【現代思想とジャーナリスト精神】

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2017/11/29 本日未明、北朝鮮のミサイル発射訓練はどんな意味をもつか?

2017-11-29 16:34:42 | 政治・文化・社会評論
本日未明、北朝鮮のミサイル発射訓練はどんな意味をもつか?


櫻井 智志



米国政府と追随する安倍政権は、世界の国際世論である核兵器防止条約、危機的な環境悪化に歯止めをかけるパリ協定に不参加をとり続けている。北朝鮮に近い近海では米韓・日の軍事演習を続けてきた。米国は原潜や核兵器潜水艦を派遣している。本日未明、北朝鮮のミサイル発射訓練はどんな意味をもつか?


自民党政権は、北朝鮮の軍事行動を政権浮揚の最大の武器として衆院選で勝利した。今や北朝鮮の外交策を武器に安倍政権は国内政治の失政や自らの利権政治への国民の批判をかわす最大の手段として巧妙に悪用し国民に不安感を高めさせている。北朝鮮と日本国内政治とは別だ。安易な直結の日本軍事化は否。

トランプ大統領は、米国民の支持も持たない。政策の失敗は目を覆うばかりで、トランプ追随は安倍晋三1人くらいだ。米国政界には議会制民主主義の伝統も、ジェファーソン、リンカーンらのもう一つの民主主義の蓄積もある。トランプの腰巾着の安倍氏の軽挙妄動と大手マスコミ。日本の針路を破滅に導く。


北朝鮮の核兵器は肯定できない。しかし世界の大大国は核保有により大国主義を維持。世界的悲願の核兵器防止条約にも背を向けている。米国や中、ロなどが核兵器を廃絶すれば、北朝鮮は変わる。核兵器を持たぬイラクなどが、核兵器保有の疑いで大国の軍事侵略を受けた事実が、北朝鮮政策の根本にある。


結論を言おう。
安倍政権はトランプ大統領と共に、北朝鮮への恫喝と不安の表現でもある軍事政策を最大限に利用し、世界軍事主義をぱらまいている。日本のマスコミは事実を勇気をもって伝え、安倍晋三の手先となることは日本崩壊の水先案内人にしかならぬことを肝に銘ずるべきだ。トランプは任期を全うし得ない。