海に近い道から 山側を見上げると どことなくモダンな建物が多い。その中で特に目をひく建物はしろと綺麗なグリーンでできていた。
旧檜山爾志郡役所 檜山爾志郡役所兼江差警察庁舎として明治20年に作られたものだそうだ。
江差なのに 檜山爾志郡役場っていうのもわかりにくかったけれど もっと不思議だったのは警察庁舎と兼ねていることだった。
明治時代の洋風建築の代表的なものかしら? 愛知県に明治村というテーマパークがある。そこにある三重県庁舎もまさにこんな感じだった。
ロミオとジュリエットに出てきそうなバルコニーもある。
バルコニーからは港が見える。今回見る時間がなかったのだけれど 港には海陽丸の復元されたものがある。海陽丸は幕末にオランダで建造された幕府の軍艦で戊辰戦争のさなか榎本武揚らを乗せて活躍した船。 明治元年 暴雨風のために江差沖で座礁
それを見た土方歳三 松に刀を打ち付けて悔しがったと言うことで嘆きの松が
明治30年に郡役所制度がなくなり今度は檜山役所兼江差警察署となる。
その後檜山役場が移転 43年に江差警察署が新築されるまでのほぼ40年間江差警察署として使われていたとのこと。
修復工事には 大変な費用とできるだけ当時のものを残そうという努力から大変だったらいいけれど とても美しいクロスが見つかったことはすごい収穫。
いくつか京都の織り屋さんが復元して そのクロスが張ってあったけれど見事なもの。 こんな美しいクロスで家を作ったらいったいどのくらい費用かかるのか。。。。 痛むといけないと遠慮して撮影してこなかったことが残念。
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