【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

【日本歳時記2019.5.18】~TBS報道特集  櫻井 智志

2019-05-18 22:12:19 | 政治・文化・社会評論




高齢者運転事故を教訓として、「過疎地や交通の手段をもてない高齢者の交通システム作りを」と提言。事故の報道のみでなく、事故をいかに社会システムとして防ぐかを深く考えた「報道特集」だ。



自民党宏池会は、護憲の保守本流(田中秀征氏)だ。だが「加藤紘一氏の乱」以降、谷垣専一氏は総裁として健闘。宏池会岸田氏は安倍内閣に融解して殆ど素存在感ゼロ。安倍総裁に自分の反対意思も表明できないで、総裁になってもピノキオ流の操り。自己保身のみでは総理の契機は訪れない。




高齢者の運転による交通事故3点。

❶被害者の心と生活費の暮らしぶりへの対策は社会的問題。

❷日本各地の交通網年齢構成などをもとに、年々増加する個々の高齢者の交通手段を、自治体や国家の対策政策で早急に検討具体化を。
 
❸企業は高齢者運転に見合った自動車技術開発を。




国立長寿医療研究センターの研究は画期的だ。「運転するひとはしない人よりも、痴ほう症になるひとが40%少ない」。その事実と具体的運用の間には、「媒介項」が必要であるが、偏見には一定の意味をもつ。取材した膳場キャスターの「見た目と運転技術とは別」という指摘には同感だ。




無期懲役囚は相当重い犯罪と思う。
だが冤罪の人々の存在も忘れまい。老境に入った人々は重い疾病に罹患しやすい。
「罪と罰」は、それ自体が思想であり、世間のひらかれた地域化と行政の人間さの課題へ連なる。

刑期を終えた人々の矯正生活施設管理に、刑務官を退職した祖父夫婦が「有隣会」管理人を務めていた。
食事も宿泊も含め、昼間は勤めに出る。
穏やかなひとが多く、争いごとも目立たず小学生の私は昔泊まりに行った。
人々の偏見とは無縁な生き方を見ていたことが、私の人生観に良き影響を与えてくれた。