【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

「天に声あり、人を介して伝わしむる」~JNN報道特集2017/07/01~

2017-07-01 19:20:27 | 政治・文化・社会評論
 驚いた。
東電内部で「巨大津波の試算と津波防止の堤防建設の具体プラン」が検討されていた。文科省管轄下。それを長期的なものだからと否定したのが、内閣府。ニュースキャスターも「デュジャブ感覚がします。加計学園問題と似た構図ですね」とおっしゃった。内閣府の国政破壊は、福島原発対策に関わっている。


                   櫻井智志


Ⅰ:「特集① 香港返還20年」

中国は、八路軍が通ったあとはゴミひとつ落ちていないと言われた。文化大革命や天安門事件を経て中国も激動の歴史をたどっている。だが貧しい者に生活を保障し、自由と民主主義を擁護する理念とは隔たっている。広大な領土。秦の始皇帝と今の周主席と行政は進歩したのか。

イギリスから返還された香港。資本主義から社会主義への返還であるが、政治的民主主義はどうだったか。中国の社会構成体は民主主義を導く土壌でなく、専制主義と対応するものではなかったか。資本主義自身が資本主義を改革する動きを生み出す。米ロ同様中国の課題も大きい。

香港と中国。中国と日本を対比するとどうか。実際に香港に四年間住んだ日下部さんの前半十年と後半十年の相違のレポートを聴いて納得することができた。香港、台湾、韓国などアジアの地域や国々の現実をもっと直視する必要を感じた。



Ⅱ:「特集② 東電旧経営陣は津波を予見できたのか」

福島原発を起き東京で十万人市民集会が開かれた。福島の住民としてあいさっされた女性の演説は、参加者の胸に響き心に共感をよぶ素晴らしい演説だった。それが武藤類子さんだった。前橋地裁は2008年3月の津波の予見を認めた。高裁最高裁の劣化が心配だ。地裁の尊重を。

福島原発を起き東京で十万人市民集会が開かれた。福島の住民としてあいさっされた女性の演説は、参加者の胸に響き心に共感をよぶ素晴らしい演説だった。それが武藤類子さんだった。前橋地裁は2008年3月の津波の予見を認めた。高裁最高裁の劣化が心配だ。地裁の尊重を。

東電自らが行った巨大津波の試算が行われていた。しかし、その対策を実際に行わなかった。嶋﨑邦彦東大名誉教授は「過ちは繰り返される。過ちを改めるまで」と意義深い発言を行った。武藤さんも「本当に良心に従っているのでしょうか」と東電元三幹部の発言にコメントした。



 驚いた。
東電内部で「巨大津波の試算と津波防止の堤防建設の具体プラン」が検討されていた。文科省管轄下。それを長期的なものだからと否定したのが、内閣府。ニュースキャスターも「デュジャブ感覚がします。加計学園問題と似た構図ですね」とおっしゃった。内閣府の国政破壊は、福島原発対策に関わっている。