世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

夢に付き合う

2013年07月04日 | 
自分の夢ならともかく

人の夢を叶えようというのだから。



しかも、一人や二人ではない。

4人、5人、いや10人以上の人の夢を同時進行で考える。


それに、十人十色、一人一人が違う夢を抱く。


おまけに、夢の無い人のことまで考える。

何をしたらいいのか分からないという人だ。

これが意外と多い。


はっきり言って付き合ってられない。

だが、そうも言えなくて一生懸命考える。


仕舞には気が狂いそうになることもある。



自分の夢は自分の夢で数え切れないくらいある。

余りに多すぎて、何をやっているのか分からなくなることがある。


ボクの悪いところは、あれもこれもと同時に手を出すことだ。

だが、考えようによってはそれが良いところでもある。


欠点が長所となることはよくあることだ。


ある人はボクを批判する。

何かを成功させてから次のことをやりなさい、と。



正直意味が分からなかった。

言ってることは分かる。


何でもかんでも中途半端で、揚句人を傷つけてしまう、というのだ。

言われてみればそうかもしれない。


否定論者。悲観論者はそう観る。

常に悪い面だけにフォーカスして非難する。



ボクが人の夢に付き合って、結果傷つけることがあっても、

人の役に立っていることも多いはずだ。



10人の内、9人を幸せにできても、

一人を傷つけてしまえば、悪とされる。


幸せになって9人はひっそりと暮らし、

不幸になった一人は大声を上げて周囲に訴える。

あたかもボクが人(an inhuman person)であるかのように。


そうしてボクは多くの人の誤解を背負いながら奈落の底へ突き落されるのだ。





ところが、残念。


ボクはそんなことでは潰れない。

また谷底から這い上がる。


そんな時、ボクが幸せにした9人の内の誰かがそっと手を差し伸べてくれる。


そしてボクはまた歩き始めるのだ。

誰かの夢を背負いながら。



それが、夢請負人としての宿命なのだから。


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では、ボク自身の夢は何か。


カッコよく言えば、

人の夢を叶えることで幸せ感を充足できる。


誰しも幸せになりたいと思いながら、多くの人が不幸を味わう。

日本は、世界の中でも幸せ度の低い国だとされる。


お金や物が人を幸せにするという幻想は消え去りつつある。

では、何が人を幸せにするのか。



それは、


心だ。


自分が起こした行動で、人の喜ぶ顔こそ自分の心を喜ばせる。

その時、幸せだなー、と感じる。


小さな満足感、充足感の積み重ねこそが人生に潤いをもたらす。

なぜなら、一片の幸せ感はそう長く持続しないからだ。


欲しいものを手に入れても、手に入れた瞬間からその満足感は薄れている。


だから、

ずっと幸せでいたいなら、小さな幸せ感を積み重ねていくことだ。



多くの人と繋がりを持つということは、

それだけ多くの夢を実現させなければならない。



一人の人を幸せにできなくて、なんで多くの人を幸せにできるのか。

そう非難する。


人には大きく分けて二通りの人間がいる。


生涯をかけて一人の人を愛し、その人を幸せにすることに一生をかける人間と

出来るだけ多くの人に幸せをもたらそうとする人間だ。



仕事にしてもそうだ。

一つことに打ち込む職人型と

いろんなことに手を出すマルチタイプの人間。



ボクはいずれも後者に当たる。


そして、後者のタイプほど世間に冷たい目に合う確率が高い。


狭く深くか、広く浅くかと言い換えてもいいかもしれない。


生涯一所に住み続ける定住型と、

移動を繰り返す遊牧(ジプシー)型。


ボクは、後者だ。



だからこうしてノマドライフを満喫している。


それがどうも一部の人には気に入らないらしい。


褒め言葉より、悪口、

9人の称賛より、一人の非難の声の方がどうしても高い。


またそれを真に受ける愚か者がいかに多いことか。



多くの善良な人は、控えめで大人しい。

それだけに打たれ弱い。


人は勝者に賛美を送るが同時に羨望を抱く。

敗者には同情するが優越感にも浸る。



闘う相手として一番嫌な相手は、強い奴ではない。

負けない奴なのだ。


勝たないけど負けない。

倒れても倒れても、また立ち上がってくるやつ。


どんな屈強な強者も、そういう粘り強い相手には兜を脱ぐだろう。



ボクは、丘の頂に咲く一輪の花より、

踏まれても踏まれてもまた咲く雑草のような人生が好きだ。



人の悪口を言う奴はなんとでも言え。

言いたいやつには言わしておけ。


ボクは自分の信じた道をひたすら進むだけだ。



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結局ボクの夢はなんなのだ。

やりたいことは山ほどある。


死ぬまで全部を実現することなどできないだろう。

だからとって、諦めることはしない。


そのプロセスを淡々と楽しむだけだ。


生き方としてボクが大切にしているものがある。


それは、



