ・・・・
若かったら それも良いかもしれませんけれどねぇ
病院のこと 買い物のこと いろんな事を考えると 高齢者はある程度都会に住まないと
夢と現実の違いです。


日野輝正さんを呼んでコンサートがあったそうです。
良いですね




おなかが空きました。
本日は 併設されているレストランで食事です。




コメント (4)
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