Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

岩古谷山

2006-10-06 00:33:25 | 山歩き

最近 山へ連れってってと言われる事が多くなった。

毎週毎週 足にサポーターをして 引きずりながら歩いている姿を みんな見ている。 知らぬ間に お店中に私が山歩きを趣味としていることが知れ渡っていた。

「今度私も連れて行って!」

この言葉は 結構くせ者だった。 社交辞令と言うことが多い。

今まで何度聞いたことか・・・ 本気にして 自分の予定を曲げて 誘うと 「用事ができた。体調が悪い など」誰も喜んで付いては来ない。

二度三度誘ってみた。 本当に用事があったのなら可愛そうなんて思ってしまって・・・

始め私は一人で山歩きをしていた。 一緒にいこう!と誘って「うん」というものはまずいない。それは自分にも覚えがある。 誘われて 大喜びで付いていけるほど元気ではない。

だから 行く気が無いのに社交辞令は解る   けど止めて!

「私は 毎週 火曜日と金曜日は 山へ行っているよ。 行きたいなら 時間ができたときに声をかけて 私から声はかけないし まして出席取るような面倒な事は御免だから」

つまり 人を選んだりしない。 本当に来たい人がくれば良い。 そう思っていた。

「今度の金曜日 おやすみとれたの 連れてって 登山靴も レインコートも用意したからね」 おやおや 今度は本気らしい。

ピーちゃんと 戸倉山に行く予定だったけれど 急遽岩古谷山に変えた。

戸倉山リベンジは(単に私が風邪をひいていけなかっただけの話だけれどね)別の日に。

岩古谷山。 大昔の火山の活動で 溶岩が吹き出し大きなひとつの岩になって それが山になった。 だから 見事な巨石が次々に現れるし その石が割れておち 大きな洞穴を作っているところもある。

Hirayamamyoujin

この山に人気の秘密は その険しい姿の割には 短い時間で登れて 険しい登りや下り 鎖場 など面白い道がいっぱいある。 三河の妙義山って言うらしいから・・・・

妙義山に叱られそうだけれど 技術度 体力度共にそこそこ厳しい。 二人の参加者は初心者とはいえ 山登り初挑戦は 富士山だったり 子どもの時から新潟の山の中で育っているとか こりゃ また一番体力ないの私じゃないの?

そう思ったけれど 小手調べに・・・・Tanada

凄く喜んで暮れたよ。 道のおもしろさに加えて 展望の良さ 欲しいものがいっぱいあるもの。体力的な満足感は 今ひとつだったかもしれない。 少々きついぐらいで丁度良いと思う。 達成感に繋がるもの。

帰ってから 家族に「いい顔をしている」と褒められ 楽しかったらしいと仲間にうらやましがられ 今会社に登山部ができそうな勢いです。

コメント (6)
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足音

2006-10-01 11:36:31 | 日記・エッセイ・コラム

昨日の土曜日 家を出て旧国一を車で走っていたら 手にパンフレットを持って歩いている人を沢山見た。

たいていご夫婦の様で きょろきょろと史跡は無いかしら?と歩いている感じがする。

東海道を歩くイベントでもやっているのかしら?

ふと思い出した。二年ほど前に知立から安城までを暑い夏の日に歩いたときのことを。本当は岡崎から知立まで歩かないと駄目なんだけれど 半分で止めてしまった。

比較的 歩きやすいコースとは言っても狭い道に車がびゅんびゅん走るとなると あんまり気分良くは歩けない。

自分があまり古道を歩く事をしなくなっている言い訳にしながら いつもそばにあった足音に思いを馳せた。 ぽんちゃん 彼女は いつも子鹿の様にぴょんぴょん飛んでいる。

リュックに付けた鈴がしゃらしゃら言って あっという間に木々の向こうに消えてしまう。 付いていこうと思ったことは無い。 無理だから

彼女は 今若いおばあちゃんになってしまって 子育てを楽しんでいる。

最近私の前にある背中は 時々私の息づかいを気にしながら歩いていたけれど 私の調子が悪いのか 向こうがなれてきたのか どこかに消えてしまって 上から「がんばれー がんばれー」って 叫んでいる。

この間燕でお世話になった ガイドさんは ゆっくりゆっくり舞うように美しく登っていく人だった。息はもちろん切らさない。

私が企画した歩きは 私がペースメーカーになる。 迷惑なくらい遅いだろうな と思いながら ゆっくり歩いている。 後ろの人にはどんな風に映っているんだろうな?

どてっ どてっ って牛のようだった  なんてどこかに書かれていたりして・・・

沢山の人が歩いているのを見てふとそんなことを考えた 土曜日でした。

コメント (2)
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