自由だ。


自由であることを最良とし、束縛を嫌う。

そして、自由であるからして、出来ることは無数に存在する。


人がそれをいい加減だとか、無責任だとか呼ぼうとも

ボクは自由であることを尊ぶ。



そしてそれは、孤独であることを意味する。

孤独を恐れ、孤独に耐えられない者はつるむ(hangu out with)だろう。


どこかの組織や団体、会社に属し、時に家族という形をとる。

そして束縛される。


定住型人間にはそれこそが心地いい。

いわゆるComfortable zoneに浸る。



孤高(aloofness)を保つこと。

それ以外に自由を手にする術はない。



【補足】


例え100人を敵に回しても、

自分にはたった一人の強い味方がいる。



それは

自分だ。

自分自身だ。




【蛇足】

自分を否定し、自分を傷つける人がいる。

自傷行為だ。


何も自分で自分を傷つける必要はない。

それでなくても、周りから嫌というほど傷つけられるのだから。


自傷行為をするくらいなら、

自慰行為の方がよっぽどましだ。



さあ、これからどうする!?

2013年07月04日 | 人生
未来予想図をたてて見た。



経営コンサルタントの神田昌典氏のそれは

70年周期説を元に、


・あと10年で会社がなくなる!?

・日本経済は今後さらに落ち込む!?

・政治、経済、環境、文化、技術、軍事など

 あらゆる分野で困難が起こる!?



と主張する。



本当だろうか。


本当かどうかは別にして、


3番目の「政治、経済、環境、文化、技術、軍事などあらゆる分野」ですでに変化が起きていることは確かだ。

それも劇的にである。



問題は、では我々はどうする。

自分はどうする、だ。




「これからどうする――未来のつくり方」

岩波書店編集部発行 ¥ 1,995 単行本(ソフトカバー) 672ページ


を読んだ。

飛ばし読みだが。


目次をみてみよう。



1 私たちは,これから

2 〈3・11〉は終わっていない

3 政治を根底から問う

4 東アジアに生きる,世界に生きる

5 経済・労働・産業をどうする

6 科学・技術の明日

7 文化・芸術のゆくえ

8 家族と教育の将来像

9 私たちの社会はどこへ

10 生き方の新しい形






自分的には、4,8,9,10項目が気になるところだ。


10年後会社が無くなることはないと思うが、

10年後の働き方は変わっていると思う。


言えるのは、

会社が存続していても、会社にだけ頼る時代はとうに終わっているということだ。



かといって、

楽して儲かる的なお手軽金儲けに走るのは言語道断である。


起業して自営(自衛)するなり、組織を立ち上げて共合体制を整えるかだろう。


しかも、世界を、とりわけアジア、中でも東南アジアを視野に入れておかねばならない。






一方、次の本も注目した。


「脱グローバル論 日本の未来のつくりかた」

282ページ 出版社: 講談社



内容解説は以下の通り。


競争社会?グローバリズム?はぁ?ヒトはカネのためだけに生きてるワケではない。

追い立てられるからこそ、立ち止まって考える“脱力市民生活”のヒント。

「ポストグローバル社会と日本の未来」をいかに築くかという、

今の日本がもっとも考えなくてはならない


これら一連の「逆風」が日本におけるグローバル化趨勢が方向転換する歴史的な「転轍点」になるのかどうか、

ただの挿話的出来事で終わるのか、それはまだ見通せません。


でも、この20年日本を覆ってきた「支配的なイデオロギー」に対するある種の不安と倦厭感が国民の間に、

ゆっくりではありますけれど、拡がりつつあるようには感じられます。


この本は2013年7月の参院選の直前に発行される予定です。

選挙で、グローバリスト=ナショナリスト的政治勢力に対する有権者の信認がどれほど減るのか、

それとも支持率はこれほど国外からの批判があっても高止まりしたままなのか


目次

第1回 グローバル社会VS.国民国家のゆくえ
・お金の話ばっかりするのは、もうやめよう
・競争原理は人間を成長させるか
・「リベラル・ナショナリズム」が国民国家を支える
・「社会の役に立ちたい」若者、急増中 ほか

第2回 おじさんと若者たちの対話
・ポストグローバルへ先んじるは日本
・年収200万円でも幸せに生きられる
・超資本主義社会から逃れるためには
・意外と共感し合う20代と50~60代 ほか

第3回 衆院選直前! 「政治」について考えよう
・内田流「政治家を選ぶ判断基準」
・新自由主義者たちの嘘
・メディアはなぜ「巨大な敵」を作りたがるのか
・ジャイアンとスネ夫の日米関係 ほか

第4回 新しいジモト主義が日本を救う
・TPPの正体は「アメリカの国内産業保護政策」
・橋下氏をきちんと分析する
・痩せ細っていく社会の「中間領域」
・大阪の町で学んだ「居場所」の作り方 ほか




いずれにせよ、

人任せにはできない問題だ。


自分で考えて、自分で行動に移すしかない。





参考文献

Generations: The History of America's Future, 1584 to 2069 [ペーパーバック]

¥1,700


10年後の戦略思考

¥1,575