世界経済フォーラム(WEF)では、世界各国(今年は136か国)の貿易競争力についてのレポートを発表しています。11月30日に2016年版が公表されました。
カンボジアの順位は98位と前年の102位からランクを若干上げています。周辺諸国では、マレーシア37位(前年38位)、タイ63位(72位)、インドネシア70位(74位)、ベトナム73位(87位)、フィリピン82位(81位)等となっています。1位はシンガポール(前年も1位)で、日本は16位でした。
カンボジアの良い点としては、特恵関税制度の享受等により、海外市場アクセスは世界で5位の高得点です。また、今年、世界貿易機関(WTO)の貿易円滑化協定を批准したことも評価されています。輸入に際しても、関税を大幅に引き下げてきており、44.6%の品目が無税となっています。他方、非効率な手続きが課題で、過剰な提出書類や国境での非効率な手続き、手続の不透明性等については、厳しい評価を受けています。また、インフラの整備や知的所有権についても課題とされています。
このランキングでは、国際的な競争が厳しく、カンボジアはなかなか上位に上がってくることができていません。各種手続きの改善・改革は、着実な実施だけでなくその実施スピードも重要となっています。
(写真は、日本の支援で整備されたシアヌークビル港コンテナターミナル)
世界経済フォーラムのサイト(英文です)
http://reports.weforum.org/global-enabling-trade-report-2016/
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カンボジアの順位は98位と前年の102位からランクを若干上げています。周辺諸国では、マレーシア37位(前年38位)、タイ63位(72位)、インドネシア70位(74位)、ベトナム73位(87位)、フィリピン82位(81位)等となっています。1位はシンガポール(前年も1位)で、日本は16位でした。
カンボジアの良い点としては、特恵関税制度の享受等により、海外市場アクセスは世界で5位の高得点です。また、今年、世界貿易機関(WTO)の貿易円滑化協定を批准したことも評価されています。輸入に際しても、関税を大幅に引き下げてきており、44.6%の品目が無税となっています。他方、非効率な手続きが課題で、過剰な提出書類や国境での非効率な手続き、手続の不透明性等については、厳しい評価を受けています。また、インフラの整備や知的所有権についても課題とされています。
このランキングでは、国際的な競争が厳しく、カンボジアはなかなか上位に上がってくることができていません。各種手続きの改善・改革は、着実な実施だけでなくその実施スピードも重要となっています。
(写真は、日本の支援で整備されたシアヌークビル港コンテナターミナル)
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