オモニと一緒に山歩きが出来なくなって どのくらい経つのだろう?
そう いつもべったり一緒だったわけでは無い。 でもやっぱり気持ちはいつも一緒だったのだと思い知らされる。 彼女に異変が起きた事を知ったのは よく考えてみたら二週間ほど前なのに もう何年も経つような気がする。
あかるくて前向きで それでいて控えめな所もあって・・・
私たちは二人で 二倍以上の力が出る仲間だよねっ っていつも言っていた。
「山は無くならないから いつでも待ってるから 無理すること無いよ」
良くそう言われるけれど 私たちはそうじゃないことをいつも覚悟して歩いていた。 自分たちを取り巻く環境が変わるだけで 出来なくなることはいっぱいある。
「だから今を 精一杯 生きていきたいね」
それが合い言葉のような毎日だった。
いつも私を気遣ってくれた。 春に私が失意のどん底にいたとき(そう 大げさなものでは無いか?) 彼女は切なそうに言った。
「あなたはそう言うことをしない人だから 悔しさ解る。 そう言うことにならないように努力するし 若しそうなってしまったら 自分を犠牲にしてでも やり遂げようとする人だから・・・」
そんな立派な人では無いけれど それでも二人にはそんな共通の性分がある。だから彼女が信用できる。 私の悲しみ やりきれなさを 思いやってだと思う。お風呂であかるく「背中洗ってあげる。」
そんなことされたこと無いし とまどったけれど 彼女は 「いつもお姉さんにやってもらうのよ。」そう言って笑って 丁寧に丁寧に背中を洗ってくれた。
彼女の人を悪く言わないで 私を気遣う気持ちが ひしひしと伝わってきた。
一人で歩いていても いつも一緒だよ。 いつしか心の中で話しかけている自分がいる。それでも寂しい。 強くならなければ・・・ 心配かけないように 強くならなければ・・・・
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