ヘンリールソー「森の生活」を読み直してみた。
いわゆる元祖「ロハス(LOHAS= Lifestyles of Health and Sustainability )」。
(「健康と地球環境」意識の高いライフスタイルのこと)
150年前、彼はこう綴っている。
「僕が森へ行ったのは思慮深く生活して人生の本質的な事実とだけ面と向かい合いたかったし、
人生の教えることを学べないものかどうか確かめたかったし、
死ぬときになって自分は生きていなかったなどと思いたくなかったからだ」――
これは現代社会において、今ボクが吐いてもしっくりくるだろう。
時代も違う、
森の生態系も変わり、
自ずと森の中の生活も変化した。
だが、自然の趣と営みは今も昔も変わらない。
安らぎと癒しをもたらす一方、
その厳しさも教えてくれる。
森の中の暮らしを始めて約20年、
(その前は15年間の大草原の暮らし)
もともとあった木(桃の木、カキの木、ザクロの木、栗の木、ケヤキ、桜などなど)に加え、
苗木で植えた桜や桃、ケヤキが大きく育ち家の屋根にかぶさるようになった。
3年ほど人に貸し、
放置してたために伸び切っってしまったのだ。
基本的にボクは自然をそのまま残したいために、
最小限にしか枝打ちはしない。
だが、屋根まで伸びた枝は切らなければ
家が傷むし、
屋根に設置しているソーラーパネルにも悪影響を与える。

(before)木陰は作ってくれるが・・・
意を決して梯子をかける。
それでなくても高所恐怖症なのに、
チェーンソー片手によじ登る。

悪戦苦闘の末やっと切り落とす。
本当は忍びない気持ちでいっぱいだ。

(after)やっと空が見えた
太枝は暖炉に、細い枝は焚火に使える。
命あるもの、有効に活かしたい。
定期的に下草も切らねばならない。
自然暮らしは体力が勝負。
それに、危険がいっぱい。
怪我をしては何もならない。
(かすり傷はつきものだが)
特に骨折は致命的だ。
用心するのは当然だが、
万が一のためにも骨を鍛え、筋肉を鍛える。
自然の中の暮らしは、
多くの恵をいただくと同時に、
脅威にさらされることも多々ある。
恩恵をあやかり、調和を図る。
特に日本人は、
自然を克服するより、調和を図り同化(一体化)することを望んだ。
古来から、
精霊、霊魂、神様が自然の中に宿るというアニミズムの思想を持っている。
だが、西洋思想が入り、機械化が進むと
破壊するようになった。
今その付けは大きな災害となって襲い掛かっている。
そして、心の病となって人々の身体の内部を蝕んでいる。
本来、人間も他の動植物と同じく自然の一部なのだ。
やはり自然体でストレスフリーな生活を望むなら、
自然の法則に則って暮らすことだ。
自然をないがしろに、
自然を甘く見るととんでもないしっぺ返しが待っている。
いわゆる元祖「ロハス(LOHAS= Lifestyles of Health and Sustainability )」。
(「健康と地球環境」意識の高いライフスタイルのこと)
150年前、彼はこう綴っている。
「僕が森へ行ったのは思慮深く生活して人生の本質的な事実とだけ面と向かい合いたかったし、
人生の教えることを学べないものかどうか確かめたかったし、
死ぬときになって自分は生きていなかったなどと思いたくなかったからだ」――
これは現代社会において、今ボクが吐いてもしっくりくるだろう。
時代も違う、
森の生態系も変わり、
自ずと森の中の生活も変化した。
だが、自然の趣と営みは今も昔も変わらない。
安らぎと癒しをもたらす一方、
その厳しさも教えてくれる。
森の中の暮らしを始めて約20年、
(その前は15年間の大草原の暮らし)
もともとあった木(桃の木、カキの木、ザクロの木、栗の木、ケヤキ、桜などなど)に加え、
苗木で植えた桜や桃、ケヤキが大きく育ち家の屋根にかぶさるようになった。
3年ほど人に貸し、
放置してたために伸び切っってしまったのだ。
基本的にボクは自然をそのまま残したいために、
最小限にしか枝打ちはしない。
だが、屋根まで伸びた枝は切らなければ
家が傷むし、
屋根に設置しているソーラーパネルにも悪影響を与える。

(before)木陰は作ってくれるが・・・
意を決して梯子をかける。
それでなくても高所恐怖症なのに、
チェーンソー片手によじ登る。

悪戦苦闘の末やっと切り落とす。
本当は忍びない気持ちでいっぱいだ。

(after)やっと空が見えた
太枝は暖炉に、細い枝は焚火に使える。
命あるもの、有効に活かしたい。
定期的に下草も切らねばならない。
自然暮らしは体力が勝負。
それに、危険がいっぱい。
怪我をしては何もならない。
(かすり傷はつきものだが)
特に骨折は致命的だ。
用心するのは当然だが、
万が一のためにも骨を鍛え、筋肉を鍛える。
自然の中の暮らしは、
多くの恵をいただくと同時に、
脅威にさらされることも多々ある。
恩恵をあやかり、調和を図る。
特に日本人は、
自然を克服するより、調和を図り同化(一体化)することを望んだ。
古来から、
精霊、霊魂、神様が自然の中に宿るというアニミズムの思想を持っている。
だが、西洋思想が入り、機械化が進むと
破壊するようになった。
今その付けは大きな災害となって襲い掛かっている。
そして、心の病となって人々の身体の内部を蝕んでいる。
本来、人間も他の動植物と同じく自然の一部なのだ。
やはり自然体でストレスフリーな生活を望むなら、
自然の法則に則って暮らすことだ。
自然をないがしろに、
自然を甘く見るととんでもないしっぺ返しが待っている。