世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

ゲストハウス フリートーク

2013年06月29日 | 仕事
いよいよ一階のお店を開く公算が高まってきた。


昨日中を見せてもらった。


    客室側


    キッチン側


内装や部屋の広さなどを改めて確認する。


サイズを計り、平面図に起こす。




客室のわりに、キッチンが広く充実している。









狭いスペースを有効に使えば、最大10人ぐらいが泊まれるようにできそうだ。

極力既存の施設を使い、設備費を抑えることが肝心だが。。


後はシャワーなどの設備費はどうしてもかかる。

水回りが整ったキッチン側に作ればスペースは問題ない。



35年間宿泊業を生業としてきたノウハウがまた試される。

ただ、今まではすべてリゾートだった。


ここは、街中心部。

競合するのはシティホテルだ。

条件は一変する。



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も一つの課題は、昼間の利用方法だ。


飲食賄いを扱うかどうかだろう。

そして人件費を抑え、どうして収益を上げるかが課題となる。



キッチンが充実しているため、

ランチは今まで通りフリートークとの併用が考えられる。


ただし、競合させないことがポイントだ。



2階のフリートークは、「インターナショナル&コミュニティカフェ」であるからして、


一階は、「ビジネスカフェ」または、「トラベラーズカフェ」としての活用が考えられる。

いずれもネット環境を整えなければならない。


インターネットカフェにはない、コミュニティ性を前面に打ち出す必要がある。


そのために、タブレットをカウンターに4~5台とり付ける。


そして大型(50インチほど)のスマートテレビを設置し、

何時でも世界と結べるようにする。


そうすれば、「スポーツカフェバー」としての機能も備えられる。





後は価格設定と人材だ。

それに営業力をフルに働かせる必要がある。




テナント料は決まっていない。

街の中心部で、3~4台分の駐車場付きの一階の居抜きという好条件だ。


常識で考えればかなりの値段となるだろう。

だが、それでは到底やってはいけない。


何処まで安くしてくれるか。

そこにかかってくる。



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収支計算はこうなる。


宿泊料は、一泊一人3,000円とすれば、

週末金・土が満室、10人が泊まるとして6万円。


一か月4回あるから、それだけで24万円は上がる。

これは、稼働率としては30%に満たない。


ただ、これで光熱費などの経費、テナント料、一人分の人件費は何とか賄えるだろう。


これが最低ライン。


逆に考えれば、稼働率30%というのはリゾート地並み。

これでやっていける計算を立てれば楽勝だ。




稼働率をシティホテルの平均である60%に倍増させ、

毎日宿泊者を切らさなければ、約50万円となり、もっと楽にやっていける。


80%まで上げれば、それだけで売り上げは月70万円を超す。

そうなればスタッフは、最低二人は必要となる。




後は、付帯利益を考えれば、月100万円を目標に掲げることは可能となる。




あくまでも皮算用だが、不可能な数字ではない。

そうすれば3人ぐらいのスタッフは雇えることになる。




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そこで、スタッフを募集する。

ただし、英会話力は必須だ。


いずれにせよまだまだ深慮遠謀(work out)を積み重ねなければならない。


加えて引き続き、アイデアも募集中だ。


ドンドン申し出てこの企画に参加してほしい。

そうして経営感覚を磨いてほしいものだ。


もちろん、NPO構想とリンクしていることはいうまでもない。



【追記】


ハノイの店は、相変わらずの苦戦が続いている。


未だ、オープンして2か月しかたっていない。

まだまだ営業努力も甘い。



海外での「おもてなし講座」を開かなければ。


次の渡越予定の9月まで果たして凌げるのか!?


現地スタッフが何処まで踏ん張れるかがカギだ。




起業家経営者に休む暇はない。

断酒を解禁して、4連チャンの午前様。


こちらは体力との勝負。


誰しも生きるため、生き残るために必死なのだ。

人生は、サバイバルゲームなのだから。